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【成功を加速する法則】好きなことを自分にも周囲の人にも明確に伝える。

自己開示することにどんな意味があるのか。人材育成の研修などで「自己開示」という言葉を聞くと、ちょっと抵抗を感じる人もいるのではないでしょうか。

日本人は特に、聞かれもしないのに自分はこうだ、ああだと自分の話ばかりする人に対して、眉をひそめる価値観もあったりします。

でも、自己開示と成功には深い関係があることを実感しました。

わたしの知人に、”タマゴ”が好きな人がいます。
ランチを一緒にしていると、トッピングの「煮卵」は必ず注文します。笑

本人曰く、「そこまで好きってわけじゃない」と言いますが、客観的にみて十分、好物の域に入ると思います。

どの程度のゆで具合が好きなのか。
それを自分でつくるためには、何分がベストなのか。
茹でているときの留意点は何か。

など、非常に詳しい。
実験(体験)がたくさんあります。

卵のブランドにも知識が広い。

また、別の知人は「あんこ」が好きです。
あんこ入りの食べ物は、和菓子はもちろん、洋菓子でもなんでも好きです。

はっきりした好みが知れ渡っているので、彼の誕生日には、デスクが埋まるほどのあんこもの=好物が届きます。
プレゼントを考える手間も省けるし、絶対に喜んでくださることがわかっているので、安心してみんなそれをお届けしますね。

また、タマゴのことで、あんこのことで、
知りたいことがあると、まずその人に連絡をして聞くようになります。

「いま、一番美味しいタマゴって何?ブランド名、知らない?」
「最近、洋菓子にあんこを使うようなものをやたら目にするけど、そんなトレンドあるの?」
「郵便局の前に新しく出来たお店って、美味しい?」
といった具合です。

好きなものを周知しておくと、好きなものが自分に集まります。
情報も集まるので、そのことにより詳しくなります。
たくさんの味見をしていて、経験値が上がるので、どんどん詳しくなります。その情報を頼って聞いてくる人が増えていきます。お役に立てる情報を返せると、やがてその道のプロとして評判が広がります。

「たまご」や「あんこ」に限らず、これは万事に通ずる法則だと感じました。

ゴルフが好き。
中でもシャフトに詳しい。
ボールと飛距離のちがいに関して精通している。

好きなことの範囲が狭くてマニュアっくなほど、評判になりやすいかもしれませんね。

これをさらに抽象化して、
「仕事」について考えてみるとどうなるでしょう?

この分野のことに一番詳しいのは、自分の知り合いの中ではAさんだ!
そう思うと、Aさんに意見を求めますよね。
聞かれたAさんは、知らないことであれば好きだから放っておいても調べます。Aさんは結果的に、また1つその道について詳しくなります。聞いた人も最良の信頼できる情報を得ることができます。

・マーケティング
・プログラミング
・社内の人脈
・社外の人脈
・これまでの業務の経験で知り得た知見

それを周囲に伝えておけばおくほど、
その情報がさらに集まり、より一層、知見が深まります。

それがやがて、自分にしかない強み、特徴になり、
新しい仕事に繋がったり、新しい人脈を得たり、
本当に自分が楽しくやれる、願う仕事に近づくパワーになるのではないかと思います。

全くの偶然で起きることは実はないような気がします。
全ては自分がこれまでに言ったり、行動したり、人と関わってきた結果のこと。「風が吹けば桶屋が儲かる」ように、複雑な関連性や偶然の化学反応を経て、一つの結果が出てくるのかもしれませんが、好きなことを自覚し、周囲に伝えておくと、それに関連する事象や人脈を引き寄せるパワーになることは、間違いないと思います。

そのために、自分の好きは何か、
何なら一生懸命できるか、
それを周囲の人にちゃんと伝えているか、
ということが土台になるのではないでしょうか。


なかなかの男性社会で30年働いてきたテレビマンが、コーチングやカウンセリングで「自分らしく生きる」を支援中。限定少数しか出来ませんが小学生からシニアまで。