【巡音ルカ】シンデレラ・コンプレックス【オリジナル曲】解説

自分で自分の作った曲を勝手に解説するコーナー。

第三回は巡音ルカの『シンデレラ・コンプレックス』。

この曲は同名の本を読んで、インスピレーションで作ったものです。
(作者名は忘れたけど、たしかアメリカ人女性が書いた本を日本語訳したものだった気がする)

本の内容としては「現代の女性はシンデレラのように自分を救ってくれる男性を待ち望んでいる」みたいな感じだった……かな……?(うろ覚え)

その本をベースにしながら、歌詞は現代にシンデレラがいたらこんな感じかな~というお話にしました。

歌詞

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私まるでシンデレラ
家事をしながら 王子様待つの
魔法使いよ早く来て
ひとりじゃ舞踏会(ダンス)も行けないの
小さい頃 ママが読んでくれた
王子様が迎えに来るの
大人になっても 私はまだ
王子様を待っている
意地悪な姉はいないけど
毎日仕事にうんざり
適当な男つかまえたいけど
理想が高すぎて
私まるでシンデレラ
馬車馬のように働いて
だけど王子はまだ来ない
魔法使いは何してるの
やっと王子と結ばれた
これで私は自由の身
でも子供の世話をして
王子は「まだ働かないの?」
この人本当に王子様?
やっと会社を辞められたのに
お城で平和に暮らせるはずが
なにか なにかが違うのよ
私ホントにシンデレラ?
ハッピーエンドを通り越して
物語(ゆめ)と現実は違う
私はエンドのその先へ
ガラスの靴は埃をかぶる
魔法は解けて 仕事探して
私はただの母親よ

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うーん、この「王子様を待っているだけの受動的なシンデレラ願望」……。
まさしくコンプレックス。

シンデレラは物語ではハッピーエンドで終わるけど、現実はハッピーエンドで人生が終わるわけじゃないのでその先の続きがあるんですよね。
子供が生まれて、世話に明け暮れて、王子(旦那)からは「そろそろ働きに出たら?」とか言われちゃって。世知辛い。

国語の授業で「物語が終わったその続きを書こう」みたいな宿題を思い出しました。

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