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お金と健康について学ぶ.19

『本当の自由を手に入れるお金の大学』読んでみた♪🤗

はじめに

『死ぬまで、永遠に働き続けなくてはいけない』これが、世界中の先進国を襲っている『長寿化』という現象が生み出した災厄です。

この状況で苦しむのは、何も仕事が嫌で仕方がない人達だけではありません。

『働くことは嫌いではないけどもっと家族との時間をふやしたい』

『働くことにやりがいは感じるけど、もっと金銭的に豊かになりたい』

こういう人達も、なんの戦略ももたずにいると、お金!自由!やりがい!の狭間で悶々とした不安を抱えながら、出口の見えない長い労働人生を過ごすことになります。

人生は、時間そのものです

永遠の労働から脱却し、自分の人生=自由な時間を取り戻すにはどうすればいいのでしょうか。誰にでも実践できる『自由に生きる知恵』は存在しないのでしょうか?

この本は『お金にまつわる5つの力』を育てる、実践的なガイドブックです。

『貯める・稼ぐ・増やす・守る・使う』というお金にまつわる5つの力を鍛えることでしか、自由な生活を手に入れることはできません。この際、きれいごとは一切抜きにしていきましょう。

『お金無くして自由なし!』

お金にまつわる5つの力をバランス良く育てれば、シンプルな話、
・家計を年間100万円節約する(貯める力)
・年収を100万円増やす(稼ぐ力)
・浮いた200万円を年間5%で20年運用する(増やす力)
これで、20代から60代までの間に総額7000万円弱の資産を築くことができます。生活費が最適化されていれば、これで十分ゴールにたどり着けるのです。日本で上位8.4%にはいる、お金持ちになれます。

今日が、人生で一番若い日です。

僕と一緒に楽しく学んでいきましょう。

ステップ0 お金持ちの大原則
ステップ1 貯める力
ステップ2 稼ぐ力
ステップ3 増やす力
ステップ4 守る力
ステップ5 使う力

ステップ0 お金持ちの大原則

『経済的自由』ってどんな状態?

ズバリいうで、『生活費<資産所得』という状態や。
労働所得・・自分が働くことによって得られる収入
●給与所得
●事業所得

資産所得・・資産を働かせる(投資)によって得られる収入
●配当&利子所得
●不動産所得

生活費は低ければ低いほど、資産所得は高ければ高いほど経済的自由に近づくで。
つまり、『経済的自由』を目指すということは
・生活費を減らす
・資産所得を増やす
この2つに取り組んでいくということなんや。

もしも、毎月の資産所得が・・
5千円あればスマホ代が払える
1万円あれば水道光熱費が払える
3万円あれば食費が払える
7万円あれば家賃が払える

生活費<資産所得になったらゴール!!
生活のためにはたらく必要がなくなる。

ステップ1 貯める力

まずは固定費を見直そう!
お金を貯めるためには支出を減らす。効率よく下げるためには、毎月かかりつづける固定費を見直すことや。

『6万円の買い物』と聞くと高い!!と感じるのに、月5000円の固定費には、そんなもんかと無頓着やったりするやろ?月5000円の固定費は年間6万円の支出。固定費は一度見直せばその効果がずっと持続する。そして、見直すなら小さな支出より大きな支出からや!
見直していくのは主にこの6つや!

1.通信費
2.光熱費
3.保険
4.家
5.車
6.税金

1通信費

スマホは格安SIMにかえよう!
メリット・・利用料金が毎月5000円ぐらい安くなる
デメリット・・●キャリアメールが使えない
●大手キャリアと比べるとお昼や夜など混雑時間帯は通信速度が遅くなることがある
●LINEのID検索が使えない

誰でもできる!格安SIMの乗り換え方!
①SIMフリーのスマホを準備

②MNP予約番号を取得しよう
MNPとは、現在使っている電話番号をそのまま使うための手続きに必要な番号
※電話を使わない、または電話番号が変わってもいい場合は取得は不要!

③乗り換え先の会社と契約しよう
Webサイトから簡単に申し込める
申し込み後に届いたSIMカードをスマホに差し込んで乗り換え完了!

2光熱費

電力会社を乗り換えよう!
めっちゃ簡単!
●契約中の会社に解約届けは不要
●乗り換え先の会社にネットで申し込むだけ
●申込から大体3週間で乗り換え完了
地域によって契約できる電力会社は異なるから、まずはGoogle検索などで電力会社のシミュレーションサイトを調べて、比較してみるとええで。

3保険を見直す

必要な民間保険は3つだけ

低確率・大損害になるパターンにのみ保険をかけると

生命保険

火災保険

自動車保険
の3つがあればok!!

日本は『皆保険』の国や。生活の土台がひっくり返ってしまうようなリスクについては、頭の良い人たちが考えた、社会保険という仕組みで最低限保証してくれるんやで。

せやから、これがリスク対応の基本戦略になるで。
①社会保険を使う
②社会保険でカバーできないところを民間保険で補う(必要な民間保険は3つだけ)

公的医療保険の基礎

①『国民皆保険』
職業などによって、加入する保険に違いはあるものの、国民全員が保険にはいっている。

会社員・公務員『健康保険』
自営業者・フリーランス『国民健康保険』
高齢者『後期高齢者医療制度』
ちなみに、アメリカでは医療保険に加入していない人が2750万人もいる。所得が低くて医療が受けれない人もいる。国民皆保険制度は決して、当たり前の制度ではない。

②理念は『必要最小限・平等』
公的医療保険でカバーされないもの
・先進医療
・治療以外の医療行為(美容整形、レーシック等)
・保険対象外の医薬品
・病院の個室(差額ベット代)

③自己負担は原則3割(そして、自己負担には上限がある)
例えば、手術・入院で一ヶ月100万かかったとするやろ?窓口で支払うお金は3割の30万になりそうやけど、実際は10万くらいで済むんや。

高額療養費制度とは?
【条件】同じ月(一日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合

【どうなる】自己負担限度額を超えた分が後で払い戻される

あらかじめ『限度額適用認定証』の交付を受けておけば、病院の窓口で支払う金額が『最初から自己負担額』になるで。後で返金されるとはいえ、一度に多額のお金を用意するのは大変!
そういう人のための仕組みや!

