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初期設定公開: むにむに(金比良電鉄60形62号専用レイルロオド)

みなさんこんばんわ。レヱル・ロマネスクシリーズの原案、シリーズ構成を勤めます、進行豹です。

いまわたくしは『新観光列車計画(仮称)』の#1のわたくし担当範囲の仕上げ真っ最中なのですが、あと数時間はかかりそうなので、先にnoteの方を書いてしまうことにしました。

本日のnoteはレイルロオドの初期設定公開。

ご紹介いたしますのは、
掲示板

でリクエストいただきました、金毘羅電鉄のラジオガール、60形62号専用レイルロオドの「むにむに」です。

柔らかそうなお名前ですが、果たしてどんなこであるのか。
どうぞ、ご笑覧いただけましたら幸いです。

【むにむにの初期設定】

むにむに(金毘羅電鉄60形62号専用レイルロオド)

むにむには、大詔2年ロールアウトの大ベテランなレイルロオドです。
新製配備は軽品電気鉄道。そこから合併での帝都急行電鉄への社名変更を経て、正和4年に金毘羅電鉄入りしました。

軽品時代、および帝急時代には、車番、デ37そのままの「37(さんじゅうなな)」と呼ばれていました。
それが当然と思い込んでいたのですが、金比良電鉄入りしたときに状況は一変。
60形62号への車番の改番とともに「むに」という名前を与えられます。
それが嬉しくて「むに、むに」と繰り返しつぶやいていたら、「むにむに」という名でそのまま登録されてしまいました。
ので、むにむには自分の名を、とてもとても気に入っています。

性格は前向きで、柔軟。
かなりの環境激変に際しても、
「なんとかなります。できますよ!」と、
ふんわり受け止めて、実際にさほどの無理なく対応できてしまう、高い適応力を持っています。

そのため、会社移籍が生む環境変化や、ともなっての度重なる改修に姉妹たちが消耗し退場していくなかでも、むにむにはただただふんわりのんびりで走り続けました。

むにむにの最大の特徴は、「天性の美声」の持ち主であることです。
その特性が花開くきっかけは、皮肉にも大廃線でした。

大廃線のあおりで車掌添乗がとりやめられ、運転士+レイルロオド運用になったことをきっかけに、「天使の車内放送」として、むにむにの車内放送は大人気を博したのです。
出身が帝都圏であるため、極めて綺麗な標準語を明るい語り口で話すことも、ご当地では珍しがられ、大いに喜ばれました。

大廃線後も金比良電鉄を支えるためにふんわりと走り続けたむにむにと彼女の62号でしたが、正和58年。経営に再起のめどがたったところで、惜しまれながらの引退となりました。
ロールアウトから引退までに走り続けた「連続89年間」の稼働は、いまもって堂々の日ノ本記録を誇っています。

引退後には、むにむにの車内放送の大ファンだったFM放送局のオーナーにスカウトされ、ラジオパーソナリティーとしてデビュー。
大人気のまま第二のキャリアを重ね続けています。。

なお、むにむにの番組「レイルロオド・むにむにのラジオトレイン」の専用スタジオは、金毘羅電鉄からFM局に寄贈された、60形62号機です。

マイクを持ち替えたむにむにと放送機材を増設された60形62号機は、かつて満員の乗客を乗せていたときとおんなじに。

今は電波に美声を乗せて、レールを走りつづけているのです。

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【メンバーシップ限定記事のご案内】

『レヱル・ロマネスクnote』メンバーシップ
『御一夜鉄道サポーターズクラブ』

にご参加いただきますと、レイルロオドのショートストーリーや、イベント台本。
内部設定資料、あるいは掲示板機能などをお楽しみいただくことができます。

本日は、以下のあらすじの短いお話を公開させていただきますので、ぜひご参加ご検討ください。

『レイルロオド・むにむにのラジオトレイン、スペシャル』

金毘羅FMの人気番組、『レイルロオドむにむにのラジオトレイン』。
本日のスペシャル回は、先日御一夜で開催された、『レヱル・ロマネスクサミット』の様子を、
むにむにによるスペシャルリポートでお届けします。


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