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3分で読めるレイルロオドのお話「しろがねの人気アップ計画」&WEBTOON作品 レヱル・ロマネスク0 第28話「晴れ時々曇りのちに雨」シーン2ネーム&字コンテ


夜遅くなってしまいました(この記事を書いてるのは23:54です。公開は翌朝かもしれませんね)。

なんでこんなに夜遅くになっているかというと、冒頭のこの雑文について「書くネタがないなぁ」と思い悩んで、手がとまってしまっていたからです。

思い悩むあまり「エッセイのネタ リスク」で検索を書けたら

『英語のエッセイ|書きやすいテーマ【100選】大学生におすすめのエッセイの種類!』というブログ記事にいきあたりました。

それによると書きやすいエッセイの基本構成は

「対比」 
「主張」 
「仮定・手順」
「原因と効果」

――の4パターンだそうです。

これを例えば「WEBTOON」というお題で書いてみるとしたら――

「対比」 :WEBTOONと横読みマンガ、どこが違うの?

「主張」 :これからWEBTOONの時代が来る!

「仮定・手順」 :WEBTOON原作(字コンテ)の切り方!

「原因と効果」 :(作品名)」大ヒットからのWEBTOON売上の推移

!!! めちゃくちゃなるほどでございます。

1:テーマ(お題)を決める
2:「対比」「主張」「仮定・手順」「原因と効果」の中から、そのテーマで最も書きやすそうな構成を決める。

――この2ステップをパターン化するだけで、めちゃくちゃ冒頭文が書きやすくなる……
というか、より詳細に書きますと、わたくしの場合は

「捨てるお題が少なくなりそう」に感じます。

今日ここまでも

「2月ってお題でなにか書けないかな」→(ぼんやりと考える)→「……ダメそうかな」

となっていたところを。

「2月テーマだと、構成別で――

・2月と3月、習慣ペースでまわしたときにこれだけキツさが代わってきます! 

・2月も30日に改善すべき!!!

・2月進行の乗り切り方!

・2月と8月、書籍売上は実際下がる?

――的に書けそうだな」

と、検討を、非常に簡単に具体化できることになるわけです!

これは本当にめちゃくちゃ助かりますので、上記ブログ記事を書いてくださった方に、わたくし、こころより感謝申し上げたく存じます!

と、いうことで次回以降が大幅に楽になりましたこのnote記事の本題部分にあたります、
WEBTOON作品『レヱル・ロマネスク0』のネーム&字コンテ

先日公開の、
第28話「晴れ時々曇りのちに雨」のシーン1

につづきまして、本日はシーン2を公開させていただきます。

観光列車の企画会議! でございますね。

乗車時間は足りなければ物足りないし長すぎればダレるし――
その「足りない/長い」の基準も、ターゲットをどの層にするかでガラリと一変してくる、実にむつかしいものかと存じます。
乗車時間問題と、御一夜鉄道の面は果たしてどのように向き合っていくのか……
どうぞご期待たまわれますと幸いです。

ということなので、短いお話の方は「企画会議」をテーマに書いてみたいと思います。
登場するレイルロオドは、しろがねとラン。
タイトルは「しろがねの人気アップ計画」です。

