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働きながら育児をします。食べながら歩きます。くつ下と縁起物が好き。

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新生児室

昨昼、新生児室のいちばん奥の窓から ほんものの空が見えることに気がついた。 6人部屋の廊下側のベッドからは少しも空が見えない。天気を考えるような余裕もなかった。 いつぶりの空だろう。 空を見たとたん、心の窓枠のストッパーを握り、力いっぱい引き下げた、そういう感触があった。 体の重いものが下へ流れてすっと軽くなる。 そうだ、どんな時も空を見よう。そう思っていたのは、いつだったっけ。 高校生の時のホームルーム。 教室の後ろのロッカーに全員分の歌がならべられた。

    • 辞めずにできる、ことをする―浅生鴨さんインタビュー(後編)

      このnoteは、浅生鴨さんのエッセイ集『どこでもない場所』(左右社) 刊行記念インタビュー企画のもと書かれたものの後編です。前編はこちら *浅生鴨さんのプロフィール、『どこでもない場所』についてはこちら 辞めるということをやらない―「発注されて、しょうがなしに」とおっしゃいますが、被災地支援など、能動的にされていることもあるような?最近もtwitterで、風疹ワクチン接種の呼びかけをされていたり。 いや、でも風疹も、5年ほど前にNHKで始めた「ストップ風疹!」キャンぺーン

      • 辞めずにできる、ことをする―浅生鴨さんインタビュー(前編)

        このnoteは、浅生鴨さんのエッセイ集『どこでもない場所』(左右社) 刊行記念インタビュー企画により書かれたものです。 9月末、雨上がりの空のもと、都心にある浅生鴨さんのオフィスにて。あたたかみのある木のテーブルをはさみ、浅生さんが淹れてくださったコーヒーを飲みながら、のびのびとお話を聞かせていただきました。 *浅生鴨さんのプロフィール、『どこでもない場所』についてはこちら 僕を動かす力は、締め切り―『どこでもない場所』、拝読しました。浅生さん自身の「失敗談」と呼んでいいの

        • 時速2万7千で飛ぶ百日草

        新生児室

        • 辞めずにできる、ことをする―浅生鴨さんインタビュー(後編)

        • 辞めずにできる、ことをする―浅生鴨さんインタビュー(前編)

        • 時速2万7千で飛ぶ百日草

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