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Millenniaのデモ機が来た

昨日、Millennia HV3Cのデモ機をとりに渋谷のロックオンカンパニーに行ってきました。Millenniaの場合はお店経由での貸し出しになるので、その重さと大きさに心配していたのですが大したことはなかったのでほっとしました。それにしても味気ない筐体。天板が塗装されていない金属でいかにもアウトボードという感じ。もう少し高級感があってもよいと思うのだけれども、プロ用機材なので素っ気ないもんです。

さてプリとして期待している音色ですが、やはり弦楽器に定評あるだけあってうまく録ってくれます。質感がとてもいいですね。このくらいの値段を出せば、最新のオーディオインタフェースのマイクプリを凌駕できるということを実感しました。

さて、現在のところの候補は3つですけれども、ノイマンの最新マイクプリであるNEUMANN V 402もロックオンさんからも薦められ、かなり評判が良いようですが、これは予算オーバー。
ついでに、ロックオンさんのWebで強力にプッシュしているクリア系マイクプリのSym・Proceed SP-MP2について尋ねてみたところ、その製品は完売しており、次回は1chのモジュールタイプで近々発売とのこと。この製品ってロックオンさんが制作していたのですね。

さて3つの製品のデモ機を使う幸運に恵まれたのですが、どれを購入するかなると悩みますね。

1.Grace Design 201mk2
 最新型で価格が安いのと軽量で持ち運びできるのがよいかも。音質的にはスタジオの無響室で音を収録している感じですかね。とても音がクリアーで余計なことはしていないという感じ。プロ演奏者で自分の音色にこだわりがある人に良いかもです。

2.Millennia HV-3C
心配していたのが発熱がすごいとかいう記事を読んだことがあるのですが、これは大丈夫なようですね。1日中使っても発熱なしでした。音質的にクラシック音楽の演奏者ならこれを選ぶというのがわかる気がします。独特の艶がありますね。

3.SPL Crescendo duo
こちらは解像度が素晴らしく、弱音で弾きたくなるプリアンプでした。Graceも解像度が高いのですが、どちらかというとエンジニアっぽい感じ。Crescendo duoはコンサートホールを意識した解像度という感じがします。Millenniaのような上品なエフェクターぽい盛り込みはしないのだけれども、音が自然というか録音レベルの余裕を感じますね。VUメーターが搭載されているし、高級感のある筐体とつまみの操作感が良いですね。後は価格ですかね。

追記:HV-3Cの奥行きは楽譜2冊弱ですね。

HV-3Cを上から


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