こういう便利な制度があることを知らない人たちが、不安に駆られて多額の民間保険に加入しとるんや。あえてこの制度のことを教えない。悪ーい保険勧誘員もいるんやで・・・。

まだまだあるぞ!健康保険のメリット

会社員・公務員がはいる、健康保険は
保険料の半分を会社が負担してくれとる。つまり、保険料が割安。
自営業・フリーランスがはいる、国民健康保険は全額負担。

健康保険の会社員は、扶養という考え方があって、妻子を扶養に入れると、彼らは保険料を負担する必要がない。さらに、傷病手当金という、病気や、怪我で働けなくなった時に生活を保障するために支給されるお金がある。受給期間は最大で一年六ヶ月。受給額は、ざっくり直近の一年間の平均月収の3分の2になるで。

まとめ!日本の健康保険は、世界最強の保険!!

死亡リスクを見直そう

大黒柱が亡くなった時は遺族年金を使おう
『国民年金』『厚生年金』の加入者が亡くなると、死亡当時に生計維持関係があった遺族に『遺族年金』が支給されるで。残された家族が路頭に迷わないための制度やな!!

遺族年金には、次の2種類があるで。
①遺族基礎年金
②遺族厚生年金

自営業・フリーランスは①
会社員なら①➕②がもらえるで。受給額は家族構成などによってかわるんや。

受給額
①遺族基礎年金・・年間78万1700円➕子の加算(第一子二子は22万4900円。第三子以降各7万5000円)
②遺族厚生年金・・平均標準報酬によって決まる(サラリーマン時代の給与水準で受給額がきまる)

例えば、月収35万、子供は1人だと。ざっくり月額13万円の遺族年金がもらえる。
20年受給したら、3000万円や!結構な額やろ?遺族年金をふまえたうえで、生命保険をみなおしてみよう!!

老後リスクを見直そう

年金はもらえなくなるの?

年金制度は破綻しない!!ということに納得してもらうため、公的年金の財源についてさらっと説明するで。将来年金をもらえることになった時にどこからお金が出てくるのか?という話やな!!

公的年金3つの財源!
①現役世代が負担する保険料
②税金等
③積立金

①現役世代が支払った保険料はそのまま年金受給者へとわたっていくで、自分が受け取る年金を、自分で積み立てているわけではないということやな。

②消費税などの税金も、年金へと姿を変えて、年金受給者に支払われとるで、税金で補填しているというわけやな。

③最後はGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)等が運用している積立金から、年金受給者に支払われるで、

平成29年時点では、①➕②で総額約52兆円ものお金が集められとるんや。③積立金は人口がもっと減ってきたら取り崩されることになっとる。約170兆円もの大金が、まだまだ大事にとってあるで。

☆年金制度の根幹を支える会社員・公務員約4300万人は、強制的に年金保険料を天引きされているから、保険料の未納問題がおきない。
☆誰一人税金を納めないなんてありえない
☆積立金は上手に運用されている(2019年12月時点で累計75兆円もの収益)

今のところは『年金制度は破綻しない』という前提で人生設計した方がいけるで。破綻すると思っている人は、ハッキリいって勉強不足や!

年金は払い損?

まず、国民年金からみてみよう!
納付する保険料
・国民年金保険料(40年総額)約788万円

国民年金受給額は年額78万円。平均寿命をベースに考えると、総受給額はこうなるで。
・男性(平均寿命81歳)約1250万円
・女性(平均寿命87歳)約1700万円
男性は支払った額の約1.6倍女性は支払った額の約2.2倍の年金が貰える。

次に、厚生年金
納付する金額(40年の平均年収が500万円とすると)ざっくり約1800万円(国民年金保険料も含まれる)

厚生年金概算受給額は、40年×500万×0.005481=年額約110万円。国民年金の受給額(平均約78万)を足すと、平均寿命をベースに考えた場合
・男性(平均寿命81歳)約3000万円
・女性(平均寿命87歳)約4100万円
年収・勤続年数次第やけど、男性は支払った保険料の約1.7倍、女性は約2.3倍の年金がもらえるわけや。

まとめ、年金制度はよくできている

※補足
公的保険の保証が手厚い理由!!
みんなから集めた保険料だけではなく、税金を投入して運用しているから。なんと財源の約4割は税金なんやで。お客さんから集めた保険料だけでやりくりしている民間の保険会社が、公的保険より良い保険を作るのが難しいのは当然のことやな!!

必要な保険は3つだけ!!
①火災保険
②対人対物(無制限)の損害保険
③掛け捨ての死亡保険

不要な民間保険
①医療保険
病気、ケガには公的保険➕貯金で備える。

②養老保険・貯蓄型生命保険
高い保険料・少ない保証が特徴、
掛け捨てで少額保険料、高額保証の保険に入り、貯蓄なら預金を選ぶ

③個人年金保険
・長生きのリスクに対応していない
・利回りが低すぎる
・インフレに対応していない

④学資保険
・利回りが低すぎる
・保証が少なすぎる
・インフレに対応していない
・途中解約で元本割れのリスク

⑤その他の保険(ペット保険、地震保険、外貨建て保険等)

ペット保険
・保険適用外の病気が多すぎる
・病院代が全額出るわけではない
・一年更新ものでは、老齢になると更新できないケースも

地震保険
意外と保険金が出にくい、東日本大震災の時でさえ、被災した人の7割が『一部損』という判定。マンションはほとんど『一部損』になるで。

※貯蓄➕保険、保険➕投資みたいな商品はいらん。混ぜるな危険!!
●貯蓄は貯蓄
●保険は保険
●投資は投資

4.家

賃貸🆚マイホームどっちがお得?
人によって前提条件がちがうから、『マイホームだから得』『賃貸だから得』って答えの出し方はできへんで。
・リセールバリューの高い家を買えるならマイホームが得する
・リセールバリューの高い家を選ぶ自信が無い人は賃貸の方が得

リセールバリューとは、一言で言うと『売却時の金額』のことで、売るときにはいくらで売れる?という考え方やな!!
例、   🅰️の家        🅱️の家
【購入価格】2000万円     1200万円
そして、いろいろあって30年後家を売ることに
【売却価格】1800万円     100万円
【実質の負担】200万      1100万

🅰️の方が、リセールバリューが高いので、最終的な負担がすくない!

【リセールバリューが高くなる例】
・一等地(都心・駅近)
・人気エリア(住みたい街ランキングで上位)
・住環境が良い(日当たり、閑静、有名公立校がちかいなど)
・人口増加地域

【リセールバリューが安くなる例】
・残念な立地(田舎・駅遠)
・不人気エリア
・住環境が悪い
・人口減少地域

リセールバリューの高い物件の購入は難しい
日本は、『人口減少・空き家増加・地価減少』と散々な状態に陥っている。基本的に資産価値の上昇は見込めない。たまに出るわずかな当たり物件も、不動産投資上級者の投資家や資産家が優先的に手に入れるから、素人が当たり物件を手に入れるのはかなり難しいねん。

家賃を払うよりマイホームがお得って本当?

