タイトルなし

思考とお絵かきの「旅」-1

昨年、イラストを6枚描いた。

誰にも頼まれず、まったくの自由で、イラストであれば何でもいいという環境で描いた。

あるようでない仮のテーマとして、「旅」というものが用意されていた。

そこでマイブームであった哲学をきっかけに、哲学者や偉人の名言と自分のイラストを掛け合わせた「思考の旅」というテーマを作り、誰にも媚びず、顔色も窺わず、その瞬間に自分が描きたいと思うものをのびのびと描けたので、自分の中ではとても気持ちの良い6枚になった。

使用させていただいた名言の著名人を、お勉強ついでに紹介しつつ、イラストを公開させていただきます。


1.
明日死ぬと思って生きなさい。永遠に生きると思って学びなさい。

マハトマ・ガンディー (1883 - 1944)|インド

画像1

本名は、モーハンダース・カラムチャンド・ガンディー
「インド独立の父」とも呼ばれるインド独立運動に注力した政治指導者。

「非暴力・非服従」の思想を掲げ運動を起こし、人種差別に立ち向かっていったという背景から「偉大なる魂」の意味をもつ「マハトマ」を用いたマハトマ・ガンディーとして名を残した本当にマブいお方。

仕事で派遣された南アフリカでのインド系移民に対する人種差別を経験し、権力に屈しない姿勢というものを意識するきっかけになったという。

インドがイギリスの支配下にあったころ、第一次世界大戦の最中インドの自治拡大を期待してイギリスを支援していたが、植民地政府のローラット法によって裏切られた形となり、反英運動ともなる本格的な非暴力・非服従運動を指揮する。

イギリスからの輸入品となる綿製品は着用せず、インドの伝統的な手法をもちいた綿製品を着用するよう呼びかけ、自ら糸車を回すなど第一線で不買運動を行った。

「殺されるのを嫌がっているものは食べない」と菜食主義者(ヴィーガン)でもあり、断食や瞑想など、禁欲的な生活スタイルでもあった。

1947年に胸腹部に3発の銃弾を受け、78歳で暗殺されてしまう。

執り行われた国葬では、遺体を運ぶ街の通りでは、1万人もの人が参列した。ガンディーの偉大な功績を讃えた。



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哲学者・偉人の名言からイラストを描こうと思ったとき、ぐっと来た言葉を20~30個書きだして6つピックアップし、一番初めに選んで描いたのはこのガンディーのこの言葉だった。

ほかにも様々な心に響く言葉を残されている方だけれど、この言葉の「イマココ」を見る考え方に共感した。

生活をしていると、どうしても過去のあれやこれやに心が引っ張られて、懐かしんだり後悔したり、

数か月後、数年後の誰も分からない未来に漠然と不安を持ってその日1日の生活の動きを止めてしまったり、

そうした日はどうしてもある。ない人もいるだろうけれど、私にはある。

そんな日々の中でこの言葉には「ヨイショ」と腰を上げる力がある。


どれくらい生きて、いつ死ぬか分からない、そのための準備をいつでも万全にしておこう。

そう思うと見えないもの、もう手に入らないものに引っ張られる力がよわくなるのを感じて「よっしゃ、これを描こう」と思えた。



イラストは、常に死や危険が迫っていることを足元に表現しつつも、それでも立ち止まらず、学び続ける姿勢を躍動感を付けてポップなイラストで表現しました。

基本的に6つのイラストは、このキャラクターたちがやんや・やんやしております。笑




ガンデイーについての:参考サイト


こうしたことをきっかけにちょこっと学べるのってお得よね。



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