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雨降る、6月

一つ前の記事には「写本のすすめ」を書いたので、今回は真逆の「フリーライティング」のお話をしてみようと思います。

フリーライティングというのは誤解を恐れずに申し上げると「自由に気の向くままに書いてみる」ことです。

そこには何の決まりもなく、制限もない。自分の気持ちのままに書いていく。

いきなり書きなさいと言われても書けません。そういう場合は、目の前にあるものを見て、その名前を書いてみる。

えんぴつ、消しゴムが目の前にあれば、えんぴつ、消しゴムと書いてみる。

そこから連想する言葉を書いてみる。消される文字。鉛筆を使う人はいまどれくらいいるだろうか。などなど。

1つだけコツがありまして、自分が書いた文章や言葉を、自分で批判しないことですね。批判はしない。

ああ、今日の自分は取りとめとのない言葉が出ているな。ああ、今日は調子がいいなといった感想はいいけれど、自分で自分にダメ出しはしてはいけません。

自由に書いていいのだから、どんな言葉も書いていい。ダメ出しをしてしまうと小さな事が気になって自分を厳しく見てしまう。

あなたは頑張っているから。自分自身に優しくしてあげていいよ。

ダメ出しなんてものは、あなたのことをよく知らない人が娯楽でやるくらいのもので、気にしないでいいです。きっと時間が経てば、あれは何だっただろうと思えるし、ダメ出ししてくる人こそ、あなたに辛辣に投げた言葉を覚えていないものだ。そんなものです。

フリーライティングはあなただけの世界。気持ちを連鎖的に書いてみる。書いてみるとなんとなく今日のあなたの心のつぶやきが浮かび上がってきます。

少しずつ歩いてみましょうか。

突飛な考えも飛び出しきて、面白い文章が出来上がるときもある。それが楽しいですよ。


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