仮に・賃貸の家賃が10万
  ・マイホームのローン返済8万
として比べてみよう!
一見マイホームの方が2万お得に見えるけど、マイホームっていうのは、買った瞬間が一番コスパがいいんや。新築ピカピカの家に月8万で住めるんやから、得な気がする。
でも、残念ながら住宅は日々劣化するんや。10年20年後、家がボロかなった後もローン返済額は8万円なんやで、住宅の劣化&地価の下落のダブルパンチで、資産価値が落ち続けているのにローン返済額は変わらない。
しかも、他にもこんなリスクが!!
・金利上昇で、ローンが払えなくなる
・病気やリストラで収入が減りローン返済が滞る
・転職や、ご近所トラブル
・津波、地震などの災害で住めなくなる
・離婚や死別で家族構成が変わる
・周囲の住環境がかわる(高層マンションが立つなど)
さらにいうと、新築マイホームには多額のコストが上乗せされている。不動産会社の人件費や広告費など。

『購入価格以外にかかる費用』
・ローンの金利
・火災保険
・固定資産税
・修繕費

・賃貸暮らしだったせいで、経済的自由が遠のいた人はいない
・マイホームを購入してしまったせいで、経済的自由が遠のいた人はいる

このことは、しっかり認識しておくべきやな!!

賃貸物件を安く借りよう

賃貸物件を安く借りる方法
手順はたったの2ステップ!!
1.賃貸契約時に、複数の仲介業者に見積もりを取る
2.相見積もりを参考に適正料金で契約するように交渉する(やりとりは必ずメール等で記録を残す)

仲介手数料の上限は原則家賃の0.5ヶ月分と法律で決められている。適正料金で部屋を紹介してくれる仲介業者を選べば、10万円以上安くなる場合もザラにあるで。

☆相見積もりで安くなる可能性がある項目
・礼金
・保証会社加入料
・害虫駆除費、室内消毒(どういう内容のものなのか、聞く!不要な場合いらないという)
・ハウスクリーニング

☆値下げ交渉の余地ありの項目
・賃料(近隣住宅の賃料や相見積もりの資料を参考にこの金額になれば、契約する!という交渉の仕方がおすすめ!
・共益費
・火災保険
・鍵交換費用

もう住んでしまっている人も、見直しがお得になるかも?火災保険加入は義務づけられても、会社までは指定できないはず。契約書で指定されている場合は勝手な変更ができないので、指定の管理会社に相談してね

5.車

車を所有すると生涯で4000万円かかる
具体的に、20歳〜70歳の50年間車を所有した場合
・車体価格1750万円(7年に一度買い替え)
・ガソリン代520万円
・保険代490万円
・駐車代金720万円
・自動車税、自動車重量税(車検時)470万円
・その他消耗品
合計約4000万円のお金がかかると言われている。つまり、月々6万6千円やな。

車はリセールの良い車を一括で買おう

おさらい、リセールバリューとは?
『購入したものを、再度販売するときの価格』

例えば、    購入価格   売却価格
中古フェラーリ 2000万   1900万
新車アルフォード 700万   600万
中古の軽自動車  50万    30万
新車プリウス   300万   150万

3年後車を売るとする場合、新車の中では一番安かったプリウスが一番損している。
大衆車は新車でも、3年で半額になるのに、高級車は中々値段が落ちにくい。つまりこれがリセールバリューが高いということなんや。
賢い人は良い車を買って高く売ることで、かなり安く乗り継いでいるんや。でも、お金に余裕がない人ほど買った瞬間損するものを、借金して買ってしまうんや。ローンを組んで新車を買うのなんかはその典型。これは、お金持ちと真逆の行動や。お金持ちになりたければ、リセールバリューを意識して『これ以上は価格が落ちにくいものを買う』のが大事なんやで。

自動車保険について

まず自動車保険には2種類ある。
①自賠責保険
②任意保険

①の自賠責保険は、車を持つなら全員が強制で入らなければいけない保険や。自賠責保はどこで入っても内容や値段は変わらないから、特にきにしなくてokや。

②の任意保険はさらに2種類に分けられる
1.事故で相手に怪我・死亡させてしまった時、相手の物(自動車など)に損害を与えてしまった時のための『対人対物保険』
2.事故で自分の車が壊れた時の修理代が保険から出る『車両保険』

で、ま①は当然入ってるとして、『対人対物賠償責任保険』は絶対に入っといた方がいいで。自賠責ではぜんぜん足りん。限度無制限ではいっておくとええで。でも、車両保険は不要。

車両保険が不要な理由

日本人の4割強くらいの人が入っている車両保険、年間で約3万5000円の金額になる。

自動車保険には『等級』という制度があって『事故を起こしてない人は保険料を段々安くします。代わりに事故をおこしたら保険料が上がります』という制度や
そんでここが問題なんやけど、事故時に保険を使うと等級がさがんねん(来年からの保険料が上がるという事)
これを考えると、軽い事故だと保険が全然つかえへん。例えば修理費5万円くらいの事故だと以下のようなことが起こる。
【例】
バンパーが壊れた、ボディが凹んでしまった等で保険を使うと等級がさがる
→三年間保険料が上がる
→その上がった保険料が修理費以上なって保険を使わない方得になってしまう

じゃあ逆に全損事故みたいな大きな事故の場合どうなるかというと、それだと新車の価格分の保険代って絶対に出ないねん。
保険の計算をするときに、車の時価額は毎年20%程度下がっていく上に、業者用の安い価格で見積もられてしまうんや。
ちなみに新価特約をつければ回避できるけど、その分月々の保険料は上がってしまう。しかも全損の場合普通の事故の場合は相手の保険からもお金が出る。つまり、かなり使うタイミングの少ない保険ということになるんや。
だから車両保険は不要やで。

最低限のもしもの時の、修理できるお金を貯めてから車を買えば、車両保険で毎月払うお金分はたまっていくんやで。

6.税金

サラリーマンは一年でざっくりこれだけの税金を払っている!

年収       税金

200万         38万

300万         61万

**400万         84万

500万         109万
600万         137万
700万         170万
800万         204万
900万         234万
1000万        264万**

例えば平均的なサラリーマンの生涯賃金は2.5億
と言われとるけど、そのうちいくら税金で持っていかれると思う?

