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特養(特別養護老人ホーム)の申込書を加筆・修正してきました。

今はなんとか介護ができているけど、将来にっちもさっちも行かなくなったときのために、3月下旬に特養(特別養護老人ホーム)の申込書を提出しました。

全国的なのか自治体ごとなのか分かりませんが、私の住んでいるところは毎年4月末、10月末が申し込みの締め切りで、4月に申し込まれたものは6月に審査して誰を優先的に特養にいれるかという順番リストが作成され、空きができたら上位の人から連絡して入ってもらう、という仕組みのようです。自分が何番目なのかは7月に電話なりで聞くことができるそうです。あと特養に入るには要介護3以上じゃないとダメという制限もあります(他にも細々とした制限があるようですが、大前提として要介護3以上があるようです。以前は要介護1から入れたみたいですが、いろいろあって3に引き上げられたようです)。

そもそもなんで特養なんていうのを知ったかというと、入院するとき問診票みたいなのを書くと思うのですが、そのとき退院したらどこに行くのかという項目に「自宅」の他に「施設」というのがあり、「施設?施設って何だ?施設って言われてもそれが何を意味しているか分からないし、施設を選んだとしてもそういったところとは契約とか予約とかそういったものはしたことないし、施設って何だろう?」と思いながら毎回「自宅」に丸をしていたのですが、今回両親がそれぞれそれなりの病気になり、病院のソーシャルワーカーと退院後のことについて話していたときに初めて施設が老人ホーム等だと知った次第で、その中に特養というのがあるのを知りました。

そんな特養ですが、申込書を提出後、両親とも入院をしなければいけない状態になり、病名も増えました(今まで病名が分からなかったものも主治医に「母(父)の病名って何ですか?」と聞いてそんな病名だったのかと知りました)。

提出時点と状況が変わったので(自宅にいたけど今は入院中だったり、新たに別の病気が見つかったりなど)、申込書の追加・修正をしたいと思い、特養の申込書をもらった近所の長寿サポートセンターに行って聞いたところ、区役所の○○課△△係に電話すれば大丈夫ですよ、と言われました。

最初は電話で修正等を行おうと思いましたが、私が電話が嫌いだったり口下手だったりうまく伝えられないんじゃないかという不安があったので、区役所に行って修正することにしました。

区役所の○○課△△係の窓口に行き、事情を説明して加筆・修正したいことを伝え、入居希望者(ウチの場合は母)の名前と生年月日を伝えると提出した申込書を持ってきてくれました。そして加筆・修正する箇所を青のボールペンで書き込み、再度提出して終了しました。

あとは6月の審査で何番目になるか待つだけなのですが、ソーシャルワーカーに聞いた話だと、長いと2,3年待たされることもあるそうです。理由としては、民間の同じような老人ホームより安い(約半分の利用料)というのが人気の理由のようです。ちなみに私の住んでいる区だと、特養が月額約15万円くらいなのに対し、民間だと月額約30万円くらいと倍くらい差があります。

ちょっと余談になりますが、昨日、2回目のソーシャルワーカーと話をしたとき、退院したら自宅ではなく施設だった場合の話になり、民間のそういった施設を探したり紹介する専門業者がいて、そこに電話をしたところ、月額35万円なら家から近いところが見つけやすいのですが、30万円だと小岩とか葛飾といったところになりますがと言われ、家からも病院からも遠いし、差額が5万円。1年で60万円。親の預貯金がほにゃらら円だから、これはキツいと思い、30万円くらいのところで探してもらうようお願いしました。これが中央区だったらもっと高いとも言われました。

あと月額利用料とは別に、入居するための入居金(一時金)が必要なところもあり、これは本当にピンキリで0円~1,000万円と大変大きく差があり(タイプミスではなく本当に1,000万円)、私の場合、最初500万円くらいのところを考えてみますかと言われたのですが、頭の混乱が少し落ち着いたので0円のところでお願いします、と言うことが出来ました。

何年か前に、老後資金2,000万円問題が出てきたり、それが消えたりしたことがありましたが、親がどのような状況になったか次第ですけど、2,000万円なんてあってないようなものだな、本当に必要な老後資金は2,000万円よりずっと大きな金額だなと思いました。もし、結婚されて双方の親がそれぞれ介護が必要となった場合、一体どうなっちゃうんでしょうね。

特養に入れる順番が何番目なのかは審査次第なので只々待つだけなのですが、とりあえず先を見据えてエントリーだけでもできたのは良かったです。

あと人生で一番のリスクは長生きすることなのかなとも思いました。生まれたときに「あなたは何歳まで生きます」と神託があればどのような生き方をしようかと計画を立てやすいんですけどね。

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