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ギフテッド高IQ論争に終止符ー後編

待望(?)の続編です。
今回は短め。

前回のあらすじ:チワワちゃん発狂寸前、以上。

では、本編を始めます。

エピソード:バナナにこだわるな!

ある日、熱帯雨林の熊が森の中を散歩している。
空腹なので、機嫌斜め。

≪なんと、言い合いをしている人間たちが現れた≫

熊「どうしたの?核ミサイルでも打ったの?」
人間たち「うわ!熊だ!」
熊「うるさい、食うぞ」
人間たち「!!!!」

熊「(冷凍マグロを地面に叩きつけながら)
  大人しく質問に答えろ。
  本熊の好奇心を満たしてくれたら許す」
人間A「・・・実はさっきあるピースを見つけたら」

熊「ピース?」
人間A「そう、何かのパズルのピースみたい」

熊「で?」
人間A「元々はどんなパズルかについて皆で議論している」

≪人間Aが手にしているのは黄色いピースのようなものだ
 少し茶色の部分も付いている≫

熊「で?何のパズル?」
人間A「俺はバナナのパズルじゃないかと思う」
熊「ふーん」

人間B「いや、違うと思うよ」
熊「誰だ、まずは名乗れ」

人間B「人間Bです」
熊「・・・言っても言わなくても変わらんな。
  続けたまえ」

人間B「黄色だけではなく、茶色の部分もあるから、
    キリンの可能性の方が高いと思う」
熊「ふーん」

人間A「いや、バナナだって熟しすぎたり、
    傷ついたりすると茶色になるじゃないか」
熊「ふーん」

人間B「バナナだけのパズルなんて見たことないでしょう。
    しかもちょっと腐ってるバナナだと余計意味不明」
熊「ふーん」

人間C「あのさ、この茶色い部分は元々パズルの色ではなく、
    汚れの可能性もあるよね。あ、人間Cです」
熊「ふーん。どうも」

人間A「人間C、お前頭良いな。
    じゃ、茶色がなかったらキリンではなく、
    健康なバナナ一択じゃん」
熊「ふーん」

人間A「熊さんはどう思う?」
熊「んーーー蜂蜜だったらいいなって感じ」
人間B「蜂蜜だったら?」

熊「君たちは永遠に妄想の中で生きるつもりなのか?」
人間A「おいおい、いくら何でも、妄想って何だよぐぁ」

≪人間Aがログアウトしました≫

熊「そのパズルのピースを探しに行けばいいじゃないの?」
人間B「どこに?」
熊「どこでもいいけど」

人間C「探すなら、範囲、特徴、手段、数などの情報を
    先に開示してもらわないと」
人間B「人間C、やはりお前頭良いな」

熊「お前ら馬鹿か?
  そんなの教えられたら、
  本熊がパズルを書き直してあげれば良いじゃん。
  それを含めて知らないから探すんだよ」
人間C「でも探すなら、範囲、特徴、手段、数などの情報を
    先に開示してもらわないと」

熊「お前昭和のNPCかよ、セリフ激薄。
  それとも本熊が時空をループしているのか」
人間B「人間C、やはりお前頭良いな」

熊「・・・もういい、帰る」


≪洞窟にて≫

熊「ただいま」
父熊「おかえり」
熊「チワワちゃん来ていない?」
父熊「来ていないよ。どうした?」
熊「いや、お腹空いたなと」
父熊「いくら量産型チワワちゃんでもその扱いは・・・」

熊「そういえば、父さんは頭が良いよね?」
父熊「どうだろう。
   昔知能測ったら人間に高知能と言われて、
   人間政府から優遇されてはいるけど」

熊「そのテストの信憑性はどう思う?」
父熊「良い質問だ。
   人間たちが測ったその高知能と、
   本当の私の高知能は同じものかね」

熊「やはりそうだな」
父熊「父さんは異次元だから、全ての領域ともぶっ飛んでる。
   だからどこを測っても、高知能だろうな。
   しかし、そうじゃない人の場合、
   このテストは単なる運でしかない」

熊「人間は運も実力の一部という訳分からんこと言うよ」
父熊「ははは、それは運が良かった人間の自己欺瞞だ。
   そいつの苦手なもので測ってみ。
   それを進学や就職、昇進、結婚の基準にしてみたら?
   猿のように「不公平だ!」と騒ぎ始めるよ

熊「人間なのか猿なのか分からんなあいつらは。
  今日もバナナの話ばかりする人間が居たし」
父熊「この世界の全ては繋がっている。
   人間は分子ばかり見ている。
   しかし重要なのは分母だ」

熊「いきなり始めた」
父熊「そして全ての分母は繋がっている。
   だから今見えている分母に対する分子の意味ではなく、
   見えていない分母を探すのが一番重要だ。
   何故か分かる?」

熊「分母の全体像が分かる前、
  分子に意味はない

父熊「その通りだ。
   分母の全体像を知らなければ、分子に意味はない。
   何故かというと、
   分子の意味を無くす分母は存在し得るのだ」

熊「でも人間はスペックが足りないし、
  精神力も弱いから、すぐ諦めるよね」
父熊「そう。
   だから全体図の分からないピースについて、
   無駄な推論ばかりしている」

熊「彼らを救う方法はないのか?」
父熊「無理だと思う。
   私は人間が見えない分母が見えるから失敗しない。
   失敗したとしても、
   彼らにとっては成功と言えるほどの実績だ。
   全てのチャンスは見えない分母にあり、
   全てのリスクもそうだ


熊「父さんの話、そんなに難しくないし、
  流石に理解できる人間も居ると思うけど」
父熊「もちろん居るよ。
   でも彼らにとってどうだって良いんだよ」

熊「何で?」
父熊「知能テストを実施している医者や心理士は、
   皆口揃って
  「このテストは知能の全てではない」と言うが、
  「じゃ、全てはどこだ?」と聞いたら、
  「分からない」と言われる」

熊「おかしいよな。
  全てはどこだと分からないのに、
  全てじゃないと言う」
父熊「そうだ。
   全てじゃないと言えるのは、
   全てを見えている人間のみだ。

   目の前にリンゴが3個あれば、3個と言うし、
   「他にないの?」と言われても「ない」と答える。
   「この3個は全てじゃない」なんて言わない」

熊「予防線を引きたいだけだな」
父熊「その通りだ。つまり、
   このテストの妥当性に何か問題があったとしても、
   「俺は先に言っといった」ということ


熊「全てを探しに行っても良いじゃないのか?
  別に見つからなくても」
父熊「自分の人生しか見えていない人に、
   永遠が見えるわけがない。
   皆は自分の死後のために何かを残したいわけではなく、
   生きているうちに享受したいだけ。
   だから目先の利益にしか眼中にない。
   仮に知能テストに何か疑問があったとしても、
   「誰かがやってくれるだろう、知らんけど」で済む」

熊「だから父さんは人間を諦めたのか」
父熊「いや、バトンを君に渡しただけ」
熊「嘘つけ🐻」
父熊「❤️」

チワワ「チワー」
熊「夕飯来た!」
チワワ「夕飯買ってきたよ(震」
熊「こいつの方がよっぽど賢いな」

闇堕ち時期だった本熊なので、
少し言葉が乱暴でした。

今回の記事はここまで。

ちなみに、チワワちゃんはまだ生きています。


↓番外編

お気持ちだけで十分です。 お金は自分より立場の弱い人に使ってくださいね🐻