正解は・・
・所得税と住民税で約2000万
・社会保険料で約3500万
合計5500万円やで!

税金は『給与』ではなく『課税所得』に対してかかる!
課税所得とは、『給与』から『控除』を引いたものや。
給与−控除=課税所得
つまり、課税所得を減らすには、控除の額を増やすことが、節税につながる。

税金を減らせる控除を活用しよう

控除の手続きには2パターンあるで。
①会社が年末調整で計算して申告してくれる控除
②自分で確定申告しないといけない控除

特に会社員が使えるものとして、対象者が多く、実用的な控除は以下の3つ!!
・ふるさと納税
・医療費控除
・扶養控除

ふるさと納税

自治体に寄付すると実質負担2000円で返礼品がもらえる!
例えば、寄付額4万円の場合
控除額3万8000円・実質負担額2000円

ふるさと納税3ステップ!!
①まずは控除の上限を確認しよう
控除される金額は年収や家族構成によって違う。『ふるさと納税 上限 シミュレーション』と検索するとできる。

②寄付する自治体を選んで申し込もう
『ふるさと納税 サイト』で検索しよう
ネットショップで買い物をするのと同じ感じで『お礼の品』を選んで寄付の申し込みができるよ

③🅰️・🅱️どちらかの方法で控除を受けよう
🅰️確定申告・・ふるさと納税をすると発行される受領書(寄付を証明する書類)を提出

🅱️ワンストップ特例
寄付先の自治体に申告書を送る方法
確定申告なしで控除を受けられる。
※もともと確定申告が不要な人で一年間の寄付先が5自治体以内の場合のみ利用可能

【注意】
●名義に注意
ふるさと納税は税金を納める人の名義で申し込む必要がある。家族が代わりに申し込むことはできない
●所得が低いとあまり効果がない
所得が多い人ほど得をする制度や。あまりにも所得が低いと控除できる金額がほとんどなくて意味ないで。

医療費控除

ざっくり一年間で10万円を超えた医療費が控除額になるんやで。
あまり知られてないけど、インプラント代、レーシック手術、不妊治療、なども対象やねん

医療費控除の例
『ロードバイクで転倒して歯を3本折ってしまった!インプラント手術をするも治療費は120万円。自動車保険から30万の保険金がおりるようだ。』この場合、治療費の120万から10万円を超えた分、110万円から、保険代の30万円を引いた『80万円』が控除されるで。

扶養控除

扶養控除についても説明するな!
収入が少ない人(給与だったら103万円以下)
と生計を一緒にしている場合には、その人の年齢等に応じて、38万〜63万円の控除が受けられるんやで。

これらの適用は、年末調整の時の扶養控除等申告書に書けば、会社が処理してくれるから、漏れることはないで!
扶養には
・税金の扶養
・社会保険の扶養
がある。
      税金上の扶養 社会保険上の扶養
【得する人】 扶養する人   扶養される人

【得する内容】配偶者控除が  自分で社会保
        受けられる  険料を払わな
       (税金が減る) くていい

【扶養条件】 扶養される人  扶養される人
       の年収が    の年収が
       103万以下   130万未満

ちなみに、得する金額が大きいのは社会保険上の扶養の方やで!!

『控除』意外で節税する方法を知ろう!!

サラリーマン節税の限界!!
そもそもサラリーマンが無理なく使える控除には限界がある。今回紹介した3つの控除
・ふるさと納税
・医療費控除
・扶養控除
も全員に当てはまるわけではないし、他の控除も使えるシーンが限られてたり、自分が対象になるなら、申請せなもったいないってぐらいや。サラリーマンは源泉徴収で首根っこを掴まれてるから、正直ほとんど節税のしようがないんや。

でも、選択肢は諦めるの一択ではないで。

副業を始めて3つの節税をしよう!!

事業所得には大きく3つの節税メリットがあるで。
①経費が使える
②青色申告特別控除が使える
③社会保険料の負担が減る
の3つや!!

①経費が使える

給与所得は『収入−控除=課税所得』やったけど、事業所得は以下のようになるで
売上−経費−控除=課税所得
この追加された経費が使えるのが非常に大きなメリットになるんやで。ざっくり事業に関わるもの全てが経費として課税所得を減らしてくれるんや。事業で使用するために買ったものはもちろん、他にも色々なものが経費になるで。
・自宅兼事務所の家賃
・電気代
・スマホ代
・副業の為に買ったパソコン
・勉強のために買った本
・情報交換のための飲み会代
などなど

②青色申告特別控除が使える

実は事業所得でしか使えへん控除があるねん。それが『青色申告特別控除や』一定条件を満たせば65万円の控除が受けられるで。

ざっくりわかる!青色申告特別控除の条件
(65万控除の要件)

1、複式簿記で記帳している
2、電子申告で確定申告している

③社会保険料の負担が減る

実は社会保険料って所得税や住民税よりさらに高いねん。しかも厄介なことに社会保険は『課税所得』じゃなくて『給与』にかかるんや
税金は課税所得にかかるから、控除を増やせば減らせるけど、社会保険料は給料の額で決まるから、控除をふやしても。逃れられないんや

ところが、副業で稼いだ事業所得には社会保険料がかからないねん!!

例えば、同じ年収1000万円でも・・・
給与で1000万なら全てに社会保険料がかかる
社会保険料は114万円

給与300万副業で700万なら、給与300万円にのみ社会保険料がかかる
社会保険料は44万円

約73万円も払う金額が違うんやで!
同じ年収でも、手取りにかなりの差があるで!

一応伝えておくと、副業には『事業所得』と『雑所得』の区別があって、雑所得になると、青色申告特別控除が使えへんから、そうなると事業所得より少し不利やで!

ステップ2 稼ぐ力

改めて、経済的自由とは生活費<資産所得の状態や、稼ぐ力が強い人は『資産』を多く買うことができる。例えば、30歳の人が副業で月10万稼げるようになれば、年間120万円20年で2400万円たまるということや。その分だけ資産を買う余剰資金が増えるやろ?

