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予約数年待ちの飲食店に行ってきた話

無事帰国し、中1日で福島→東京へ。

仕事で大変お世話になっている方から、
「20日、18:00に鶯谷に来れますか?」
と連絡があり。

僕:「行けます!」
とやってきました鶯谷。

今回その方に連れて行ってもらったのは、タイトル通りのレストラン。

色々と詳しく書きたいのだが、レストラン内ではおしゃべり禁止、携帯持ち込み不可。

画像もないし、具体的な場所やお店の名前も公開できないのだが、とてもエンターテイメントな体験だったので、記録に残しておきます。

【会員制・予約数年待ちのレストランへ】
1グループ5名×3グループ=トータル15名。これが今回そのレストランに入る事ができる人数。

集合場所は鶯谷駅前18:00。
そこにお店の人が迎えに来る。

各グループの代表島は「幹事」と呼ばれる会員さん。たぶん過去にそのレストランを訪れた事がある方。

お店の方に連れられて歩く事約5分。ラブホテル街の行き止まりにある入り組んだ路地の先に鉄製の門があり、その扉が開く。

マンションの横に、怪しくも魅力的な2階建の建物。周辺には小型のたいまつが灯される。

建物に入る前に諸注意。
・携帯持込禁止。
・もちろん写真撮影禁止。
・私語は控えめに。
・シェフが説明する時はきちんと聞く。
了解です。

荷物とコートを預けると、いよいよ建物内へ。

通されたのはキッチンを囲むL字のテーブル。立食スタイルです。

薄暗く、キッチンだけがライトアップされた室内。ほのかなアロマと、4つ打ち系の電子音。

ひとつひとつ料理の説明がされ、前菜8品がテンポ良く運び込まれる。

最初は「桜のつゆ」だったかな?桜の葉が含んだ水分そのものが白い器に注がれている。5mlくらいだろうか?唇を潤す程度。しかし爽やかに桜の香りが鼻と口に広がる。

この日のテーマは「秋・食感・温度」。料理が提供されるときには、一番美味しい温度が示され、なぜその温度なのか、そのためにどのような工夫をしているのかなどがシェフから説明される。

「日本酒酵母で醸したホルモン」や「スポイトに入った液体と一緒に口に入れるヒレ肉」「持ち上げて食べるスープ」など、驚きの表現力と期待を裏切らない美味しさがめくるめく展開される。

お肉がメインなのだが、それに合わせる飲み物は日本酒。肉にはワインという印象を華麗に裏切り感動のマリアージュ。

美味しいのはもちろんなのだが、部屋の雰囲気、音楽、スタッフの皆さんのタレント性、食器の美しさ、そして何よりシェフのカリスマ性と(敬意を表して)偏愛性。

エンターテイメントでした。

完全にまな板の上の鯉。
自分のペースで食べることは出来ず「はい、今すぐ一口で口に入れてください」などの指示が示される。

それが嫌な人はいるかもしれないが、僕は心からこの全てを楽しむ事ができました。

前菜が終わるとテーブル席に移動。5名がひとつのテーブルに座り、ここからは焼き肉が提供される。

テーブルに移動してから8品。全て1人一切れ。メインは牛タン。

スタッフの方が付き切りで焼いてくれます。この時合わせる飲み物ももちろん日本酒。

一品食べてのんびりすることもできず、デザート食べ終えたら「今日はありがとうございました」とすぐにクロージング。

あっという間の約90分程でした。

ジェットコースターのような最高のエンターテイメント。味が美味しいだけ以上の驚きと感動。

お値段葉言えません。
安くはないです。
でも、できることならまた行きたい。

ここまで読んでも、まったく意味がわからないかもしれませんが、これは僕の記憶の為に綴りました。

「あ、あのお店だ!」と思った方もいるのかな?

僕自身で予約もできないし、出来たとしても来年一度行けるかどうか。

Mさん、連れて行ってくれてありがとうございました!

また行きたいなぁ。

(おしまい)

読んで頂きありがとうございます。東北にお越しの際はお気軽にご連絡ください!