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名前 忘れたのかよ?

膜がかかったような

世界に生きてた

ふとそれが破れて

みずみずしい風を受けた


何時も真面目な君が

不意に笑ったので

僕のもんもんとした疑いは

すっかり晴れてしまったのさ


あぁ世界は

こんなにも静かに輝いていたのだ

はじめて名前を 憶えた時のように

全てが鮮明に知られた

僕はその言葉と世界をこう呼ぼうと思う


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