小さなリスクで『稼ぐ力』を育てる!おすすめステップ

給与所得のベースアップとして転職活動をさしてみよう!
【ポイント】
必ず転職すると言うことではなく、あくまで活動だけでOK
【メリット】
自分の市場価値を把握できる
いい転職先が見つかれば、実際に転職できる

小さい副業
【ポイント】
初期費用があまりかからないリスクの小さな副業を始めよう!例、フリマアプリで家にある不要品を売る
【メリット】
小さくても自力で稼ぐ経験を積むことができる
この経験は事業所得を増やす上でとても大切

少しレベルの高い副業
【ポイント】
専門スキルが必要だけど成長性があってしっかり稼げる副業に挑戦しよう!
例、せどり、プログラミング、webデザイン

会社にバレずに副業を始める方法

事業所得の副業なら、正しくやれば、99.99%バレへんで。『給与所得』での副業はバレる。土日にバイトする場合やな。詳しく説明するで

結論から言うと、複数の会社で働いて源泉徴収されるとバレるんや。例えば君が副業でバイトを掛け持ちすると、本業の会社からの給与からも、バイト先会社の給料からもそれぞれ源泉徴収されるんや。この時、住民税は『給与の額が高い会社がまとめて源泉徴収する』というルールがあるねん。それで本業会社の経理担当がきずくわけやな。
『あれっ?こいつ給料の割には住民税がやたら高いぞ?あっさてはこいつ副業しているな・・』
と。まあ実際は数字だけ見て、そこまできずく人はいないから、ほとんどバレへんけどな。
一方、事業として副業する場合は、次のように別々で納税するからバレへんのや。
・本業の給与は会社が源泉徴収で納付する
・副業で稼いだお金は自分で申告して納付する
要するに、複数の会社から『給与所得』をもらうような副業はバレてしまうということやな。

事業所得の副業バレを防ぐポイント

まず確定申告時の住民税の払い方は『特別徴収』と『普通徴収』の2種類がある。これらは、
特別徴収・・働いている会社から天引きしておいてね
普通徴収・・自分で納めます

という意味なんや。具体的には確定申告の時に提出する書類の自分で納付(普通徴収)にチェックを入れたらオッケーや。チェックを入れるのを忘れると、勤めている会社の給与から天引きされてしまうので注意してや。
まあ、他に副業ばれるとしたら『自分で喋っちゃう』『本名でネット事業をしちゃう』『働いているところを見つかる』くらいやな。あと一つだけ注意なわやけど、提出後、市区町村に『普通徴収』になっているか確認した方がええで。

まずは小さな副業から始めてみよう

メルカリやヤフオクで家の不要なものを売ってみよう
・何が売れるか需要と供給を調べる
・いくらなら売れるのか価格を決める
・実際に顧客とのやり取りを行う
稼ぐ練習にはもってこい!
・どうしたらもっと儲かるんだろう?
・どこからか商品を仕入れられないかな?
・もっと効率よくするにはどうしたらいいんだろう?
まずは行き詰まるとこまで行くことが重要!!

SNSで情報発信をは始めよう

SNSのメリット!!
①情報感度が高くなる
②『伝える力』『発信力』が鍛えられる
③副業や転職をやる上で有利

少しレベルの高い副業に挑戦しよう

フロー型ビジネスとストック型ビジネスの違い
【フロー型】
やった分だけ収入を生む
特徴・やればすぐお金になる
  ・やれば確実におかねになる
  ・自分が働くのをやめたら終わり
【ストック型】
自分が働かない日も収入を生む
特徴・お金を得るまで時間がかかる
  ・お金にならないこともある
  ・自分が動かなくてもしばらくお金になる
フロー型とストック型は本人の目的(どういう稼ぎ方をしたいか、いくら稼ぎたいか)に応じて選ぶのがよい。
【例】
・月5万稼ぎたいなら、フロー型だけでもいいがしれない
・月50万稼ぎたいなら、ストック型に移行していかないとリソースが足りなくなる可能性が高い。
ちなみに、わしとしては、フロー収入で日銭を稼ぎつつ、ストック収入を育てていくのがおすすめやで。

おすすめ副業の紹介

①せどり
初期費用▶︎梱包資材・仕入れ代
学習期間▶︎3〜7日程度
収益一ヶ月▶︎数万〜数十万
難易度▶︎低い
【メリット】
スマホ一つで始めることができ、高度なパソコンスキルや専門知識も不要なので、再現性が高い。初心者でも収益が発生するまでの期間が短いので、副業の成功体験を手軽に得られる。
作業を外注化・自動化して自分の作業量を減らせば、物販事業として拡大したり、輸出入ビジネスなどの展開も可能。
【デメリット】
コツを掴むまでは利益商品を見つけにくい。最初は地道なリサーチが必要。せどりに対するイメージがあまりよくないので、周囲の理解を得にくい場合がある。リサーチ・出品・梱包・発送作業などを自分で全てやる段階では、作業量が多くなる。

②プログラミング
初期費用▶︎0〜数千円
学習期間▶︎6〜12ヶ月
収益一ヶ月▶︎10万〜50万
稼ぐ難易度▶︎高い
【メリット】
時間と場所にとらわれない。学習コストが安い(今から初めて0から1000万円を目指せるスキルとしては、学習コストが安いという意味)
基礎ITスキルが上がる。仮に食べられなくても役に立つ。また本業や日常生活の中のちょっとした作業を、プログラミングで効率化できることもある。
【デメリット】
向き不向きが非常にある。一定レベル以上のプログラマーは引くて数多だが、そのレベルに達するまでは大変。技術革新のスピードが他業種よりも速く、常に新しい技術を学び続ける姿勢が必要。

③Webデザイン
初期費用▶︎数千〜数万円
学習期間▶︎6〜12ヶ月
収益一ヶ月▶︎10万〜50万
稼ぐ難易度▶︎高い
【メリット】
プログラミングと同じく、需要の多い分野。時間と場所にとらわれず、基礎ITスキルが上がる。Webデザインだけでなく印刷物のデザインやオリジナルグッズ製作(ハンドメイド)も・・・というふうに、スキル類似の仕事へ横展開しやすい
【デメリット】
競合が多く、またツール等が進化していて、素人でもそこそこの物ができてしまう。Webの知識はもちろん、ソフトの使い方といった技術面、デザインに関する知識など、学習すべき範囲が広いため、0から学習する難易度は高め。

④動画編集
初期費用▶︎数千円〜数万円
学習期間▶︎2〜3ヶ月
収益一ヶ月▶︎数万円〜10万円以上
稼ぐ難易度▶︎低い
【メリット】
これから伸びる、今後も需要のある市場。仕事を取るまでに必要な技術レベルが比較的低い
(2 〜3ヶ月本気で学べば仕事として受注できるレベル到達可能。もちろん奥は深いので学び続ける姿勢は大切)
【デメリット】
仕事の獲得がしやすい分、難易度の低い編集だけだと供給過多で発注者に価格をたたかれてしまう。単純作業はいずれ自動化されることも考えられるので、自分の強みを磨き日々レベルアップする必要がある。

