見出し画像

鹿児島旅-ラスト-

「旅の醍醐味は朝にある」
振り返ればとても濃密な1日だった。
朝家を出る時には想像もしなかった
人との出会い、そして、風景や食を
味わった。

旅のラストとなるこの日は
朝7時前に起きてまずは大浴場へ。
この露天風呂からは桜島が一望出来る。
この日も快晴で、露天風呂に入ると
桜島の背中から太陽が覗いている。

活火山ということもあり、昨日は
桜島の生命力というのを実際に肌で
感じたのだが、太陽を背負っているその姿は
生き生きとしていて、パワーをもらえるようだった。
眩しい太陽の光に目を細めながら
炭酸水素塩泉のお湯に癒され、
ゆっくりと自分の体にエネルギーが
注入されていくのを感じだ後、
朝食会場へ。

「ホテルの朝食はパラダイス」
泊まったホテルの朝食はビュッフェスタイルで
自分の好きなものを好きなだけ食べられる。
日本のホテルの朝食は和食と洋食の
コラボレーションが見事でいつもバランスに
迷う。それに加えて鹿児島名物も朝から
スタンバイ。

豚しゃぶ、さつま揚げ、鰹のサラダ、カレー、
黒豚肉かけ、フレンチトースト、、、
どれも美味しそうだ。
悩みながら選んだのは

もずく、豚しゃぶ、しらす、黒豚肉かけ、シャケ、
などヘルシーな朝食

こんな感じ。鰹節に卵かけご飯、美味しかった!
予定よりも早く行動して10時くらいには
鹿児島中央駅へ。
この日は観光列車「たまて箱」で指宿まで向かう。
1日往復3本運行している特急列車。
普通列車で行くと1時間半くらいかかるが、
特急は50分程度。
11:56発なので、2時間近くある。
まずはお土産を買う。

焼酎や父から頼まれたホンガレノ鰹節、、、
あれ、変換が。
カタカナだと「ダレノガレ明美」さんみたいに
なってしまう。
違う、「本枯れ節」をゲットしたり
(ちなみに
「ほんかれ」と打ったらボンカレーと出てたよ)
弟に焼酎と黒豚、事務所や番組スタッフにも
色々と選んだ。

お土産はもらうのも嬉しいが、
買うのも好きだ。
あげる人のことを想像していると
知らないうちにその人との距離感を
客観的に知る事も出来る。
日頃の付き合いのバロメーターにもなるなー。

さて、どうやら時間だ。

おおー!白と紺のハーフ&ハーフ。
SIAのヘアスタイルを彷彿とさせるカラーリング。
玉手箱をイメージしたらしく、
シューシューとスモークが乗り口のところから
出ている。
乗ったらお爺さんになっちゃうのイヤだなー

鹿児島中央駅から揖宿まで南下して行く。
海沿いを走るルート。

車窓のすぐ近くに海

水平線が綺麗。

指宿と言えば「砂蒸し風呂」が有名だが、
今回の目的は
錦江湾に浮かぶ無人島、知林ヶ島。

この島を繋ぐ800メートルほどの
砂の道が出来るらしい


大潮、または干潮時に現れる砂州を渡り
知林ヶ島へ行けるという。

日本のモン・サン・ミシェルとも言われる
この砂州は「チリリンロード」と名付けられ、
ここでChillin’ Sundayのちょっとした
ボイスメモを録ったら面白そうだな、と思って。
しかも、3月から10月までしか砂州は
出現せず、ちょうどこの日が2022年の
ラストロードだった。

電車に揺られ
(いや、まさに揺れる)
指宿駅に到着

駅の観光インフォメーションで
知林ヶ島への行き方を尋ねる。

「知林ヶ島?ちりりんロードは渡れないよ」

え?

「この間の台風の影響で渡れなくなった。
まだ復旧してないから行っても無理だよ」

なんと、、、
予想だにしない展開。
少し悩んだが、まぁ砂蒸し風呂があるし、
入って帰ろう。
急な予定変更には普段から慣れている。
生放送なんて何が起こるか分からない現場。
よし、切り替えて砂蒸し風呂へゴー!

指宿駅からタクシー、またはバスで

以前、大分の温泉街で体験したことのある
砂風呂。
しかし、ここは海の側。
地熱で温められた重い砂を体に乗せられて行く。
砂をかけられる度に「ウッ」と声が出るくらい
軽いボディブローのようだ。

砂に埋められた体は徐々にジワーッと
温まって来る。
低温調理されてる気分になる。
10分ほどで砂から出る。
気分は蘇るゾンビ。

温泉で砂を落とし、さっぱりする。
海風に吹かれながらボーッとする。

この砂浜から湯気が出ていた。
すごいな。マグマの寝息を感じるようだ。
砂蒸し風呂の後は指宿駅に戻り、
ビール。最高‼︎

今回の旅ではフィルムカメラでも
色々と撮影したので
また今度。
ビールを飲んでいたお店の猫。
堂々とした姿は主そのもの。

さて、帰りは1時間半かけて鹿児島中央駅へ
戻るか。15時かー。
17駅停まるらしい。
時間勿体ないけど、仕方ない。
駅に向かうと、特急列車、たまて箱がいる!

はっ!もしかして、上りの列車に間に合うか⁈
ダッシュで窓口へ。
ラッキーにも一席空いていた‼︎

早起き&温泉で帰りは爆睡。
気がつけば鹿児島中央駅。

鹿児島、最後のミッション、
黒豚とんかつを目指してお店へ。

鹿児島にはとんかつの名店も沢山あり、
悩んだけど王道と言われる「川久」さんへ。

黒豚ロースカツを頼む。
瓶ビールが合うねぇ。
続々とお店に人がやってくる。
大人気店。期待がさらに高まる。

ドーン!来たよー!

なかなかのボリューム。
とんかつはどこから食べる?
端?それとも真ん中?

端から行っちゃう。
ソースは3種類。
ソース、しょうゆだれ、ゆずみそ
それぞれ味を楽しめる。

お腹もいっぱい。
思い出も沢山。
一泊二日という短い時間ながらフルに活用した
旅。
まだ見所も美味しいものも沢山あるので
また行きたい。

長い文章で読みづらいのに最後まで
ありがとうございます。
久しぶりに文章を考えながら書くのも
良いですね。
良かったらインスタの方には
他にも写真と動画があるので見てみて。

フォローもよろしく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?