中高生も(たぶん)速攻で理解できる市民と税金のお話


皆さんはいつも税金を納めていますよね。

消費税や住民税、車がある人は自動車税、家がある人は固定資産税など。


【税金は市民達がお金を出し合って集める共有財産】


市民達の暮らす町の電気やガスに水道、道路や信号機といったインフラの工事や維持、母子生活支援や保育所の運営などの福祉事業に使われるお金はひとりでは捻出できません。


けれども、市民達の暮らす社会に無いと困るので市民達が少しずつお金を出し合って必要な資金を調達しています。


【公務員の雇用主は私達】


集めた税金で市民の為の事業をするわけですが、日々仕事や家事に追われる市民が実務レベルでそれらの事業に関わるのは厳しいです。


なので、市民の代わりに実務レベルで事業に関わり、推進していく人材=公務員を雇います。

彼らに支払われる給与等は市民が出し合って集めたお金=税金から払われますから、私達市民が公務員を雇っていると言えます。


【市民の代わりに税金の使い道を決める人】


ところで税金の使い道はどうやって決めているのでしょうか?

これも市民達で集まって話し合う時間なんてある筈がないので、市民の代わりに話し合いをして税金の使い道を決める人達を雇います。

これが政治家であり、政治家が“代議士”と言われる理由です。市民達の代わりに税金の使い道について話し合って決めるのが主な仕事ですからね。


【ここまでのポイント】


①…市民達がお金を少しずつ出し合って、市民の生活に必要なインフラや福祉事業などに使う資金を調達する。これが税金。

②…市民達は、日々の仕事や家事に追われる自分達の代わりに事業を行う人を雇っている。これが公務員。

③…市民達は上記のように忙しいので、自分達の代わりに税金の使い道について話し合ってこれを決める代理人を雇っている。これが政治家。


今回はこんなものでしょうか。では、また!

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