⑤ハンドメイド
初期費用▶︎道具・材料費
学習期間▶︎1〜2ヶ月
収益一ヶ月▶︎数千〜数十万以上
稼ぐ難易度▶︎普通
【メリット】
少額からほぼノーリスクで始められる。隙間の時間で作業できるので、時間に縛られることもなく、人間関係に気を使わなくてよい。特技・趣味を活かしやすく、オリジナル商品を開発できるので、差別化がしやすい
【デメリット】
自分のブランドが確立し、安定した売り上げが出るまでは時間がかかる。
ある程度のスキルが必要。同じものを手作りで量産する忍耐力や、管理能力が必要(在庫管理、スケジュール等)

⑥アフェリエイトブログ
初期費用▶︎月千円程度
学習期間▶︎1日から三日
収益一ヶ月▶︎0円〜100万以上
稼ぐ難易度▶︎高い
【メリット】
少ない初期費用でスタートができる。発信力がつく。広告の裏側がわかる。『この商品にいくら広告費がでている、ということは・・』といった情報を知ることで、騙される可能性も少なくなっていく。当たれば月100万オーバーも夢ではない。
【デメリット】
まとまった売り上げが出るまで時間がかかりやすく、一年は見ておいた方が良い。
コツコツと記事の更新を積み重ねる必要があり、文章を書くのが嫌いなひとにとっては正直しんどい。

⑦YouTube
初期費用▶︎基本不要
学習期間▶︎5日〜7日
収益一ヶ月▶︎0〜100万以上
稼ぐ難易度▶︎高い

【メリット】
動画を見るひとはどんどん伸びていて、これからも伸びていく市場。動画をどんどん投稿し続けないといけないが、積み上がっていくので、やることは同じでもどんどん伸びていく。

【デメリット】
時間や場所の拘束がキツめで、とにかく初めは動画公開までが大変。とはいえ最初は数を作らないと感覚が掴めないので、最初から100点を目指さなくてもいいから、動画をアップしていきながら改善していくのが吉。

⑧デジタルコンテンツ販売
初期費用▶︎基本不要
学習期間▶︎なし
収益一ヶ月▶︎0〜数十万円以上
稼ぐ難易度▶︎高い

【メリット】
特技・趣味を活かしやすく、自分のスキルと時間さえあれば、無限に商品を作ることができる。商品がデータ形式なので、現物の取引がなく在庫を抱えるリスクがない。複製が簡単な上、販売数に限りもないので、需要があればあるだけうれる。アイデア次第でヒット作を生み出せれば、一気に売り上げがあがる。

【デメリット】
有料商品を提供する場合、求められる品質が高くなる。素材ダウンロード系に登場する場合でも、商品数と売り上げは比例する傾向にあるため、まとまった売り上げが出るまでに製作時間・日数がかかる。競合が多く、どんなコンテンツに需要があるか、世の中の流行を読むなどの戦略が必要。

ステップ3 増やす

稼ぐ力で収入が上がっても、基本的に働くのをやめたら収入も同時になくなってしまうねん。だから『労働所得』だけではなく、自分が働かなくても収入が入り続ける『資産所得』を増やしていかんと、いつまでも働き続けないといけないんや。

生活防衛資金を確保しておく

その名の通り、生活を防衛するための資金や。リストラされた時、病気で働けなくなって収入が途絶えた時など、生活を維持するための命綱やな。

・投資用のお金
・生活防衛資金
この二つは絶対に混ぜたらあかんで!!

生活防衛資金が必要な理由
①急なトラブルに対応できる
株・債券・不動産・金といった資産は、売りたい時に売りたい価格ですぐ売れるとは限らない。もし、『明日までに30万必要』となった時にある程度の預金・現金があるからこそ余裕を持って対応できる
②お金が貯まりやすい体質になる
例えば、生活防衛資金がたまっていると、無駄な保険に入らなくて良くなるで。
③投資で成功しやすくなる
生活防衛資金を確保しておけば、暴落時に焦らなくても済むで、何が起きても生活の安全は守られているわけやからな。つまり生活防衛資金が『精神安定剤』の役割をはたすということ。

生活防衛資金の必要な金額はその人によって異なるで。会社員なら6ヶ月分、自営業なら一年分がとりあえずの基準や。まず生活防衛資金を貯める。それから、無理のない範囲、小額で投資を始める。これが王道や。

投資で『相場』を知ることの重要性

例えば、スーパーで大根1本5000円で売ってたら『高すぎておかしいー誰が買うかー!』っておもうやろ?それは君たちが大根1本の大体の値段つまり、相場を知っているからなんや。
投資をするにも大体の値段が全く知らないまま始めてしまったら、そら騙されてしまうで。

投資の世界の基準。投資では『利回り』という言葉で表されることが多い。その利回りの目安は絶対に知っておいた方がええで。
※利回り(年利回り)とは、投資した金額に対する利子も含めた年単位の収益の割合のこと。

目安となる利回り

まずは目安として世界中の株に投資した場合の平均利回りを紹介するで。『年5〜7%』と言われとる。100万円投資したら105〜107万円になる。ってことやな。これがざっくりした目安になるで。ちなみに『世界最高の投資家』と言われるプロ中のプロ、ウォーレン・バフェットさんの投資成績は年利回り22%と言われとるで、これは神がかり的な数字や。世界のトップの人でこの数字なんやから、これ以上の利回りを保証するような投資商品は詐欺の可能性が高いわな。

投資商品を知ろう

投資初心者が押さえておくべき投資商品は5つだけや。
①株式
②債券
③不動産
④コモディティ(商品)
⑤預金

①株式
株式会社が個人や他の企業から資金調達のために発行する『証券』のこと。
【特徴】
・一般的にハイリスク・ハイリターン(一年で半値になったり、2倍になったりすることもある)
・長期的な期待利回りは3.9〜7.5%
・値下がりリスク、倒産リスク、為替リスクがある
・インフレに強い

②債券
国や地方公共団体、企業などが資金調達のために発行する『借用書』みたいなものや。
国債・・国が発行するもの
社債・・会社が発行するもの
地方債・・地方公共団体が発行するもの
【特徴】
・一般にローリスク・ローリターン
・長期的な期待利回りは、年利0.3〜4.2%
・値下がりリスク、債務不履行リスク、為替リスクがある。

