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苦い予感と金の纏

嫌な予感は的中する。
まさかと過ぎった思いが現実になる恐怖とはまさにこのことか。


中日ドラゴンズ 4 - 7 横浜DeNAベイスターズ
勝利投手ベイスターズ 三嶋 (3勝0敗0S)
敗戦投手中日 鈴木 (0勝1敗0S)


今期バンテリンドーム観戦初戦の4/29。
名古屋に家があれど東京赴任中の身としては遠征観戦となるバンテリンドーム。お世話になっている方に頂いたチケットは昇竜デーということもありユニフォーム配布日でドーム中が金色のユニフォームに染まっていた。
もちろん選手も同じデザインのユニフォームを纏い、一体感は高まりビジターの横浜に申し訳ないぐらいの盛り上がりだ。そしてドームは完売御礼となっている超満員での試合。

侍JAPANの試合と同じぐらいの観客数

珍しく1回裏から打線が繋がり中日が1点を先制。先発の松葉は毎回ランナーを出すも要所を締めてゲームを進めていくが、見ている方は気が気じゃない。
3回に1点、5回に1点と言う内容で、球が荒気味だったのは誰の目にも明らかであった。WBC組の横浜牧が不調なのが救いで4番で打線が切れる為、なんとか5回2失点で降板。
勝利投手権利を得られない場面での降板は、立浪監督及び落合ピッチングコーチとしての判断だろうが、この判断が裏目に出た。

まさに悪夢のような6回表横浜の攻撃。
リリーフで上がったのは鈴木博志。1アウトを取るところまでは良かったが、死球からの連続四球で1死満塁で降板、いったい何しに来たんだ。
変わってマウンドに上がった谷元も大不調で荒球の連発。一気に5点を献上し逆転され4-7で敗退。

砂本や橋本は綺麗に抑えたが、鈴木はそもそもリリーフ登板までの準備ができていなかったのか、さらには谷元もまさかの大炎上が起こるとは思えず、準備が間に合わなかったのだろうか。

意外と悪く無い2023昇竜ユニフォーム
ただ、ゲームの印象が最悪だった。

4−2と2点差ゲームであったために楽観視し、連投が続く祖父江や勝野を休めせたい思惑があったのかもしれない。今思えば4/27の広島戦で延長12回までを田島-勝野-祖父江-マルティネス-鈴木-砂田と継投して負けた、あの試合から中継ぎの綻びが始まっていたのかもしれない。
ここに来て清水の故障と、話にも出したくないが裏切り者ジャリエルの穴が響いてきていることは間違いないだろう。

横の席の観客が「ドームで勝ち試合見るに久しぶりー!」と喜んでいたのを聞いた直後の大炎上。中日投手陣だって完璧ではないのはわかっている。しかしその隣の観客カップルだが、6回表悪夢の大炎上を境に一気に雰囲気が悪くなったのは言うまでもない。

これが野球だということは十分に理解しているつもりだ。
しかしながら、この状況下で試合後の立浪監督のインタビューにおいて打線は変えるつもりはないという旨の発言において、打率1割5分4厘3失策のアキーノを使い続けるという話が出たり、調整でファームに行っているビシエド、調子の良い鵜飼などを上げることも匂わせないのは監督としてどう考えているのだろうか甚だ疑問である。

8回でゾロゾロと帰ってしまう観客。
それによって空席が目立ち出す。

プロ野球は情報戦であり、手の内を見せたくないのは十分に理解する。しかし状況がチームワースト記録に近しいこの状況で、次なる一手が見えもしない事はファンとして非常に歯がゆい思いである。

次戦は5/13に行われるヤクルト戦、再び神宮球場に参戦予定。
これからの中日ドラゴンズの奮起に期待したい。


※5/1にアキーノ・ブライト・味谷の3選手登録抹消が発表されました。
5/2に浅山・ビシエド・伊藤の3選手が1軍登録されました。(なぜ鵜飼がいない?)
あのインタビューは何だったんだ、不信感は募るばかり。

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