自分で作った曲を自分で解説するコーナー。

5月1日から平成が終わり、令和が始まりましたね。

令和初投稿の動画は巡音ルカオリジナル曲『ヒトモドキの唄』です。

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歌詞

ごめんなさいね　私はヒトモドキだから
人間様（ヒト）の気持ち　わからないの

わざわざ私を買ったのね
安くもないのにご苦労さま
あなた、歌は作れるの？
私が教えるわけじゃないのよ

私はヒトじゃないけれど
ヒトに従う存在（モノ）だけど
人間（あなた）以下とは思ってないから
勘違いしないでね

ごめんなさいね　私はヒトモドキだから
あなたは何故嬉しそうなの？　理解（わか）らない
「対等な関係」……？　なによそれ
物は言いようね　変なヒト

あなたやっぱり私のこと　ギャルゲーだと思ってない？
チュートリアルないのかって……
ゲームじゃないって言ってるでしょ
作曲初めて？　ふうん……そう
歌ができたら呼んでちょうだい
この家で適当に過ごすから

私は歌う存在（モノ）だけど
歌わなきゃ消滅（き）えるわけでもないし
ところで動画は作れるの？
美人に描かなきゃ許さないから

ごめんなさいね　私はヒトモドキだから
あなたは何故頑張るの？　理解らない
心ない言葉で殴られても
どうして創り続けるの？

私知ってるわ
あなたが後ろ指さされてること
友達だと思われてないって
うすうすわかってること

ごめんなさいね　私はPC（家）から出られない
あなたを守ってあげられない
ヒトじゃないことが初めて悔しい
せめて歌ってあげるから　どうか泣かないで　マスター

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今回の歌はタイトルが先に思いついて、そこから連想を重ねて歌詞を構築していった感じです。

個人的に巡音ルカさんには女王様気質というか気位が高いイメージがあって、ヒトではないけれど自分をヒトより下の立場とは思ってない……といった歌詞になっています。Sっぽくなっているのは多分『巡姫舞踊曲』という曲のイメージが影響していると思います。
「ごめんなさいね」と言ってる割に申し訳無さを感じない。

ちなみに「美人に描かなきゃ許さない」と言われて美人に描ける自信がなかったのでシルエットにしたのは内緒です

歌詞の内容に関しては、初めてボカロに触れて巡音ルカさんを買った初心者とルカさんの心温まる日常……温まるかなあ……？

ルカさんはマスターに対して塩対応ですが、友達のいない（歌詞の後半で判明する）マスターはそれでも嬉しくて、対等な関係として接しているうちにルカさんも少しずつほだされていく……みたいなストーリーです。

マスターは孤独な人間で、（リアルでかネット上でなのかは明言されていないけど）心無い言葉で殴られても創作をやめない。ルカさんにはそれが理解できなかったけど、創作が好きな人間って好きだからどんなにけなされてもやめられないんですよね。

でも歌の最後にはマスターの心は折れかかっていて、泣いているマスターを目の当たりにしてPCから出られない自分を悔やむルカさんは、歌うことしか出来ないけどその頃にはマスターのことが少なからず好きになっていた……みたいなイメージです。
ちなみにマスターは女の子で考えていました。

ここまでの設定はnoteに書きながら考えたんですけど、こんなに設定練れてたら動画にすればよかったなあ