どなたにも無償でお読みいただけるお話となりますので、よろしければどうぞご笑覧ください。

■ラン

高嵜鉄道D51 840専用レイルロオド。
「プリンス・オブ・レイルロオド」の異名も名高い全国区の人気レイルロオド。
しろがねとは深い友情で結ばれている。

■しろがね


關門鉄道EF10 23専用レイルロオド。
海底トンネルのスペシャリスト。
ランを深く敬愛している。

/////////////////

『しろがねの人気アップ計画』

「やぁ、レディ・しろがね。2ヶ月ぶりだね」

「ランさん……」

とても嬉しい。わざわざ会いにきてもらえたこと。
しろがねが一方的に相談をもちかけただけなのに――

「ふふっ、その笑顔が見れただけでもここに来た甲斐はあったよ」

「あ」

顔、出ちゃってた――って思いかけですぐ、それでいいんだって思いなおします。
だってしろがね、ランさんに隠すことなんてなんにもないから。

「ふふっ、問題解決できたときにはもっと素敵な笑顔を見ることが出来そうだ。
そのためにもより詳しい話を聞きたいんだけれど――」

「はい。ええとですね、しろがね、会社からいわれたんです」

レイルロオドサミットが大成功して、ランさんやすずしろさんたちがそれを発信してくれたこともあって、
参加レイルロオドが所属する各社・各路線の定期外収入が右肩あがりに伸び続けてること。

けど、しろがねの關門鉄道だけは、その恩恵に預かれてないこと。

「ああ……確かに、關門鉄道は――というか関門海峡鉄道トンネルは、貨物列車しか走れないものね」

「なんです。既存の顧客企業さんの物流量を急に増やしてもらうとかできなし、新規の顧客企業さんを見つけるっていっても、それもなかなか」

「關門海峡トンネル――下關側と門字港側の荷物を、わざわざ鉄道輸送する……っていうニーズ自体が、かなり限定されてそうだものね」

「そのとおりです。けど、しろがね自身はその……ええと――人気っていうか、記念写真、頼まれたりとかちょっと前までは全然なかったのに」

「ふふっ、レディ・しろがねの魅力が、レイルロオド・サミットを通じてようやく正しく評価されはじめたということだね!
実にすばらしい!!!」

「……それをどうにか、売上アップにつなげられないか考えてみてくれって、しろがね、言われて、それで」

「ふむ。レイルロオド・サミットで開発したグッズ――EF10型チョコレートは実際に販売してるんだよね?」

「それは売上、ずっと安定で、おかげさまで、沿線のスーパーとかでも取り扱ってもらえるようになって」

「重畳だ。ということは、レディ・しろがねとEF10 23の潜在的地元人気も、おそらく安定しているわけだ」

「そうだと嬉しいんですけど――」

「なら……うーん」

目を閉じて考えて――すぐ、ランさんの長いまつげがぱっと持ち上がります。

「……乗せてしまおう! 貨物だけではなく――人も!!」

「え? あの、でも……うちに客車列車なんて」

「だから貨物に、空コンテナにさ!」

「!」

しろがねだってレイルロオド。
鉄道営業法はメモリの基底に叩き込まれてます。

乗客が自ら希望して乗車するなら、客席以外に旅客を乗せても――そこは全く問題ない。

「確か海底の気温って一年通じて安定をしているんだろう?
その上、なにせ関門海峡トンネルの通過時間もたかがしれている!」

「それは……確かにです」

「実際乗せて、貨物がどう輸送されているかをその身で体験させるのさ!
なによりの輸送品質のPRになるし、レアな体験なので発信・拡散されやすくもなろうとも!」

こくこくこく、頭が勝手にうなずきます。

海底輸送、しろがねたち銀釜姉妹はそこに全てをかけてます。
輸送品質は、世界一だって誇りがあります。

「多くの人が乗って、良さをしってくれれば。
その中から、縁からきっと、新しい顧客企業も発掘できそう……って、しろがねも思います」

「ならばそう! 一週間に一便だけでもそうした列車を有償で走らせる。
多少なりとも売上にもなるうえに、大きな宣伝効果を示せようとも! なにせ」

パチっと、ウインク。
しろがねの回路のどこかも、バチっとショートしちゃいます。

「このランも! そしておそらくレディ・すずしろも!
実現すれば! 体験に来て! 発信・拡散をしようから!!!」

;おしまい

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いかがでしょうか?
ラン・しろがねも出てくるチャンスあればいいななWEBTOON作品『レヱル・ロマネスク』0

その過去話の、
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それぞれお読みいただけますので、よろしければどうぞご笑覧いただけますと幸いです。

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