③不動産
ざっくり4種類の投資先がある、
●住居(アパート・マンション・ワンルーム・シェアハウス)
●宿泊施設(民泊、ゲストハウス)
●テナント(倉庫、駐車場、商業ビル)
●太陽光発電
【特徴】
・一般にミドルリスク・ミドルリターン
・長期的な期待利回りは年、4.1〜6%
・空室リスク、値下がりリスク、災害リスク、売りたい時に売れないリスク等ある
・インフレに強い
・現物不動産に投資する場合
銀行からお金を借りて投資できる
投資に必要な資金額が大きい
経費を使って節約できる
他の投資と比べると、管理の手間がかかる
・不動産ファンドに投資する場合
少額で数多くの物件に投資することが可能
管理の手間が一切かからず、株式と同じように売買できる

④コモディティ
コモディティとは、原油などの『エネルギー』、金、プラチナなどの『貴金属』とうもろこし、大豆などの『穀物』のことや。

【ゴールドの特徴】
・一般には安全資産と呼ばれるが、意外に値動きが激しいハイリスクな資産
・長期的な期待利回りは年利1.3%
・値下がりのリスク、為替リスク、保管リスクなどがある
・インフレに強い
・世界的に価値が認められており、太古の昔から重宝されている
・利息や配当はない
・不況時に値上がりする傾向があり、有事の金と呼ばれる

⑤預金
意外におもうかも知れんが、預金・定期預金も立派な投資商品の一つや

【特徴】
・超低金利
・日本じゃ増えない
・外貨預金は高金利だが、為替リスクあり
・インフレに弱い

複利の力を知ろう

長期投資の魅力

長期投資とはその名の通り、資産を長いこと持ち続ける投資や。日々の値動きだけではなく、長い目で見た収益に注目するやり方。
ワシが長期投資をオススメする理由はこの2つ
①収益が安定する
②複利の力が活きる

①収益が安定する
投資期間が一年の場合、リターンは-39%〜+47%まだ大きな幅がある。たくさん損する人もおるし、たくさん得する人もおるということや。一方投資期間が20年の場合は、リターンは+6〜+17%の間や。投資期間が長くなるとリターンの振れ幅が小さくなり、いい感じに安定するんや。驚愕なのは、ここまで投資期間を長く取れば誰一人として損しないという点や。

②複利の力が活きる
単利・・最初の元手にだけ利息がつく計算方式
複利・・最初の元手と、それまでの利息を合わせた金額に利息がつく計算方式

100万円を5%で30年運用した場合
単利だと、約250万
複利だと、約432万

約182万円の差が出る!!

インデックスファンドに投資しよう

初心者に一番オススメなのは『投資信託(ファンド)』やな!
投資信託を一言で表すなら『沢山の投資家から集めたお金を一つの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が代わりに投資・運用する商品』の事や。プロに任せる投資やな。

投資信託が初心者にオススメな理由
☆プロ(運用会社)が運用してくれる!
☆透明性が高い!
☆少額から購入できる!
☆分散投資でリスクヘッジできる!
【注意点】
☆運用手数料がかかる
☆元本保証の金融商品ではない

インデックス(指数)投資って一体何?

インデックス投資とは、
・日経平均
・TOPIX
・s&p500
・ダウ平均
のような『指数』と同じ値動きを目指す投資方法のことや。指数というのは『取引所全体』や『特定の銘柄群』の値動きを表すもののことや。例えば『日経平均』の値動きを見れば、日本の有名企業225社の株価が全体とさしてどう動いたかわかるんやで。
『日経平均という指数と同じ値動きになるように投資する』=『日経平均が5%上昇したら、自分の資産も同じく5%上昇する』ということになるな。

アセットアロケーション(資産配分)について

インデックスにはいろんな種類があるで!
・株式だけに投資するファンド(ハイリスク・ハイリターン)
・債権だけに投資するファンド(ローリスク・ローリターン)
・上記をバランスよく混ぜたファンド

『株・債権・不動産等』をそれぞれどれくらいの割合で保有するのか?これをアセット・アロケーションと言うんやが、これがインデックス投資の成績を決める一番重要な要素になるで。
一年間での値動きイメージは、ざっくり次の通りや(95%の確率で下記の幅に収まる)
・株式インデックス−40%〜+60%
・債権インデックス−20%〜+30%
株式に投資しすぎると、時に『資産半減』の大ダメージをうけるで。攻めすぎたアセットアロケーションにならんように気をつけてな!

初心者に大きな味方『ドルコスト平均法』

相場を読み切るのは不可能!ワシらにできることは『最高のタイミングでの売買』ではなく『最悪の状態を回避する』事や。『最悪の状態を回避する』場合、自分たちの買い方でコントロールが可能やねん。その買い方がドルコスト平均法というものや。方法は非常にシンプルで、月100万持ってたとしても一度に買うんやなくて、時期を分散させて買うんや。具体的には『月5万ずつ』というように毎月定額で買う方法が一般的やな。
下手に相場を読もうとせずに平均を狙おう!

インデックスファンドの2つの取り崩し戦略

インデックスファンドの有名な取り崩し戦略を2パターン紹介するで。
①引退時の資産残高×4%を、定額で取り崩し続ける
②毎年の資産残高×4%を、定率で取り崩し続ける

①引退時の資産残高×4%を定額で取り崩し続けるって言われてもピンとこないと思うから、具体的に数字を出して説明するで。
【例】
65歳で引退するとき、3000万円の資産があったとする。
・一年目の取り崩し額3000万×4%=120万
・二年目の取り崩し額3000万(引退時の資産残高)×4%=120万
・三年目以降ずっと同じ
つまり、引退時資産×4%に相当する金額を定額で取り崩しているという事やな

普通に考えたら『4%×25年=100%』になってしまうから、25年で資産がゼロになっちゃいそうやろ?ところが運用しながら取り崩すと資産はもっと長生きするんや。

1998年にアメリカのトリニティ大学の教授3人が『トリニティ・スタディ』という研究でこんな答えを導き出した。
なんと!!
株式50%:債権50%▶︎取り崩し率年4%▶︎
30年後に資産が残っている確率は96%
これは例えば
3000万を持って引退し、
毎年4%(120万円)を取り崩し続けると30年後には残高が2億4千万円に増えているということ!

