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【将来を考える人へ】職業えらびより自分の在り方を考える。

最近では中学生からキャリア教育があったりしますよね。
高校生になると、
就職を考えたり、
進学する人も、その先、どんな仕事をする人になるのか、
考えなさいなーという場面に遭遇します。

大人もそうです。

VUCAの時代と言われて久しいですが、
終身雇用は崩壊し
転職市場が徐々に拡大しています。

老舗の大企業に勤めている人でも、
転職する仲間もいるし
他社から転職してきて新しい仲間になる人を見ることも多くなっているのではないでしょうか。

こんな中、感じることを書いてみます。

ついつい将来を考えるとか
キャリア教育とかいうと

なんの仕事につくのか?

と考えてしまいがち。
メンターとなって導く教師やコーチ、指導者もそうなる人が多いように感じます。

具体的なイメージがしやすいので、それはそれで悪いことではないのでしょうが、子どもを持つ一人の親として、また人材育成事業に携わる一人として感じるのは、

職業えらびより前に
どんな人でありたいか。

が土台に必要だということです。

ここがはっきりしている人は、ある仕事に深く関わっていくにしても、
転職してキャリアチェンジをするにしても
また出産や育児、大切な人の介護や看病などで
一時的に「働く」時間が変動しても

感情的に乱されたり
自分の指針を見失って混乱したり
焦って後悔する選択をしてしまったり

することが起きにくい気がします。

どんな人でありたいか?

生きている中で、大切にしたい人は誰か。
誰とどんな絆を持ちたいか。
お金はどのくらい欲しいのか。
社会的な地位はどんなものが欲しいのか。
自分のカラダ(健康)はどうありたいのか。
どこでどんな人とどんな暮らしをしたいのか。

こんなことに対する自分の本心からの願望を
言語化しておくのも重要です。

その上で、まずはどんな目標を達成したいのか。

そのためには、どんな職業につくのか。
自分で事業を立ち上げるのか。

年齢とともに、また経験をつむ中で、変化があっても構いませんが、
目先の職業えらびだけを考えてしまうと、
思ったのと違う、
会社のなかでやりたいことがない、
希望の部署に行けなくてやる気がなえた、

というようなことが起きやすくなります。

また、家族を犠牲にして働き過ぎてしまったり、
自分の生活習慣によって健康を害して人生プランが変わってしまったり、
難しい問題を引き寄せてしまうことにもなります。

何を優先したいのか、
どんな人間になりたいのか。

「わたし」株式会社として考えてみる

どこでどんな仕事をしていても

お金をいただくことは必須ですよね。
お金をいただくということは、誰かの役に立つサービスや商品を提供できているということです。

会社ではよく「人」「もの」「金」をどう貼り付けるか、
という考え方をします。

社員、スタッフという人数。
会社が持っている、製造機器や商品を生み出すためのアセット。
会社が再生産に使える資金。

これを「わたし」という会社があるとして考えてみると
発想が変わったり思考を整理しやすくなるかもしれません。

わたし株式会社

「人」

どんな人脈を持っているか
いざとなったら呼んでこれる人にはどんな人がいるか
何人いるか
その人のスペック(できることなど)は何か
など

「もの」

自分にはどんな知識や技術があるか
できること、得意なことは何か
どのくらいの時間、働けるか
など

「金」

どのくらい稼ぎたいのか
個人資産はどのくらいあるのか
いざとなったら融資や投資で集められる金額はどのくらいあるのか
やりたいことをやるためにはいくら必要なのか
など

というような感じです。

最初に就職活動をする新卒生にとっては、ここまで考える必要はないかもしれませんが、転職を考えている大人にとっては、考えやすくなる方法かもしれないと感じています。

いづれにしても、
自分の資産を増やし、自分の「人材力」をあげ、人脈を築いていくために、何からやるのか。

その先に、どんな人生を送りたいのか。
どんな人でありたいのか。

ここを考えずに、職業えらびに終始しないほうが
自分の軸を持って生きる人に近づきやすい気がする今日この頃です。


なかなかの男性社会で30年働いてきたテレビマンが、コーチングやカウンセリングで「自分らしく生きる」を支援中。限定少数しか出来ませんが小学生からシニアまで。