駒.zone vol.9

将棋文芸誌『駒zone.vol9』公開です。

「セイフ」清水らくは (イラスト ぴろち)
 ・前作「エラー」の続編です。生駒の娘、美駒がプロ棋士になるべく上京し、インド人の少女ミーナ、姿を見せない少年竜弥という二人のライバルと出会います。電脳化の波の中、三人は将棋とどのように向き合うのでしょうか? ぴろちさんの素敵なイラストとともにお楽しみください。

 「短歌七首合」跳馬
 ・駒をテーマにした短歌です。跳馬さんは将棋短歌の若頭ですね。

 「将棋短歌」
 ・今回も様々な方に参加していただきました。次の機会には皆様もぜひ。

 「事例:少年W」浮島   
・将棋短歌の番頭、浮島さんの短歌は書簡のようになっています。さすがです。

 「駒.zoneガールズ」欠片食器
 ・一切将棋をしない、将棋小説かも分からない格闘小説第二弾です。今回は香車ちゃんと飛車ちゃんが活躍しています。ついに「駒ガールズ」と「クラウンシールド」の全面対決が始まる? 若葉さんのかわいいイラストに注目!

 将棋詩
「尻尾」清水らくは
「しんじつ君ごよみ」平川綾真智
 ・久々に将棋詩が載ります。そして今回は、平川綾真智さんに寄稿をお願いしました。頭の中を覗き込んだような不思議な作品をぜひじっくり味わってみてください。 

 「駒.zone座談会」
 ・『紙の駒.zone』メンバーが集まってweb座談会をしてみました。雑誌のこれまでと今後、少年と少女、などなどいろいろ語ってます。 

 「さざなみの譜」手の目
・初登場手の目さんの作品は、正統派の将棋小説です。主人公の透子は病院で出会った漣の影響で将棋を始め、強くなっていきます。いずれタイトル戦に出るまで成長する彼女の、過去とは。力作です。

 「二割ちょっと」清水らくは
・『五割一分』スピンオフ短編です。三東先生がプロを目指していく中で、何があったのか。今まで語られることのなかった「元カノ」朱里さんにスポットを当ててみました。 

 「祝福」ジェームズ・千駄ヶ谷
 ・ジェームズ先生の新作は高校を舞台にした青春ものです。主人公の阪奈くん、ちょっとなんかうらやましいです。新入部員と幼馴染の女の子、ゆかいな仲間たちとの物語をお楽しみください。

 今号から縦書きでpdfのみの配信となりました。レイアウトにこだわった結果です。より雑誌っぽくなったと思うのですがいかがでしようか。全編無料ですが、ご支援していただけると次号で取材などできるかもしれません(笑)それでは、ぜひ読んでみてください。

 また、過去作品はこちらから。

サポートいただければ、詩集を出して皆様にお届けしたいです。文字が小さくてむっちゃボリュームのある詩集を作りたいです。