ヴィオラ用の松脂を購入していなくて、バイオリン用の黒猫ダークを使っていましたが、もう少ししっかりかかる松脂がほしいなということでバイオリン界では有名なレザーウッドビスポークを購入することにしたのですが、２種類まとめて買うかとりあえず１種類にするか迷いました。弦楽器店で試したところバイオリンの場合はクリスプの方が良い感じがしていたのですが、ヴィオラとなるとより引っ掛かかるサプルの方が良いかなあと散々悩んだあげく、どうせ２つ試すのだから全部購入するかということで、店員さんに伝えたところ少しびっくりなさったようでした。弦楽器マニアのサガなのでどうしようもない。
　さて、このレザーウッドビスポークにはサプルとクリスプの２種類があってそれぞれ少しずつ傾向が違う商品になっております。木製のパッケージを特殊な紙で包みシカ皮を巻いて高級感を演出し、種類の違うものを用意されたら弦楽マニアとしてはこれは買うしかないでしょうということです。マニア心を掴むなかなかうまくてエグい商売ですよね。
　今のところどっちも良い感じなんですがサプルの方がしっくりきますかね。季節の変化もあるので梅雨になるとクリスプですかね。まあヴィオラ専用の松脂に変えてよかったとは思っておりますが、松脂なのでネットで宣伝されているような劇的な音色変化というまではいかないですね。音量はかかりが良いので多少増えたかなという感じです。
　あと高級感はよろしいのですが、使う場合はシカ皮の紐を外して、紙巻きから松脂木製パッケージを落とさないように注意しながら抜き出すという手間がかかるのですよね。まあ急いでなければそれでよいですけどね。

　それとヴィオラ弦も新調しておきましたよ。ヴィオラの場合はドミナントよりもエヴァ・ピラッツィとオブリガートに人気があるようなんですが、ここでもまた悩んでしまって中間のエヴァ・ピラッツィ・ゴールドを選択しました。今のところまあ普通という感じです。３時間くらいで安定するので実践向きかなと。それにしても最初に張ってあったパーペチュアルは結構優秀な弦だったのですね。少し値段が高いけど長持ちするとのことを製作者の鈴木恒平さんがおっしゃっておりました。あとオブリガートとエヴァ・ピラッツィとバイオリン弦でお気に入りのワーチャル アンバーを試してみてどうかという感じですね。とにかくバイオリン弦よりも高いので、種類を試すのはなかなか大変です。