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食道がん日記#18 初めての大腸検査

抗がん剤の副作用も落ち着いてきて、次の内視鏡手術は日程調整中。体調は悪くないし、時間がある。ということで気になっていた大腸検査(下部内視鏡検査)を受けることにした。

先に結果を書いておくと、特に問題は見つからなかった。

大腸が気になっていた、というか今まで検査を避けていたというか。大変そうなイメージがある。未経験なことって怖い。食道がん罹患前から時々切れ痔があって、これは肛門科で診断してもらっていたのだけど、食道がんが発覚してからは疑心暗鬼度が増し増しなので不安になってくる。

そのうち大腸検査も受けようと思っていて、主治医に軽く聞いてみたら「検査しましょう!」(妙に乗り気)ということになり、さくっと2週間後に予約され、受けることに…。そのうち、のつもりで聞いてみたのでこんなにすぐに検査受けることになるとは思っていなかった。

検査説明を受け、前日・当日に飲む下剤を渡される。この量の下剤を飲んで当日朝、電車に乗る自信がない。病院近くのホテルを予約し前泊することにした。検査の流れの詳細をネットで調べて、ようやく現実感が伴ってきた。でもどのくらいしんどいかはわからないし、なんとなく嫌だなーという思いが消えない。

検査前日、17:00頃にホテルチェックイン。
18:00 検査食(ビスケット・ゼリー飲料)を食べる
21:30 下剤(ピコスルファートナトリウム)30滴を飲む
22:30 就寝
3:00 トイレ
5:00 起床
5:20 腸管洗浄液(モビプレップ)を飲み始める
5:35 トイレ 以降は30分毎くらい
7:00 排せつ物がほぼ透明になる
8:40 検査受付へ

腸管洗浄液は思っていたより辛くなかった。トイレに頻繁に行くことになるけど、下剤と違ってお腹が痛くなることはなかった。でも電車は無理だったな…ホテル前泊にしておいてよかった。電車も乗車30分くらいであれば大丈夫かも。

肝心の、緊張の、検査だけど、鎮静剤を打ってもらったので何も辛いことはなかった。初めての大腸検査で鎮静剤を使ってもらったので、鎮静剤なしの場合の辛さはわからない。検査前の準備は大変だけど検査自体は上部内視鏡よりラクかもしれない。

検査技師さんから「ポリープもなくきれいでしたよ」と言われてひと安心。観察のみで検査終了したので検査後の食事制限は特になかった。でも空っぽの胃腸が心配で外食する気にならず、帰宅してからお粥を食べた。

空っぽの腸。なんだかすっきりしたような不思議な気分。検査結果が問題なかったから、ということはわかっているけど。未経験ゆえの無駄な不安はなくなったので、気になることがあれば次は迷いなく検査を受けることができるだろう。

治療がんばります!