・はじめに

　みなさんこんにちは。Rai（らい）と申すものです。普段はオルフェゴールのnoteしか書いていないのでオルフェゴール以外の解説をしていくのは初めてですが宜しくお願い致します。7月22日にエイジオブオーバーロード（以下AGOV）で新規テーマ『ホルス』が収録されました。世の中では罪宝最強！ディアベルスターかわいい！！！！リトルナイト最強！！！！アリアスかわいい！！！！！！とかで埋め尽くされててホルス君は棺の中で涙を流していると思います。
私自身ホルスを買った理由はオルフェゴールに使えるから。という頭のおかしい理由でしたが、いざ考察してみると、『ホルス』というデッキの面白さに魅力を感じ始めました。動画とかを見てみても『ホルス』に関して考察している動画が少なかったため、簡潔ではありますが、ホルスの基本展開や私が使っている『ホルスGS』のデッキについても解説していこうと思います。よろしくお願いします。

•ホルスとはどんなテーマなのか

基本的には『王の棺』という永続魔法がある時に墓地からレベル8がたくさん湧いてくるテーマです。『王の棺』が手札1枚をコストにデッキからホルスネームのモンスターを落とすことができるのですが、1ターンに4回までその効果を適用できます。（どう考えても4回までじゃなくて4回も）そして、ホルスモンスターはレベル８で統一されているため、『トレードイン』や『壊獣』と組み合わせることもできます。
一方で弱点も多く、メインギミックだけでは無効系妨害を構えることができません。そのため、拮抗勝負を喰らってしまうとかなり苦しくなります。ホルス共通の墓地蘇生効果もチェーンブロックこそ組まないものの王の棺が貼られた瞬間に増殖するGを投げられたり、王の棺をサーチした時にドロール＆ロックバードを食らってしまうとかなり厳しくなってしまいます。一方で、無限泡影やエフェクトヴェーラーといった無効系誘発は受けがいいという特徴も兼ね備えています。
ざっとテーマの解説をしたので次の項目では、ホルスカードの解説を1枚1枚していこうと思います。

・『ホルス』カード解説

•ホルスの栄光ーイムセティ

ホルスデッキのキーカードであり、ホルスの爆発力の源である魔法カード『王の棺』をサーチしながらワンドローまでついてきます。めちゃくちゃ強いですがうららを重く受けるカードでもあります。②の効果に関してですが、『王の棺』サーチはデッキからサーチであり、その後1ドローできる。という裁定のため、『金満で謙虚な壺』を発動していたターンでも『王の棺』サーチの処理までは行うことができます。③の効果もかなり強力で自分フィールドの他のカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に対象を取らない墓地送りを行うことができます。さながら『宵星の機神ディンギルス』ですね。属性も闇ですし。

•ホルスの先導ーハーピ

膝に⚾️がついてるハーピさんです。ハーピィでもパーピヤスでもありません。ホルスの共通効果の墓地蘇生に加えて、特徴はなんと言っても②の効果です。便利です。相手依存ではありますが裏側表示のカードでも手札に戻すことができるため、『スモールワールド』でコストにした誘発を回収したり『強欲で貪欲な壺』で飛んでいったカードの回収もできます。本来の使い方だと『コズミックサイクロン』で除外された『王の棺』を手札に戻す。と言った使い方になると思われます。

•ホルスの祝福ードゥアムテフ

某パズルゲームの覚醒アヌビスが脳裏をよぎります。名前が覚えにくいです。ドゥアムテフ君です。他のホルスカードとは性質が異なり、打点も守備も0です。しかし②のテキストにより、自分フィールドの『ホルス』モンスターの数✖️1200上がります。自身も含むので1200／1200ですね。テーマとして墓地からたくさん並べるので、大体は4800とかになります。上からぶん殴ってくれます。③の効果も強力で自分フィールドの他のカードが相手の効果でフィールドから離れると自分のメインモンスターゾーンのモンスターの種類の数だけドローできます。この効果は『ホルス』モンスターの種類の数だけではないところが肝で、横にフルールドバロネスが立っていてもカウントされます。強い。

•ホルスの加護ーケベンセヌフ

またまた名前が覚えにくいケベンセヌフさん。ホルス共通の墓地効果に加えて②の効果は名前の通り加護です。フィールドの『ホルス』モンスターを守る効果です。若干使い辛い効果であるため、採用枚数は検討する必要があるカードだと思います。

