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好きなことを仕事にするの罠

好きなことを仕事にするということはどういうことか。

「好きなことを仕事にしよう、嫌なことを仕事にしても人生楽しくない。」こういった発言がよく見受けられる。ここで人は自分の好きなことは何だろう?と考える。ここで好きなことが瞬時に浮かぶ人はいいだろう。しかし、大半の人が、自分の好きなことがなにかわからないという結論に至ってしまうのではないだろうか。

そこで私は、「自分が普段何気なくやっていること」に注目することを勧める。例えば、仕事終わりに、コンビニでアイスを買って帰る人がいればその人はたぶんアイスが好きなのだろう。毎回自販機でお茶を買う人ならお茶が好きなのだろう。それを仕事にすればいい。例えば、コンビニのアイスの新商品がでればいち早く買いに行き、レビューする。それを続けていけば、おのずと仕事につながる。コンビニがアイスの新商品を出すとき、広告してくれませんか?と声がかかるようになる。お茶であれば、おーいお茶と伊右衛門の違いはここで、葉っぱがこうだから、俺は伊右衛門が好きだ。みたいなことを発信すればよい。

もちろん、仕事につながらないときもある。しかし、こんな些細な事でも仕事につながるという意識を持てば、「好きなことを仕事にする」ということのハードルは少しでも下がるのではないか?

「好きなことは何ですか?」「趣味は何ですか?」と聞かれたときに人は、無意識の中でいくつかの選択肢の中から答えようとする。読書だったり、将棋だったり、映画だったり。しかし、そう考えてしまうと自分の好きなこと、自分が本当にやりたいこととばっちり当てはまった答えがでてこない。

映画の予告を見ること。猫の動画を見ること。Amazonで商品を閲覧すること。そういった次元で考えれば、好きなことがもっと増える。自分はこういうことが好きなのかもしれないと、新しい自分の側面に出会える。ぜひ「自分が普段何気なくやっていること」に注目して、もういちど自分が好きなこととは何か。それを極めたら仕事につながるのか。を考えてほしい。

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