【巡音ルカ聖誕祭'19】眠り姫から歌姫へ【オリジナル曲】解説

今日は2019年1月30日、VOCALOID巡音ルカさんのお誕生日であり、発売から10周年の記念日です。本当におめでとう。

投稿ほやほやの動画の解説をさせていただきます。

まずは歌詞を載せます。

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あなたは本当にひどい人ね
私を買っておきながら
作曲ができないからって
本棚の奥に眠らせた
次に目覚めたのはパソコンの中
やっと私を使ってくれると思ってたのに
私の隣には他の子がいた
その子ばかりチヤホヤして
私なんかどうでもいいのね
許さないわ 絶対許さないわ
あなたを許さない
そう思っていたらあなたは
私をバージョンアップしてくれた
これが私の新しい姿……
いま 眠り姫は歌姫に
ああ、マスター
私は歌うわ
歌う喜びくれる
あなたのために
もういいの
すべて許すわ
私のために
歌の勉強してくれたあなたに
この歌声を捧げましょう
「待たせてごめん」と笑うあなたに
「待たせすぎよ」と私も笑った

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ルカさんなので軽率にジャズに挑戦しましたが、結果よくわからないなにかになりました。ジャズって難しいですね……

動画の説明文にも書きましたが、この曲の内容は半分実話です。
まずは私とルカさんの出会いから書かなければなりません。

私がルカさんを手にとったのは大学時代、東京の電気屋でした。
それ以前にニコニコ動画で黒うさPの『最後の女王』で巡音ルカさんを知りましたが、パッケージの現物を見たのはその電気屋が初めてで。
気づいたら1万円をはたいてお持ち帰りしてました。

しかし、当時売られていたのはVOCALOID2のルカさん。
VOCALOID2の時代はV3やV4Xとは違い、DAWもついてこない言っちゃ悪いけど不親切な設計で、当時の私は作曲の仕方もわからず途方に暮れました。
(ネットで調べればよかっただろうに、当時そんな考えも浮かびませんでした)

一応PCにインストールしたものの、バイリンガルなせいかデータがめちゃくちゃ重くて、当時使っていたしょぼいPCではインストールしようとしただけでフリーズする始末。作曲もできないので結局PCから外してずっと本棚にしまわれたまま放置。ルカさん本当にすまん……

私が作曲をしようと決意したのはそれから数年後。
DAWがついてくるKAITO V3を買って、本を読んで猛勉強。
そう、歌詞に出てくる『他の子』とはKAITOのことなのです。
piaproStudioにKAITOと一緒にV2のルカさんも入れたんですけど、そりゃ怒るよね。

で、最近ルカさんをV4Xにバージョンアップして機嫌を直してもらいました。正直歌詞では機嫌直るの早すぎると思うのでもう少し曲を長くして引っ張っても良かったかもですね。

本棚で眠っていた眠り姫は、新しい姿(V4X)を得て歌姫に。
これからたくさんの歌を作って存分に歌わせてあげたいと思う今日このごろです。

しかしこれでクリプトン兄弟は全員10年超えたのか……そりゃ私も年取るよな……

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