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Bリーグ沼に首まで浸かった件(2018-19シーズン観戦雑感)(1)

 2019年5月11日と12日にポストシーズンファイナルとB2B3入れ替え戦が、そして数日後に15日に年間表彰のアワードも行われ、Bリーグの2018-19シーズンの全日程が終了しました。

 横浜アリーナで行われたBリーグチャンピオンシップファイナルは千葉ジェッツふなばしとアルバルク東京の対戦。両チームのブースターさんたちやアリーナを盛り上げている演者さん(チア・キャラ・MC陣)たちが声援を送り、その声援を背負った両チームのをファインダー越しに見て、はじめて踏み入れたファイナルの会場は演出から空気感やらがちょっとすごいなと。

 序盤からアルバルク東京ペースの中、ただでは終わらせない千葉ジェッツ船橋の猛追。一時も目の話せない展開の末、アルバルク東京の勝利で18-19チャンピオンが決定。初めて体感した歓喜と悲哀はまた見届けたいなと。特定チームを応援しているわけではない、もっと言えば軸のない人ではありますが、ファイナルの行われている場にまたいたいなと心から思いました。

 翌日は今シーズン唯一の入れ替え戦、東京八王子ビートレインズと越谷アルファーズの試合が同じ場所で。ファインダー越しに見える風景の差が人の多い少ないじゃなく、なにかこうすごいなぁと感じながら、こちらも来シーズンもなんとかこの場で見届けられたらいいなと2018-19シーズンの私自身のBリーグ観戦を締めくくっていました。

 今回はそのプロバスケットボール、Bリーグの2018-19シーズンの個人的な総括を行っていこうと思います。


■観戦数

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 2017-18シーズン途中に初めてBリーグを観戦し、来シーズンはもっと力を入れてバスケを見てみたい、色々なアリーナに行ってみたいと思いながら開幕を迎えたのですが……。。

 2018-19シーズン 44試合(前年14試合。増加率314%)

 今シーズンは明らかに観戦数が増えたなと思いながら遊んでいましたけども、ここまで増えてていたのは自分自身予想外。その昔、大変お世話になったゲーム関係の師匠(プロのシナリオライターさん)に「好きになったら最強(白鳥なぎさ)」という言葉を教えていただいたんですけど、その言葉をバスケでも地で行く観戦数になりました。

 平日はサラリーマン、土日はコミュニティエフエムで番組を担当している中でここまで観戦数が増えたのは、うまく日程がハマったというのもありますけど、放送関連の皆さんの理解と「生のアリーナで色々を見たい、感じたい、残したい」と気持ちが強かったというのが一番大きいです。

 特定の応援チームを作らず、Bリーグを1,2,3と箱で推していくのはプロ野球を見ていたころも同じ。ただ……前年比300%超えするとは正直思いませんでした。そりゃあカードの引き落し金額エグくなるわとしか言いようがありませんね。

■踏破アリーナ

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 ボランティアスタッフではありますけど、放送に関わっている上で、自分の言葉で伝えるのに見てないものを伝えるのはなんだかなって思っているので、実際に足を運んで、運んだ先で見てきたものを伝えていきたいと北はきたえーる、南は……今シーズンは関ヶ原を越えないと自ら律していたので、南は枇杷島スポーツセンターでと言う形で落ち着きました。

 集計結果は以下の通り。

 6試合

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 とどろきアリーナ(川崎)

 5試合

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 大田区総合体育館(東京Z)

 4試合
 大森スポーツセンター(東京Z)、エスフォルタアリーナ八王子(八王子)、青山学院記念館(渋谷)
 
 2試合
 船橋アリーナ(千葉)、横浜国際プール、横浜文化体育館(横浜)、ウィングアリーナ刈谷(刈谷)、横浜アリーナ(ファイナル、B2B3入替戦)

 1試合
 墨田区総合体育館(渋谷)、八戸市東体育館(青森)、板橋区立小豆沢体育館(東京EX)、北海きたえーる(北海道)、名古屋市枇杷島スポーツセンター(FE名古屋)、青柳公園市民体育館(茨城)、ブレックスアリーナ宇都宮(栃木(越谷))、 ヤマト市民体育館前橋(群馬)、ことぶきアリーナ千曲(信州)、ゼビオアリーナ仙台(仙台)
 
 
 東京神奈川を中心にという形で広く浅く足を運んだ形で、このへんは色々なアリーナのいろいろな演出が見たいという動機から。

 とどろきアリーナが一番多かったのは金曜開催が多く組まれていたので、エフエムホットの担当番組的な都合で行ける回数が多かったという形。金曜・水曜開催でも定時ダッシュできれば、ティップオフに十分間に合いましたし、ならば行きましょうとホイホイ行っていた結果です。

 ただ、主催という形では大森と大田区総合で割れてますけど、アースフレンズ東京Zさんの主催ゲームが一番多く(9試合)。大田区総合体育館も大森スポーツセンターも職場最寄りの横浜駅起点で考えると、京急快特、特急の恩恵を受けることが出来るので、ものすごく行きやすいんですよね。

