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密にならない山歩き②~脊振山~

こんにちは。
スタッフ田村です。

2月は「人の少ないルートで山を歩いてみよう」というテーマで、色々とルートを考えています。

前回の様子はこちら。


今回は、脊振山へ行ってきました。

福岡県側から脊振山を登る場合、車谷ルートを利用する方が一番多いのではないかと思います。
矢筈峠に真っ直ぐ上がるルートですね。

しかし、今回はそっちではなく、
脊振山へ直登するルート、いわゆる『本当の車谷(本チャン車谷)』を遡行してきました。

登山口から矢筈峠に上がる際に横切る標高600m付近の林道を終点まで詰めると、そこから脊振山頂まで真っ直ぐに伸びている沢筋(谷)が見つかると思います。
これが本チャン車谷です。

人があまり入っていないこともあり、草花が大変美しい谷でもあります。
そして、何と言っても車谷の名前の由来となった「車」があります。

※本チャン車谷は一般登山道ではありません。行かれる際は充分にお気を付けください。


それではスタート!!

9:20 椎原バス停


まずは、椎原のバス停から、登山口を目指します。

30分ほどで、登山口に到着です。

9:45 車谷ルート登山口


ここから登山道に入ります。
とても美しい自然林の中を歩いて行きます。

朝の清々しい空気。気持ちが良いです。

ほどなく、林道に出ます。
ここを矢筈峠方面には行かずに、林道を終点まで詰めます。

林道終点


ここからは道がありません。
右の方から上がって行きます。

藪の中をしばらく行くと、すぐに沢に出ました。
明るく開けていて水量も豊富。
悪い倒木や間伐材の流れ込みなどもなく、歩きやすいです。
ここから本チャン車谷のスタート。

雪が出てきました。
表面を少し覆っている程度で1cmもありませんが、
雪の下が凍ってたりするので、気を付けながら歩きます。


ちなみに、いくつか分岐がありますが、水量の多い方を選んでいけば間違いありませんでした。

タイヤ①
タイヤ②


そして、ふたつのタイヤが出てきたところで、肝心の「車」を通り過ぎてしまったことに気が付く。。
引き返しました。

発見!!

車谷という名前の由来になった、車の残骸。
50年前からここにあるらしいです。

自衛隊の車が上から落ちた…等々言われているみたいですが、詳細は不明です。
しかし、この深い谷の中に突如出現する朽ちた車、というのはやはりなんだか不思議な光景ですね。


車も見れて大満足!ということで、さらに沢を詰めていきます。
すると滝が出てきました。

滝の下部
滝の上部


弊社会長いわく、滝の左岸(向かって右側)を普段は登っているそうなのですが、今回は無理をせず巻き上がります。
向かって左側から。
ロープが設置されていましたので、有難く使わせてもらいました。


滝を越えると、車道に出ます。
これを横断し、山頂に向かって藪の中を直登します。

腰の上まである熊笹をかき分けて進みます。
ひええ。

自衛隊のフェンスに沿って、ぐるっと回り込んで行くと、

脊振山頂の裏手に出ます。

12:02 脊振山頂


というわけで、無事登頂。
初めて歩くルートだったこともあり、なかなか時間がかかりました。

もちろん、ここまで誰とも会いませんでした。
密にならない登山、今回も大成功です。

山頂には、何名かの登山者の方がいらっしゃいました。
ゆっくりお昼を食べ、ゆっくり休憩。1時間ほど。

下山はせっかくなので、椎原峠まで足を伸ばすことにしました。

北側の谷の中と違って、日が当たってあったかいですねえ。
まるで春の陽気でした。

椎原峠から下山
美しいメタセコイアの森を抜けて、
14:20 車谷ルート登山口

椎原のバス停に戻ってきました。
15時台のバスに乗り帰路へ。


というわけで、今回も大満喫。
充実の山行となりました。

本チャン車谷は、また違う季節も足を運んでみたいと思います。
(夏場は藪漕ぎが大変そう)

次はどこの山に行こうかな。また計画します。
それではまた!^^


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