就活生にぜひ読んで欲しいと思って書きました。就活は人生の大切なターニングポイントだからこそ本質を語りたいと思います。

突然ですが、私は東京ディズニーシーのシンドバッドの冒険のアトラクションが大好きです。

一番好きなアトラクションはタートルトークですがシンドバッドの冒険は並ぶ時間が短いので一回遊びに行くと3回乗る事もあります。

シンドバッドのアトラクションが何故大好きなのかそれは音楽が素晴らしいから

アトラクションに揺られていると聞こえてきます

人生〜は冒険だ

地図はなーいーけーれーどおーー

宝もーのーさがーそーう

しーんじてコンパスオブユアハーート

この言葉が私の人生の真理であり、私の芯であると遊びに行くたびに思います。

人生のコンパスは自分の心にあります。

テレビで見た吃音障害のある人の就活のお話

吃音とは普通に喋っている時にどもってしまい言葉が続かなくなってしまう障害の事です。

吃音の障害がある大学生の就活ドキュメンタリー番組を最近視聴しました。

大学生の彼は営業職を希望するも内定はもらえず、面接の結果はどこが悪かったのかまでフィードバックはしてくれないので就活がうまくいかない要因が吃音なのか別の所なのかはわからずに苦しんでいる姿が印象に残りました。

大学の友人達は内定が出ていく中、彼はまだ内定は出ません。第一志望の営業職を諦めてIT関連を受けるがダメ、ほかに業界を変えるもダメ。

ここで私が心を痛めた出来事があります。

吃音障害は医師にも障害と認められているため、企業に障害者枠で面接を受ける事も可能で大学生の彼は障害者枠での就活も考えたそうです。

しかし、大学生の母親が登場し、息子は障害者ではないから何とか通常の枠で就活を頑張って欲しいとコメント。

息子も母親の為に障害者枠での就活はやめて通常の枠で就活を頑張りたいとコメント。

企業は障害者を雇用する事で税制面で優遇される措置があります。

この制度を母親のチンケなプライドの為に彼は使わないのかとテレビを見ながら思ってしまいました。

人生の主役は就活生の彼自身なのに母親がしゃしゃり出てきて未来を変えられてしまったのです。

自分の息子を障害者と認めたくないという考え方こそ障害者への偏見であり、

障害者＝不幸こんなことはありえません。

幸せの定義とは自分が楽しい、面白い、満足だと思う事だと私は思っています。

どんなにお金持ちでも何か不安だ、楽しくない事を嫌々しなくてはならない、周りよりもお金では裕福でも心が満たされていなければ幸せではないと思いますし、お金が周りと比べて少なくても毎日楽しいと感じながら生きている人は幸せな人だと私は思います。

自分が何か相手にして喜んでくれた時が嬉しいならばどんどん人が喜ぶ事をやればいいでしょうし

漫画を読んでいる時が楽しいならばどんどん読めばいい。漫画家を目指すもよし、漫画家評論家を目指すもよし。

料理している時が幸せならば料理人を目指せばいい

食べる事が好きならば誰よりも食べ物に詳しい専門家になればいい

自分が楽しい、やってみたい、挑戦してみたい

全て自分のものさしで物事を決めていける人が幸せな人間だと思います

話はテレビに戻りますが

営業職からIT業界を受けるという姿を見ていても就活生のあなたは何をする事が楽しい事なの？

あまりにも一貫性が無い気がする。と見ていて感じましたし、

母親の障害者枠では就活して欲しくない発言を見ても

この親子の幸せって他の人と同じように健常者枠で就職する事がゴールなの？と見ていて感じました。

仕事って一日8時間以上拘束される事がほとんどで人生の3分の1は仕事なんですよ。今は働き方に多様性も生まれてきて色々な働き方ができますけどね。

心から楽しいと思える事じゃないと人生楽しめるのかな？と思ってしまいます。

番組の最後に彼は清掃関連の会社に就職が決まり頑張って働いていく決意を固めて番組は終わりましたが

私はやりたい事が出来る企業に障害者枠で潜り込んで挑戦する人生の方が後悔はなかったんじゃないかなと見ていて勝手に思いました。

彼の幸せは彼にしかわかりませんが、とてもじゃないけど自分のコンパスに従って就職先を決めたようには見えませんでしたね。

今まさに就活の時期ですが

志望する企業や志望する業界に全部落ちたとしてもどうしてもその企業や業界に行きたいならば就職浪人をした方が絶対に幸せだと思います。

周りがどんどん内定を貰って焦る人もいると思いますが周りなんて関係ありません。羨ましく見える内定者も実はやりたい事が出来る会社に内定を貰ったわけではなく年収が高いとか福利厚生が良いとかそんなくだらない事で会社を選んで幸せだと勘違いしているだけかもしれません。

私自身が年収高めの企業で何年も働いていましたが特に幸せを感じませんでした。年収が非常に高い超有名企業に就職したのに今では楽しそうに農家を営んでいる友人もいます。

農業で30連勤しても仕事が楽しいそうです。福利厚生めちゃくちゃでも楽しいものは楽しいんですよ。

年収や福利厚生、知名度で企業を選ぶと後悔します

周りにマウントを取るため、周りに遅れを取らない為に本当にやりたい事が出来ない企業を選ぶと後悔します

周りが有名企業の内定で自分が無名企業の内定でもあなたがやりたい事が出来る企業に内定を貰えたならばあなたの方が人生の勝ち組です。

周りからどう思われるか気になるかもしれませんがあなたの事なんて誰も気にしてませんから全然大丈夫です。就職して1年もすれば大学の同期がどこで何をしているかなんてどうでもよくなります。

就活で周りを気にする人は結局、就職先で周りの人と比べたがる呪いが継続していくだけです。

周りなんか関係ない自分の心は何が楽しいのか

自分のコンパスはどちらに行けと指し示しているのか

他の人に自分のコンパス、自分が楽しい、ワクワクするという事を邪魔されないように就活を頑張って下さい。

最後に就活の時にどんな人にも一度は現れる悪魔のコンパスを紹介します。

このコンパスについていくとあなたの人生がつまらないものになるかも。

就活の時にあなたの邪魔をするコンパスの代表はこれら

親はこの企業だと誇らしいと思うかな？

大学の同期よりも私の企業の方が年収多いかな？

この企業なら将来は安定かも

あいつよりも内定の数が少ないどうしよう

周りが説明会に行くみたいだから私も行こう

そもそも就活で自分を見つめ直した時にやりたい事が見つからないなら自分の楽しい事をお金に変える方法を編み出せば就職なんてしなくていいんですよ。

就職する事で楽しい事が出来なくなるならば就職しないで生きていく方法も考えた方がいい。

音楽が好きとか演じる事が好きな人がサラリーマンなんかやっていたら仕事が苦痛で退屈でしょうがないかもしれませんよ？

お金のために就職するならば自分の好きな事をお金に変える方法も真剣に考えてみましょう

就活は内定だけが全てではありませんし、本当にやりたい事のある希望の企業を落ちたならば就職浪人という選択もありです。

自分のコンパスに従い自分の心が喜ぶ方向に未来を切り開き皆さんの人生がより楽しくなる事を願っています。