歌うために生まれた~次代のロックボーカリスト 石野理子(赤い公園)(10)

赤い公園2代目ボーカリスト石野理子さん。

彼女が
アクターズスクール広島(ASH)在籍中から
「頂上」と仰ぐ存在…

SU-METALこと
中元すず香さん。

2つの“ボーカルの個性”は、
それぞれのレパートリーに

色濃く反映されています。

まずは、
ASHの先輩
中元すず香(SU-METAL)さんの
動画アーカイブより、
おなじみの…

BABYMETALのレパートリーを聴いて、
あくまで筆者が感じるところ
ですが…

レパートリー群で強調されているのは、
SU-METALのヴォーカルで最大の魅力である

“伸び”

どの曲であっても、
どこの声域であっても、

SU-METALは
最大の“伸び”で
応えます。

では、
石野さんはどうでしょうか?

実は、
アイドルルネッサンス時代に
アップロードされた映像アーカイブに

大変貴重なものがあります。

この映像…
本ブログ(6)で取り上げた
THE JERRY LEE PHANTOMの
「Music Lovers」を
アイドルルネッサンスがカヴァーした際、
石野さんのパートをレコーディングした
時のものです。

石野さんは、
モニターヘッドホンから聴こえる
スタッフさんからの指示に
多種多様な

「球種」

で応えています。

「球種」にたとえてみましたが、

石野さんは、
まるで
キャッチャーのサインに
ピッチャーが
さまざまな「持ち球」で
応えている…

そう思いませんか?

“超剛速球型”のエース
中元すず香さん、

これに対して
「緩急自在」「球種豊富」のエース
石野理子さん。

この
両エースの投げ合いが、

チームBABYMETAL
VS
チームアイドルルネッサンス

の聴きどころ

…だと筆者は思います。

ですが、
“両エースの投げ合い”は

ホームグラウンドを
広島から東京に移して

皮肉にも…

続きは次回!

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