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モデルルームの楽しさ

2020年12月に築地に住む用のマンションを買ってリノベをして4月から住み始め半年が経とうとしている。

9月に物件探しを始めて12月に買うまでの約3ヶ月間で数え切れない数の物件を見た。マイソク(A4ペライチの物件情報が載っているデータ)やSUUMO、アットホームとデータだけ見た数なら100軒は有に超えていると思う。
購入後も何軒も見て、実際に内見に行っている数は購入を検討していた3ヶ月の期間と変わらない。
(むしろ増えてるかも。)

有難い事にインスタで不動産発信を始めてから家購入、リノベ相談のDMを何件も頂いており、こちらから発信するストーリーへのクエスチョンも本業のラーメンよりもエンゲージメントが高い。。嬉しい事だ。
1人友人にお世話になったリノベ会社を紹介して無事成約に結び付き数百万の売上にも貢献出来た。(好きでやってる事なので僕の懐には1円も入っていません。)

今回は内見を約1年間継続して気付いた事の中で特にモデルルームに触れていきたい。結論から言うと、リノベをして壁や床、建具やトイレなど全て自分で選んだせいか細かい点への気付きも増えた。
「観点が違う」と言って貰える事がとても多い。
そんな中で自分自身で気付いた点についてをまとめようと思った。

新築モデルルームに行こう

不動産を買う時新築か中古かという議題がしばしば発生するが僕の考え方としては断然中古派である。
なぜなら新築は買った瞬間中古となり、減価償却されていき、割高であるという点からだ。

新築が悪いという事ではないけれど、投資目線で住む用のマンションを買うのであればお勧めしない。

中には流山おおたかの森で1年前に買った新築を温めて売りに出し、たった1年間で1,000万円の含み益を出し売却したというケースもあるが、先見の明が必要であり投機的要素(ギャンブル要素)も強いので個人的にはやはりお勧めではない。

ではなぜ新築のモデルルーム内覧会へ行くのか
それはとにかく学べる量が滅茶苦茶多いからに尽きる。
新築のモデルルーム内覧会へ行くと担当者は大体若手〜ベテランで業界知識は勿論、その物件、競合物件、エリアについて精通している。
中古内見に行くと新卒や2年目など業界知識があまりない方が担当者としてつくケースもある。
色んな担当者と触れ合うという点でも推奨しているが、1つ確かなことは新築マンションを競合にも負けないように全力で売ろうとしている販売代理会社が揃えたそのエリアの再開発やエリア利点を含めた豊富な資料や紹介ムービーを提供して貰える。
事前に予習をしていけば質問タイムも濃い時間となりデータ上で見る情報や中古内見とは比べ物にならない情報が手に入る。そして楽しい。

モデルルームも実際に見させて貰えるが最近のトレンドなども掴めるし、カップルや夫婦、ファミリーで行っても遊園地感覚(僕だけかもしれない)で楽しめる。

無料で行ける、新築を買うつもりはないので購買意欲はないのに内覧会に行くのはちょっと、、

そう思った方、一旦落ち着きましょう。

第一に不動産は比較が全て。比較をするのに中古ばかり見ていても全体像が掴めない。
築地エリアの新築価格は坪500万円前後で売りに出されている。(2021年8月現在)
中古で2010年クラスだと坪420万前後、新耐震ギリギリだと坪330万前後、旧耐震だと坪270万前後といったライン。
マクロ的に見て次にミクロ的に見て初めて割安なのか割高なのか適正な判断が出来ると思ってる。

だから新築モデルルームも行ってみよう。
滅茶苦茶楽しいよ。

リノベの参考になる

モデルルームは基本的にその物件の購買意欲を高める為に映えに映えさせている。
「5,000万円の部屋がこちらです」と案内された部屋も実際には壁紙クロスやオブジェなどの仕様をゴリゴリに変え、エクストラコストであるオプションが施されている為、とにかくワクワクする仕様感になっており、実際には6,000万くらいの部屋だったりもする。

僕が不動産購入後のリノベを行い唯一後悔したのは物件探しの期間に新築モデルルームの内覧会にも足を運べば良かった事。
リノベをする際にショールームやインターネットでのデザインについての検索、SNSでの他の方のリノベ事例、本数十冊と色々と目に触れたが当時はまだ新築モデルルームに行った事がなかった。

モデルルームには最新の物やクリエイティブな物が各所に導入されていて、例で言うと
・ソフトモーションレール
キッチン扉/引き戸や部屋の扉などが音を立てずにゆっくりと半自動で閉まる仕様。
・吊り引き戸
床に引き戸のレールがないもの。狭い部屋だと窮屈感もなくなり、レールだと溜まってしまうゴミやレールが邪魔してルンバなどでの自動清掃が出来ないといった問題を解決してくれる
・洗面室ミドルミラー
3面鏡と流し台の間に設置されている横長の鏡。空間を広域に演出させる目視効果と高級感を出す。小さな子供でも顔が映る。
といったような物から学びを得られる。
こういう点に気づくのも一度リノベを行ったこともあり、一緒に内見に行った友人からはよく「見る観点が違う」と言ってもらえる事がしばしばある。

リノベをした事がない方でも、この前見たあの部屋の洗面室気に入ったから真似したいなとかキッチンの仕様こんな感じにしたいなとか内見をしていると何か気付きや感じる事があると思うので、写真に撮っていざリノベをする際の参考にすると良いと思う。

こんなところだろうか。新築モデルルームの魅力が伝わってくれたら嬉しい。
不動産購入予定の方に少しでも参考になると幸いです。

写真はこの前行ったパークタワー勝どきミッド/サウスの外観。
首都圏最大規模の3000戸、つまり約3000世帯がこの勝どきに2024年新たに流入される。ベイエリアが畑の三井が手掛ける最大級のプロジェクト。

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