 都内勤務の皆さんに向け、仕事帰りでふらっと行けるってのをもっと推して行ってもいいんじゃないかしらと思いながら観戦していたんですが、野球関係で言う保護地域的なものがあると、横浜方向への宣伝はなかなか難しいのかなと。実際の体感として、横浜駅起点だとアースフレンズ東京Zの試合はむちゃくちゃ行きやすいです。

 あと、試合終わったあとにどっか飲みに行くって部分でも京急蒲田も平和島はとても魅力的な街だというのは呑兵衛系スポーツ観戦好きに伝えていきたいです(笑)。

■B旅

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 2018-19シーズンのBリーグ観戦ではこれまでのプロ野球観戦で入ったことない町や何度か行っているけど時期的に行ったことのない頃にという町が多くありました。

 観戦を伴わない日帰りの旅としては、信州ブレイブウォリアーズのことぶきアリーナ千曲や茨城ロボッツの青柳公園市民体育館、レバンガ北海道の北海きたえーるなんかがありましたけども……と、ナゴヤドーム行き来に慣れていると、感覚的に愛知県は遠征ではなくちょっとそこまで感がありまして。枇杷島スポーツセンターやウィングアリーナ刈谷はちょっとそこまでというか、遠征って感覚がないんですよね。

 あと、車移動するときは。圏央道様々な相模原市民。愛知方面からの帰りとかヤマト市民体育館前橋に行ったときの群馬方向とかホント楽で。飲めない辛さはありますけど、機材の重さを考えると、車も積極的に使っていきたいというのはあります。
 
 
 今シーズン、特筆すべきは泊まりを伴う観戦遠征があったことでしょうか。

 八戸と仙台の2試合をクリスマス時期の12月末の三連休に見るという形。戻り都合などもあり、三連休パスを使っての旅だったんですけど、これがま楽しくて。もともと乗り鉄(鉄道に乗る喜びを感じる人。水戸とか平気で普通列車で行ってしまうし、乗り換えだるいと我孫子から直通の各駅停車伊勢原行きに乗っちゃうのです)だというのもあるんですが、行きの新幹線のワクワクとか、八戸着いてから東体育館までの路線バスから見える車窓にドキドキしたりとか、普段見ていない風景を見るという楽しさはたまらないなと。

 終わったあとは終わったあとでプロ野球観戦では考えられない時間にチェックインしたり、夜は夜で飲みに出かけたりと近年、移動をメインにしかしていなかった状況から、観戦はもちろんありますけど「旅してる」ってのを体感できたのが楽しくて。気楽な一人旅ではあるんですけど、そのおかげもあって、八戸仙台行きのときは早朝始発で移動して、朝市でご飯食べたりしてましたからね。その後の仙台は駆け足というか、プロ野球でもお邪魔する街なので移動都合もあってさっくりだったんですけど、八戸はまた遊びに行きたい町だなぁって思いました。
 
 
 アリーナの空気感も地方それぞれ。その場に足を運ばないと体感できないものって絶対にあるので、2019-20シーズンはというか、来シーズン以降もふらっと観戦の旅をし続けていきたいと思います。

 うん、来シーズンは関ヶ原を越えていきましょう。なんだったら、サンライズに乗っていきましょう……という計画も練っています(笑)。


■印象に残ったアリーナ

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 自分でお金を払って、普通のお客さんとして楽しんで、その楽しかったを放送で伝えている私。各地方地方でコミュニティ局が地元チームの番組を放送していたりしますけど、多分そのへんの皆さんとはスタンスがちょっと違うかなと。ちゃんとしていないって言えば語弊がありますけど、局サイドからお金をもらっていない、プレスパスを貰っているわけではない、そんな「堅気の誇り」的なスタンスからじゃないと見えないものというのがあると思うんですよね。

 そんな「ただのお客さん」として見ている・感じているスタジアムやアリーナの印象をコミュニティエフエム局のボランティアスタッフなパーソナリティという小さいスタンスでお話してたりするんですけど、そんなスタンスの人でも今シーズンのアワードでホスピタリティNO.1クラブに輝いたシーホース三河さんのウィングアリーナ刈谷の魅せ方はホスピタリティNo.1になるのも納得だったなぁと。

 アリーナ外のケータリング、開場直前のシーホースくんとタツヲさんのショータイムと開場前演出もしっかり。グッズ物販の充実にケータリングも含めた飲食の充実は素敵だなぁと(撮る人なのでほぼ食べられてないのが残念ですけども(苦笑))。ケータリング自体も節によってお店が違うので、マンネリ感は少ないですよね。

 ウェルカムグリやのSUPER GIRLSさんたちと触れ合っている……のはメンズだけじゃなくて、みなさんを憧れという感じてみている女の子たちも多いのが印象に。キャラのふたりも開場後のグリーティングしてますし、球場エンタメ班の重要な役割だと個人的に思っている「チームとファンを繋ぐ役割」をしっかりと担っているんだなぁってのを目の当たりにしていました。

