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画像生成AIに読み込ませるデータについて思ったこと

画像生成AI、凄いなーと思っていたのですが、気のせいかどれも似たような顔や体のものが多く見られ、たまにマンガやアニメのキャラクターとほぼ同じようなのを見つけるといった状態です。

マンガやアニメのキャラクター、あるいは実在する俳優に似せるにはどうやっているのだろう。やはりマンガやアニメの絵をデータとして取り込ませて生成させているのかなと思ったのですが、こちらのツイートを見てやはりそうなんだと思いました。

画像生成AIも、無の状態からマンガやアニメのキャラを描くのは無理なんだなと思いました。

アニメーターのX(Twitter)のプロフィールを見ると無断転載の他に画像生成AIも禁止としている人を見ます。二次創作はグレーゾーンでどこまでがOKかという具体的な線引きがなされておらず、黙認されているというのが私の認識なのですが、アニメーターの方が描かれた絵を手書きで二次創作された場合はどう判断されるのだろうと疑問もあります(手書きはOKで画像生成AIはNGとしたとき、そう判断した理由も気になります)。

マンガやアニメ、俳優の人物を画像生成AIで描きたいとなった場合、今のところそれらの元画像等が必要のようですが、上記のように画像生成AI禁止のものがあるとなると、足りない頭を使って考えたところ、2つの解決方法があると思いました。

1つは遺伝的アルゴリズムを使って絵を描かせるというもの。

以前、エッチな画像が欲しいので遺伝的アルゴリズムを使ってエッチな画像を生成するシステムを開発した人がいました。

面白いことを考える人がいるなと思っていたのですが、後日、TLに流れてきた画像をみたら、まだこれといった形になってないステンドグラスみたいな状態ですが、最初の時に比べてなんとなく体らしいものが見えました。

その後もいろんな人の協力を得て学習(?)していったところ、X(Twitter)に「これはエッチな画像です」と指摘され、遺伝的アルゴリズムのシステムが停止となりました。

遺伝的アルゴリズムについてはだいたいどんなものか本などで知っていましたが、それを具体的に実装したものを見るのはこれが初めてでした。そしてエッチな画像を作ろうとしたところ、X(Twitter)にエッチですと認められ、実験に成功したと言えます。

こういう形で画像生成AIに学習させて、何かに似せる、あるいはオリジナルを作るというのが1つめの方法。

もう1つは小説「プロジェクト・ゼロ」のように、人々が各人の体の各部分のパーツのスキャンデータを売買して、それを利用して画像生成AIに描かせるというもの。

これなら目なり鼻なり胸なりのデータを売買により入手するため、売る側が同意していれば問題はほとんどないかと。

頭の足りない私はこれくらいしか思いつかないのですが、何らかのデータを使わないとバリエーションが増えないのであれば、こうせざるを得ないのではないかと思いました。

テレビが登場したとき映画が無くなる!なんて言われたりしましたが映画は今でもありますし棲み分けみたいなのができているので、絵を描く仕事についても紆余曲折はあっても手書き、画像生成AIそれぞれが存在して棲み分けみたいなのができているのではないかと思うのですが、楽観的すぎますかね。

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