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不揃い人間

マスに括られることを拒絶した人間は 

商品棚には並ばなかった

彼は価値の無い人間とされたが

価値のある人間とされた人々の 

痛ましく顔形を削られたのを見て思った

幸福と価値の乖離した世界で 

決して自分を間引いてはならないと


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