清水らくは

熊本の詩人。居飛車党。倫理学者。

星屑レビュー

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願えばきっと
夢はかないます

★★★★☆
120人中97人が参考になったと言っています

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報われない
努力はない

★★★★☆
75人中61人が参考になったと言っています

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空白の色

青空には青空の青がある
確かめなければただの光
傷口には赤
本当だろうか
もっと重たくて
憧れる赤だった

カメラ越しの亀
緑色の水の中で
深い緑の亀は黒い
ガラスに白い文字
白線よりも濃い白

入口の開かない美術館
中には様々な色があるだろう
けれども今は空白
心には無色
好きな色を想像できても
現実に勝るはずはなく

一番星の光らない黒
明るい地上の約七色が
空白に固着させる
ビール色のビール

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2019年ポエケットのみなみのかぜ

詩誌みなみのかぜ、ポエケットに出ます。

第23回TOKYOポエケット
日時 2019年7月7日(日) 10時〜16時半
場所 江戸東京博物館1階会議室(両国)
ブース H2

出展物
『みなみのかぜ』500円 第六号まで出ました。熊本・大分の震災を機に創刊。最新号のゲストは石松佳さんです。
『見なかったことにしよう』『虹には少し足りない』各500円 清水らくはの詩集です。どちらも私による頒布は初

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犬の本心

紙飛行機を作れば飛ばしたくなる。紙飛行機は部屋の中をまっすぐに飛ぶ。壁にぶつかって落ちる。このつまらない限界は、常に私の前にある。何度も飛ばす。何度もぶつかる。父が通る。父にぶつかる。父は花に水をやるために、ベランダの扉を開けた。紙飛行機が、飛び出す。壁はない。世界を知ってしまったフライト。

慌てて家を出る。らせん状になった階段を駆け下りる。四階、三階、二階。ベランダの下へ走る。紙飛行機は見当た

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今年作った短歌から

バルーンアートを空気アートと呼ばないように僕は今日も表皮の僕

セーター私セーターセーターあなたセーター毛糸の情事

とりあえず(私は私好き嫌い我慢できる子いい子の)ビール

60円60円10円10円赤い車が連れ去りました

合体した石鹸。合体した希望。一つに満たないものたち。

箱猫死/箱猫生きる 箱猫は愛されたいのに語られている

絵みたいな映画みたいな 現実を現実逃避させるみたいな

そして

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一人で旅に出る

ぼくらは
おいしいソーダを飲むために生きていると思うんだ
いつだって
おいしいソーダは心を落ち着かせてくれる
だから
おいしいソーダを探していく必要がある

ぼくらは
おいしいソーダを飲めているだろうか?
今まで
おいしいソーダに出会えていたのだろうか
だって
まだまだおいしいソーダがある気がするから

君といるのは好きだ
でも
この部屋にはおいしいソーダがない
どこかにある
おいしいソーダを探し

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