②毎年の資産残高×4%を定率で取り崩し続ける場合

・株式のリターンは平均7%、債権のリターンは平均4%
・株式50%:債権50%のポートフォリオを組むと期待リターンは5.5%

になる。ここでつい増えた5.5%分のお金を毎年引き落としたくなるんやけど、この方法では『インフレ率』も考慮するんや!
インフレ率を1.5%と想定して、ポートフォリオの実質リターンは4%(5.5%-1.5%)になる。これが毎年、資産を4%ずつ取り崩してもokと言われるざっくりした計算の背景やな。

さらに、次のような工夫をすると、資産は半永久的に長持ちするで。
・ポートフォリオの期待リターンより、小さいパーセントで取り崩す
・インフレ率を高めに考慮する
・暴落相場では取り崩し額を控えめにする

人生が終わる!絶対にやってはいけない投資

本当に怖い!新築ワンルーム投資
ある日君のもとに新陳ワンルームを売りたい営業マンがやってきて、こんな感じのセールストークを繰り広げるんや。

・ワンルームマンションで価格1400万家賃7万4700円。単純計算で表面利回り6.4%
・税金対策になるので、結果的に節税になります!
・生命保険の代わりになります!
・将来の年金になります
・銀行がお金を貸してくれるからお金が無くても買えます
・ローンは入居者が払ってくれる(家賃)から大丈夫
・空室対策にサブリース(家賃保証)がついてます!

表面利回りに騙されるな

一見良い話に思えるかも知れんが、気を付けないとあかんポイントが『表面利回り』や。
表面利回りというのは、『年間の満室想定の家賃収入』を『物件価格』で割った簡易的な利回りのことや。これはいくらでも高く見せることは可能で、しかもずっと満室、ずっとその時の家賃なんてことはありえんのや。
さらに、さっきの営業マンは『物件にかかるコスト』を一切説明してへんで。
具体的にはこんな感じやな。
・銀行の金利年1.5〜2%
・取得時に、仲介料、不動産取得税、登記費用(司法書士、印税代)大体購入費の6から7%
・共有部の修繕積立、管理費を払う必要がある。毎月引かれるので家賃は全額入らない
・固定資産税。毎年かかる。大体価格の1%前後。大体家賃の1〜2ヶ月分
・火災保険も毎年かかる
・退去時のリフォーム代と広告費用。広告費用は家賃2ヶ月分が相場
・築年数が古くなるので家賃は下がるし、建物自体の価格も下がる
・ずっと満室という状況はありえない

というわけで、さっきの例で計算してみると、実質の利回りは?
想定利回り−0.5%予想年間手残り−7.12
計算上は全額キャッシュで買って30年満室で、物件価格も家賃も下がらず、修理もなくてようやく月4万残る。でもそんなわけない!!
仮に家賃が10%下がって空室が10%出るだけで赤字になって給料から補填が必要になるで!

ステップ4 お金を守る

詐欺・ぼったくりで資産を失う

オレオレ詐欺や架空請求といった特殊詐欺に引っかかる人は、年間2万人。被害総額約300億。

銀行・証券会社、保険会社による合法詐欺も恐ろしいで、例えば外貨建て保険に関しては2018年度の苦情件数が約2500件と過去最大を記録したようやで。リスクをきちんと説明されずに、契約者は大損。保険会社は手数料で大儲けしとるんや。
銀行、保険会社、証券窓口に近づくな。自分の資産を守れるのは、自分だけ。
他には・・

★浪費で資産を失う
★被災・盗難等で資産を失う
★インフレで資産を失う

しっかり対策しなければ、貯めた資産はいつも簡単に失われてしまうで
お金を天敵から堅守せよ!
この教えを、こころに深く刻んでおいてな。

ステップ5 使う力

『貯める力』『稼ぐ力』『増やす力』と、経済的自由になるために必要な力を解説してきたわけやけど、実はここまであえて秘密にしてきた事実があるんや。それは・・

自由=幸せとは限らない

自由ゆえの孤独
自由ゆえの不安
自由ゆえの責任

自由であれば、ノーストレス、幸せに生きられるというのは幻想にすぎない!ここで大切なのは『使う力』や。いかに上手に使えるかが、幸せに生きられるかどうかを決める一つの大事な要素になるで。

良いお金の使い方

●寄付・プレゼントに使う
幸福の源泉は、人・社会との繋がりや。君のお金を、応援したいと思える『世の中をよりよくするために頑張っている組織』に寄付するとええで。日頃の感謝を伝えるために、家族・友人にプレゼントを贈るというのも、最高のお金の使い方の一つや。ひと・社会のつながりを実感できるお金の使い方は、人生を豊かにするで。

●豊かな浪費にお金を使う
心が豊かになる浪費も欠かせんな。豊かな浪費というのは、他人になんと言われようと、『私はこれが好き!』『これが最高!』と心の底から思えるものにお金を使うことや!例えば、旅行や食事、好きなアーティストのライブ、こんな素晴らしい体験ができた、こんなに楽しめた。そういう自分にとって価値のあるところにお金を使って、感動に溢れた人生を全うできるなら本望というもんやで。

●自己投資にお金を使う
自己投資も最高やで。なぜなら『稼ぐ力』は幸福の源泉の一つやからな。自分の力を社会に還元できる人は、社会とのつながりを失わずにいられるんや。稼ぐことそのものも楽しいしな。
自分の知識欲・好奇心を満たしながら、仕事を通じて社会に価値を提供していく。ここに楽しみを感じられる人は、本をたくさん読んだり、セミナーに通ったり、大学に通い直したりするというのは、最高のお金の使い方になるやろうな。

●お金で時間を買う

言うまでもなく、人生は時間そのものやからな。ロボット掃除機や乾燥機付き洗濯機といった時短家電を買ったり、家事代行サービスを利用するのもありやな。

世の中、お金を払えば『優先的にあんないしてもらえる』と言うサービスがたくさんあるで。

経済的自由を達成できたからといって、幸せになれるとは限らない。そういうイメージを持ってもらえたやろか?資産形成でも、『使う力』を磨くことは重要になるで。貯めると使うのバランスをどうとるか?生き方のセンスが問われるな。とにもかくにも、お金はツール!上手に使ってなんぼ!
お金の使い方が下手な人が持ってる1億円は、お金の使い方が上手な人が持ってる100万円より価値がないんや。このことをこころに深く刻んでおいてな。


感想🤗

最後まで読んで頂きありがとうございました🙏
本を読んで、自分が気になる項目のみ抜き出して、メモするように書き出しましたので、実際はもっとわかりやすく詳しいものでした🤗
ぜひ、購入して読んでみてください!!
本当に、お金の教養大事ですね、学校でも教えて欲しいくらいです。リベ大はYouTubeでも人気ですが、毎回知らないことが知れて、とても勉強になります。単純にお金の知識というより、人生の、生き方の教科書でもあるように感じます!!

ではまた〜☘🤗








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