そこそこつかえる「便利屋」からの卒業
思えばずっと便利に使われる存在だった。
困ったら橋本(旧姓)という流れは、小学生の時からあった。
転校生がくると、その子の面倒みるのを頼まれる。
学級委員が決まらないと、学級委員になる。
果てはスピーチコンテストの学校代表の代役を大会直前に頼まれたことまである。
いま思うと、先生たちからかなり便利につかわれていた。
社会人になってからも、社内のいろいろなプロジェクトにつっこまれたり、とりあえずやってみてみたいな頼まれ方することはとても多かった。
基本的には、仕事の頼まれごとは断らないスタンスだったし、なんやかんや前向きにとらえてやってきたし、まぁわたしはなんでもそこそこ要領よくやれるタイプなのだ、きっと。
だからわたしの会社での信用も信頼も、困った助けてという期待に応えることで得てきているという自覚はある。
そんなそこそこ使える便利屋から脱却した2018年はとてもしんどい1年だった。
自分からやりたいことに手を挙げたり、会社から求められてないけど絶対やった方がいいと思うことをやろうとしたり、やりたいことにいい返事がもらえなくても最後まで粘ってやる道を模索した。
やりたくないことを仕方なくやるのはやめて、なんでそれをやるのか?を納得できるまで確認して、納得できないことには納得できないと言った。
べつに便利屋から脱却しようという意識があったわけではないのだけど、自分に嘘をつくのをやめよう、読者に対してまっすぐに仕事をしよう、と思っていたらそんな風になってしまった。
そのプロセスの中では「いつものさやかさんじゃない」と言われて「わたしはもともといい人じゃない!」と言い返すような場面があったり、自分に嘘をつかずに仕事をするために、周りとのコミュニケーションにとてもエネルギーをつかった。
自分に嘘をつかないで仕事をするのがこんなに大変だなんて、正直まったく思ってなくて、何度も何度も心が折れそうになった。
自分の中ではもっとうまくやれたなぁと反省することばかりなのだけど、しいたけさんの言葉に触れて(2019年上半期占い)、自分にできるだけ嘘をつかずに仕事をする、そんな風にがんばった自分のことほめてあげてもいいのかもなと思った。
心が折れそうになったとき、何度も何度もしいたけさんの言葉を読み返して自分を励ましてきた1年だったなぁ。
これからは困ってることを言われたとおりに解決する便利屋じゃなくて、こちらから提案して一緒に新しい道をつくれる便利屋でありたい。
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