•王の棺

文句なしの最強魔法カードにしてホルスデッキのエンジンになるカードです。クシャトリラバース2世。①.②.③全てが強力です。まず①の効果は、『ホルス』モンスター全体がサンダーボルトやライトニングストームで破壊されなくなります。除外はされてしまいますが、ハーピで戻せるのでヨシ！
②の効果は先にも述べたように爆発力の源です。基本的に棺で手札を捨てながらデッキ内のホルスカードを墓地に落としホルスが蘇る。という動きをします。ホルスモンスターはレベル８で統一されているため、ランク８エクシーズを複数体並べることもできます。後述しますが、『熱血指導王ジャイアントトレーナー』とは非常に相性が良く、できれば素引きしたくないホルスネームのカードが墓地に落ちているもしくは、エクシーズ素材になっている状態で3回ドロー効果を行えるため誘発や永続罠を引いてゲームを有利に進めることができます。また、棺自体を先述したイムセティで持って来れるためめちゃくちゃ強いです。
③の効果は忘れられがちですがホルスモンスターが戦闘時なら相手を墓地送りにする効果です。強い。書いてあること全部強いです。

•カノプスの守護者

①.②どちらも強く、中でも②の効果は『王の棺』で捨てた時にセットできるため非常に噛み合っています。しかし、非常に残念なことにこの『カノプスの守護者』をサーチするカードがありません…それさえあったらめちゃくちゃ強いので、新弾で強化が来るのを待ちましょう。純構築に寄せたホルスであれば強く使えるので３枚採用もありです。

次の項目では私が使用しているホルスGSについて解説していこうと思います。宜しくお願いします。

•ホルスGSについて

MDで見かけることもあるpunk GSのような構築のデッキであり、展開に寄せた構築になっています。Twitterの方にも構築を載せましたが、その時とは若干構築が変わっております。ご了承ください。個々のカード紹介は長くなってしまうので、特筆すべきポイントだけ紹介していきます。

•ヴィサス＝サンサーラギミック

・ヴィサス＝サンサーラ

ホルスと同じくAGOVで収録されたぶっ壊れカードです。①により、フィールド墓地にある時に自称ヴィサススタフロストになります。特筆すべき効果は②の効果であり、なんと同名を戻して特殊召喚できます。また、『スケアクローライトハート』、『スケアクローライヒハート』、『スケアクローノヴァ』と組み合わせることで1枚初動として機能し、カオスルーラーとジアンデットヴァンパイアを成立させることができます。動きを説明して行きます。

・ヴィサスギミック展開

①ヴィサスサンサーラ召喚
②ライトハート変換
③ライフォビアサーチ
④ライフォビア発動
⑤スケアクローライヒハートサーチ
⑥ライヒハート特殊、ノヴァサーチ
⑦ノヴァ発動サンサーラ蘇生
⑧ライヒハートとサンサーラでカオスルーラー
⑨墓地のライヒハートとサンサーラを除外してヴィサスアストラウド
⑩カオスルーラーとヴィサスアストラウドでジアンデット
これによりセアミン初動とほぼ同じ動きができるため、初動欠勤が減ります。めちゃくちゃ強いです。

•熱血指導王ジャイアントトレーナー

Twitterにレシピ載せた時に不採用でもいいですか？という質問がたくさんきたカードです。今1枚2500円するらしいですね…お高い…
まず、採用不採用の話ですが、個人的には間違いなく必須だと思っています。というのも、このデッキはコンセプト上、デッキをめちゃくちゃ圧縮するため、デッキの濃度を高くしてからジャイアントトレーナーのドロー効果を使うことができるからです。また、ホルスギミックは手札を多く消費するので、その分を取り返せるこのカードは必要不可欠だと考えています。あと、これは要注意ですが、ジャイアントトレーナーを使うターンはバトルフェイズを行えないので気をつけてください！最強ジャイアントトレーナーはやらないように…

理想盤面

・おわりに

ここまで長文になりましたが、読んでくれた皆さんありがとうございました。まだ私もホルス歴が短いため至らないところもありますが、今後も引き続きホルスを握っていこうと思っております。わからないこと等ありましたら是非私のTwitterのDM等にお気軽に聞きに来てください！ご要望が多かったらカジュアル用のホルスも載せてみようと考えております。それでは良きホルスライフを！