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弓は弾く前から選別すべし

 楽器選びと弓選びを両方同時に進めるのは組み合わせ的にも結構大変で数を弾けば弾くほどわからなくなってきますよね。弦楽器店にいくと大体5〜6本くらいが出されてくるのでそれを3本の楽器で比較していくとなると大変。なのであらかじめ選別できると楽になりますよね。そんな折、面白い動画を見つけました。

このシリーズは3本あるのですが、かなり見応えがありますね。よく弦楽器展で大量の弓から一本を即座に見つけて、生徒にこれを買いなさいという先生をみかけるのですが、やはりわかる人にはすぐにわかるのですね。

それにしても同じグレードで同じ価格帯であっても当たり外れが結構あるもんですよね。感覚的にはわかっていましたがこれほどとは。30万をこえる弓でもこんな感じですか! だから工房の職人さんは30万は中途半端。お金を出すなら60万以上の弓にしなさいという理由かもしれませんね。60万だと日本人作家のマスターメイド弓が購入できますからね。そういうことね。フムフム。それにしても弓を見抜ける人はかなり得をしているということですよね。

他にこんな動画がありました。定番弓のピエール・ギヨーム氏の弓の解説ですが、「硬さ」「反り」「太さ」のグラフで表示して解説しているのがわかりやすいですね。

ビオラ弓の解説あったのですが、ある程度の柔らかさもやはり必要なようですよね。強すぎるとスピカートしたときに尖った音になりすぎるのですよね。

いずれにしても、弓の反り具合を判断できる目をやしなわないといけないようですね。弓のスタイルはさまざまあるので反りの入れ方はスタイルも考慮しなくてはならず、なかなか難しいです。

それにしても福井さんの解説がめちゃくちゃうまいですよね。数多くの弦楽器専門店をたずねていますが、弓についてこれほど博識でわかりやすい解説をしてくれる人はいませんね。演奏家+弓職人の目をもっている人はかなり貴重です。弓の反り具合とスタイルについてはもっと細かくみる必要があると反省しましたよ。

●補説
以下のサイトに弓のスタイルと特徴のわかりやすい解説があります。
国際楽器社のサイトから


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