 実際の試合自体の見え方は2018-19シーズンはコートサイドとコートエンドの位置での観戦でしたけど、どちらも見やすく、かつ照明も強め。チアさんのタイムアウト毎のアクトとかタツヲさんの時間の前のアクトは流石にコートエンドだと見えにくいシーンがありましたけど、アクトの構成上
しかたないですからね。

 とまぁ、ウィングアリーナ刈谷は行ってて楽しいなってのは、公式風のあの方の存在を抜きにしても感じるところで。来シーズンもふわっとお邪魔できたらいいなと思います。


■記憶に残る試合

 感じた色々を残すといいましょうか、撮影を軸において試合を見ていると、結構あやふやだったり。撮りたいなーって思った選手を中心に撮っていたりすると得点経過を見逃すことが多いものの、展開的にというか、体感的にふわっとして終わっていく感覚があるんです。そんな中で記憶に残るのは直前に書いたウィングアリーナ刈谷での試合、2019/2/11の試合、シーホース三河と秋田ノーザンハピネッツの試合でしょうか。

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 上にも書いたとおり、第4Qまでに大勢が決してしまう試合だと正直なところ、最後はある程度流して撮っている事があるんですが、この日の試合は最後の最後まで縺れる展開。2019-20シーズンは滋賀レイクスターズに移籍する狩俣選手が再終盤、残り17秒でスリーポイントシュートを決めて同点。更に相手のファールを誘い、フリースローを沈めて1点差でシーホース三河の勝利という展開だったんですけど、この日の試合はホント記憶に残っています。

 キャラやチアなどスポーツ・エンターテインメントにどちらかといえば偏っているので、バスケの座席を取るときはベンチ向かいの位置を基本にしているんですけど、この日は前月にベンチ向かいの位置に座っていたこともあり、(タツヲさんのトランポリンダンクも撮りたかったんですけど、)視点を変えてみようとゴールエンド側にいたんです。

 その位置もあって、選手の熱気、ブースターさんの熱気をもろに。同点になったスリーポイントシュートが入ったときの歓声と音圧、ブースターさんやSUPER GIRLSさんたちの表情に待機してたシーホースくんとタツヲさんの祈っている姿とか、記録としても記憶としてもこの日の試合はものすごく残っています。
 
 
 もう一試合上げるとすると、中地区優勝が決まったとどろきでの試合、川崎ブレイブサンダースと新潟アルビレックスBBの試合でしょうか。

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 B1の試合だと一番多く足を運んでいたのが川崎ブレイブサンダースの試合。これまでに書いている通り、基本がスポーツ・エンターテインメントを軸に置いている人なので、ベンチ向かいのあたりの席で見るのがほとんど。とどろきアリーナでの観戦は2017-18シーズンがほぼ二階自由席だったのに対し、今季は1階ベンチ向かいの後方がチケットも取りやすいのに気づいたので、そこでの観戦がほとんどでした。

 ただ、自分が行ける最後の試合は2019-20シーズンに向けて、座る座席で見える風景の差を確かめて行きたかったのと、17-18最後だから最前列で見てみたいじゃないと、残券情報を見て残ってたアウェイ側コートエンド最前を確保。ちょうど四月改編で土曜のナイトゲームに足を運べるようになったというのもいい方向に転んだ気がします。

 今まで見てきたベンチ向かいの位置ではなく、コートエンドの位置で見るプレーと演出の色々はなんかこういつもと違って見えて。アクト自体、プレー自体は変わらないんですけど、残るシーンがベンチ向かいとはちょっと違うなと。贅沢を言えば、ベンチ向かいとコートエンドを一試合ずつ撮っていけたら楽しいよねって。現状だと同じ節でってのは難しいので、回数見られるチームのときは色々と座席位置を変えてみたいなと。

 どっちに転ぶかわからない試合展開の中で徐々に新潟さんが離していく展開。ボルテージのアガる新潟ブースターさんとベンチ。川崎サイドも食い下がっていく形でしたし、川崎ブースターさんの声ってこんなに響いているんだと、座席の位置だけじゃなくて聞こえる音ってのは違うんだなぁって感じていました。

 そして終盤、これは新潟さんで試合が決まったなというプレーでの選手やブースターさんたちの盛り上がりが半端なく、あれなんだろうと思っていての試合終了と歓喜の渦でようやっと自体を把握。優勝決定の試合を見た経験というのはこのときが初めてだったんですけど、勝者と敗者の明暗、空気感はちょっと半端ないなと。そのあたりを残せたらいいなと、座った位置で撮れるものを残していました。
 
 「野良のスポーツ撮影、スポーツ・エンターテインメント撮影好き」的な視点で見てたり撮ってたりすると、目の前の試合だけに集中しすぎていて、前後の順位とかすっぽりと抜け落ちることがあるんですけど、ちゃんと前後は見ていこうよって思ったのがこの日。それもあって印象に残っている試合なんですよね。
 
 
 と、書きたいものがもうちょっとあるので、雑感は次回に続きます。

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