見出し画像

Seeing is believing

気が付くと何時もより多めに喋っていた。それは花粉のせいか、それとも無意識に緊張していたのか、喉は乾きを覚えマイクを通した自分とゲストの声は、周囲の雑音を含めてモニターヘッドホンを通して耳に響く。これぞライブ収録。
帰ってきた日常の片鱗を感じざる得ない人の多さと熱気、これは2016年18年の調査で”魅力的な街、遊びに行きたい街”においてダントツの最下位を記録(リンク先P3を参照されたい)した街、そう名古屋で開催されたサイクルスポーツデイズ。

画像1

各ブースが軒を連ねる中、Raphaブースは他のブースに比べ一際大きなルイゾン(移動販売車)を携えて会場北側の角、メインステージの対角線上に設定されている。冬の寒と春の陽気の両面を感じる気候の中、私は2日間にわたって行われた出店に沿う形でPodcastオーディオトークショーとして公開収録を行った。

画像2

自慢げにハードケースから取り出した最新機材のZOOM Podtrak P8は最大8ch入力を可能、マイク入力からトラックダウンした音源をLR出力することで会場へスピーカー出力を可能とした、現場でその機能をいかんなく発揮する素晴らしいレコーダー兼ミキサーだ。正直言って購入してから暫く収録では初期機材のP3で十二分事足りてしまっていたため活躍の場は少なかった、しかし今回のような屋外公開収録の場に合わせて、2〜3エピソード前の収録から積極的にP8を活用しノウハウを構築、当日に備えた。

画像3

ゲストである辻啓は自転車界隈であれば知らぬ人はいないだろう程度には有名なフォトグラファーでサイクリスト、ひとつトピックを投げれば10は返ってくる、その有り余る知識の中から、その場の空気感に一番フィットする話題を瞬時に引き出してくるのは関西人の性分なのかMC側としてもありがたい。また、その辺りを考慮してのブッキングであったのだろう。初日が終わり早々に東京へ移動し別件の仕事をこなした辻啓は、翌日早朝には再び名古屋に戻ってきてトークを繰り広げるバイタリティの化身。

Raphaブースも2020年11月に開催されたサイクリングミートアップ瀬戸以来の東海圏上陸ということで多くの人が足を運んでくれた。個人的にもアフターコロナ感の中でのイベントとあって、久々にお会いする方ばかりで非常に楽しく過ごせた。
日常と言うものの大事さを再確認することのない日常が一番望まれるが、今回のように面着で会えるというのは、SNSが一般化した今こそ、イベントの重要性を感じ、その場で”話・収録・共有”を行うということの素晴らしさを感じた2日間だった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?