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クラシック三冠を終えて

10月22日。菊花賞が終わって2023年の牡馬牝馬ともクラシック三冠が終わった。

牝馬クラシックはリバティアイランドの圧巻の牝馬三冠。ジャパンカップ参戦予定というのでさらなる挑戦に期待が高まりそうだ。
ちなみにだけど牝馬三冠の自分の本命は
桜花賞 コナコースト (2着)
オークス ヒップホップソウル(6着)
秋華賞 マスクトディーヴァ(2着)
だった。

我ながらなかなかいい線をいったのではないかと思った。中でもマスクトディーヴァはあまり人気のない中でローズSのがんばれ馬券を的中させて、本番の秋華賞でも2着。ローズSでのレコードタイムはフロックではないことを証明してくれた。マスクトディーヴァは年内は休養で始動は翌年からのこと。いずれG1をとる力はあるだろうから今後も注目していきたい。

変わって牡馬クラシックは三冠を三頭で分け合う形となった。まずは1冠皐月賞。タスティエーラを本命にした。最後の直線でタスティエーラが勝つかと思った矢先、次元の違う馬がいた。ソールオリエンスだ。後ろから一気にゴボウ抜きでの驚異の末脚。1月の京成杯から皐月賞を勝った馬は初らしい。思い返せばこれが牡馬クラシックの「異例づくし」の始まりだったのかもしれない。

続く日本ダービーはソールオリエンスを本命に。エフフォーリアで破れた横山武史騎手に今度こそダービーを。という思いで応援してた。しかし勝ったのはタスティエーラとダミアン・レーン騎手。「テン乗りはダービーを勝てない」のジンクスをあっさり破られてしまった。「短期免許の外人が武史の夢を打ち砕いた…」という愕然さが印象的だった。
そしてスタート直後でドゥラエレーデの坂井騎手が落馬。ルメールのスキルヴィングが競走中止でこの世を去ってしまうというこれまた「異例のクラシック」になってしまい、なんとも後味の悪いダービーだった印象がある。

そして牡馬三冠最終章菊花賞。ここではサヴォーナを本命に。夏の福島の信夫山特別を勝った時から菊花賞に進むという話があったのででたら応援しようと決めていた。トライアルの神戸新聞杯では人気薄ながらの2着に健闘した。ただ本番では、5着に敗れた。負けはしたが悲観するような着順ではないと思う。
勝ったのはドゥレッツア。重賞未出走での勝利はメジロマックイーン以来とのこと。スタートしてから自分のペースで逃げ切り勝ち。ダービー馬、皐月賞馬を突き放し遅れてきたスターホースとなった。

「勝つ者がいれば、負ける者もいる」
Journey のDon't Stop Believinのワンフレーズ。
それが競馬でもDon't Stop Believin「信じることをやめないで」ひたむきに頑張ればいつか勝つことができる。
クラシックを勝てなかった馬たちも路線変更して活躍してきた馬がたくさんいる。自分はクラシックは終わればゴールではなく通過点だと思っている。クラシック三冠のG1を勝った馬たちにはさらに強くなってほしいし、勝てなかった馬たちもクラシックレースに出れたこと自体すごいことだから、次のレースでは勝ってほしい。
そんなことを思いながら競馬を見ている。

クラシック最終戦は牝馬も牡馬もドゥラメンテ産駒が制した。若くしてなくなった父の夢は次代に託された。今度はどんなドラマが待っているのだろうか。


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