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【○○なのだ!】決める/Voicy山田崇ラジオ#194

2023/01/20
Voicy山田崇ラジオ#194
【○○なのだ!】決める
話し手:山田崇さん 島田龍男さん
書き手:石井恵里

山田崇ラジオnote | 文責 殿脇菜央さん

山田崇さんProfile


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島田龍男さん:
昨日遅くまで飲んでいたので眠いですね。今日健康診断だから、やることがあるなと思って資料を探しています。健康診断受けるのが4年、5年ぶりなので自分の体調をみながら健康的になりたいと思いますね。

山田崇さん:
火曜日辺りから左上の歯が痛くて、痛み止め飲まないと過ごせないですね。ちょっと歯が痛いとパフォーマンスが落ちますね。あと痛み止めで口の中が口内炎で荒れていますね。


山田さん:
「あなたにとってキャリアのリスクとは何?」というテーマについて考えてみたいです。
NewsPicksの1月17日のテーマになっていたんだよね。「スタートアップ的キャリア戦略」の発売に合わせてこのテーマが取り上げられました。私は「挑戦しないこと」をタイトルにして書きました。何でリスキリング、リカレントしなきゃいけないんだろう。

島田さん:
私はリスキリング・リカレントしなきゃいけないとは思っていないですけど。何かやっていたら不安が解消されるからじゃないでしょうか。

山田さん:
「Re」が付く言葉だけど、学び続けている人にしたら違和感がある言葉かもしれないですよね。

島田さん:
世の中に適応し続けることは普通ですからね。

山田さん:
心地よい状態にいることは安心安全だけど、世の中が変化しているのに快適なビルの中にいると今変えなければいけない課題に気付けないんだよね。特に地域は人口減少が都市部よりも早くて、環境が大きく変化しているんだよね。地球全体では環境問題が深刻になっていて、海や森林に関わっている人たちは危機を感じていても現場に行かなければ分からないんだよね。だからコンフォートなところにいると危険なんだよね。

ポートフォリオキャリアの実践。現場に行って、まずいな、なんとかしなきゃという課題を見つけたときも、本業ではできないから、とキャリアパーソンはあきらめてしまうことが多いけど、副業として始めればいいんじゃないかなと思って。

それが人生百年時代のリスクの回避になるんだよね。もちろん家族を守るために仕事をしなきゃいけないという視点はあるんだけど、世界で起きていることに気づいてしまったという何とかしたい、っていう動機が大事なんじゃないかなと思っているんだよね。「挑戦し続けることが人生百年時代の中で自信をもって人生を選べることになります。」

ポートフォリオキャリア
「複数の仕事を掛け持つ働き方」「複数の肩書きを持つキャリア形成」を実現したワークスタイル

本業+副業はもう古い!?新しい働き方「ポートフォリオキャリア」とは

2015年から「地方創生」という言葉が出てきたときのことにも似ているなと思って。塩尻市では、先輩方が既に知の交流をしていたりとか、信州大学と共同研究を通して「知恵の地」というブランドを想像したりして。国が「地方創生」という定義をしてくれれば国が交付金、補助金として支援してくれるようになるんだよね。だから定義されたときに自分たちがやってきたことを「地方創生」として申請できるようになるんだよね。
だから「リカレント・リスキリング」も定義されて交付金が付くようになったけど既に始めている人たちは改めて始めなおさなくても自然に流れに乗れると思うんだよね。でも龍男が指摘したようにリスキリング・リカレントってやらなきゃいけないことかっていうと、それだけが正解じゃないんだよね。新聞に載っていること全てが正しい事じゃないから。小学校から高校までいかに正しい選択をするかが重視されているからね。

「○○なのだ!」として自分の知的好奇心に従って行動してみることを私自身大切にしていて。まさにVoicyなのだ!も反転学習、時報などやってみたいと思うことに挑戦しているんだよね。

ある企業の新規事業開発プログラムがあって、社外の人も参加できるようにNPOを作ることになったんだよね。私が3年間講師として関わってきたからそのプログラムに関する撮影をしたんだよね。
私はその撮影の時に「決める」を連呼していたんだよね。前例がなくても自分がやると「決める」とか、仮説を立ててやると「決める」とか人生を自分で選択しようと「決める」とかね。主体的・自立型人材って言われるけど、「決める」ってすごく勇気がいるんだよね。一人でやると難しいけど、誰かと一緒に挑戦するとうまくいかなかったときもまた戻って挑戦できたりとか。私も「○○なのだ!」って言って小さく「決め」ようとしていたのかもしれないね。
誰かが決めたことを「はい、かYes」で応えるスーパーフォロワーとしての役割を担ってきたけど、決めることに意識が向き始めたのかもしれないね。昨年転職すると決め、gaccoに行くと決めたんだよね。私結構慎重になってしまうんだけど、色んな知識とか経験が蓄積されてきた中で変化しようとしているのかもしれないね。
二者択一の選択とか、自分のスタンス「無計画計画」を決めるとかいろんな「決める」があると思うんだけど。私の場合、何か選択をするときに国分巧一郎さんの「中動態」フレームを使って決めることを決めたってことですね。国分浩一郎さんの講演を聞いたときに「自立とは依存先が多いこと」という言葉にはっとさせられて。自分で決めることの恐れってすごくあると思うんだけど。でもこれじゃないんだろうなと思ってもやらないと分からないから行動に移そうと意識していて。


Check out

島田龍男さん:
リスキリングを何でしなきゃいけないのかってことが自分の中では最初に引っかかる点ですね。リスキリングをすることがリスク回避に繋がるという視点だとは思うんですが、それがしなきゃいけないこととして百年続くのはしんどいですよね。

山田崇さん:
能動と受動の対比ではなく、能動と中動の対比だったんだってことに改めて気づきがありました。人間は学ぶことは楽しいということが前提になれば人生百年は楽しいと感じられるのかな。共に学ぶ中で色んな選択肢を知れるし、自分が決めてやってきたことを話せるとそれも誰かが楽しんでくれる違いになるのかな。辛いとか、やらなきゃいけないと思うリスキリング・リカレントは自分も提供したくないなと思いましたね。


関連リンク

【国分巧一郎「中動態の世界」】

【スティーブン・R・コーヴィー「7つの習慣」】


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