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過去の事を周りに言えないのは、その時の自分を否定してるから

こんばんは。すずきあい です。

先週、八ヶ岳リトリートに参加した際、
私は自分の課題を1つクリアしました。

【人前で自己表現をする】という事

参加するまで、自分の課題に気づいていなかった私。

リトリート最終日のボイストレーニング中に
課題が明確になりました。

皆で同じ音を出す時は声が出るのに
「それぞれ好きな音程を出して、練習しましょう」
と言われた途端、声が出なくなったんです。

昔は、人前で絵を描くのも、歌を唄うのも、自分の事を話すのも出来てたのになぁ。
いつから、出来なくなったのか。

ボイトレそっちのけで、理由を考えていました。

理由がわからないまま、ボイトレが終わってしまい
焦った私は、リトリート主催の方に相談しました。

「私、人前で歌ったり、絵を描いたり、文字を書くのも苦手なんです。どうしたら良いですか。」

私としては、サクッと
こういう練習すると良いよっ
というような返事を期待していたんですが…

まさかまさかの、全員の前で
今、この場で唄うという難題を頂くことになってしまいました。

激しい抵抗

嫌です!無理です!やりたくなーい!
と、声に出していました。

身体は逃げたくて逃げたくて仕方ないし
どこか隠れたくて、見られたくなくて
部屋の端に行ってみたり、下を向いてみたり…

参加者の方が唄って繋げようとしてくれたのですが、
このまま繋いで唄いたい気持ちと、
この流れで唄うことは違うんじゃないか。
また勢いに任せてたら、解決にならないんじゃないか。
という頭の中の声で、歌を繋ぐことはできませんでした。

時間ばかりが過ぎていき

どれくらい掛かったのか、覚えていませんが
とにかく、ゴネました。
お菓子売り場の子供のように。

できない自分に、
逃げたい自分に、
どうして良いかわからない自分に、
焦りと苛立ちと困惑と…

自分の中で、ずっと「やれ!」と「いや!」の押し問答をしていました。

ある人は見守り、
ある人は叱咤激励をくれ、
ある人は優しく言葉をかけてくれ、

やっと覚悟できた私は、皆の前に立ち
目を閉じて息を吸い……!声が出ない。

もう一度、息を吸って…!出ない。

目を開けると、
そこには期待してくれてる皆の顔が。

落ち着いてから、また目を閉じて

ゆっくり息を吸って、、今度は唄い出せました。

唄っている時も、終わった後も
優しく、温かく、清々しい気持ちでした。


あれから1週間

振り返って思い出してみると
人前で1人で唄った原初体験は、26歳の頃でした。

当時、私は小さなプロダクションに所属し、
舞台のオーディションで、唄ったりお芝居をしたり、毎回のように写真を撮ったり撮られたり。

沢山の出来事があったはずなのに、
自分史でもあまり触れず、無かったことにしたいのか
周りにあまり言わないようにしたり、
当時の写真を見返したりもしません。

でも、思い出して否定しているのに気づいたという事は
そろそろ向き合う時期なんですね。きっと。

あの時、頑張ってた自分を認めて
今の自分を認めてあげる。

ちなみに

かなり、どうでも良い事なんですが。
人前で唄うのムリとか言いながらも、
カラオケは、めちゃくちゃ行ってました。
自分も唄うし、人が唄ってるのも盛り上げる自信があります。

だから、不思議なんですよねー。恥ずかしいの他に、何かあるんじゃないかと思って。
誰か、同じ現象の方もしくは解説出来る方
募集中!!

それでは、皆様また明日!









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