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エルチェvsエイバル

エルチェ 1−0 エイバル
フォーメーション。

攻撃
エルチェ
・監督交代によりかなり志向するスタイルは変化した印象。ショートパスへのこだわりを捨て、ロングボールを多用。2トップの高さや強さをシンプルに使うシーンが増えた。少しエイバルと似ているような気もしたが、配置に工夫が見られるシーンもあったので少し紹介したいと思う。

23分のシーン
マルコーネのサリーにより右サイドに数的優位を作る。(黒で囲っている所)エイバルはディオプがフリーだが、スライドして食いつくと、中央に大きなスペースが生まれ、2トップに簡単に縦パスが通ってしまう。アドリブで対応するには難しい。

25分のシーン
テテとバラガンが隣り合うレーンにそれぞれポジションを取る。段差を作り、エイバルが人に食いつくのを利用してテテがHS→大外に流れながら裏のスペースへ。結果的にサイドラインを割ってしまったが、高い位置まで運ぶ上で効果的なプレー。

エイバル
・ロングボールを2トップのフォジカル的な強さを使いマイボールに。そこからサイド攻撃という狙い。ただこの試合に関しては、サイド攻撃をかなり警戒されており、ヒルやレオンには2枚で対応され、配給が得意なエスポジトも複数人で囲まれるシーンが多かった。それにより良い状態でクロスを上げられない、深い位置までエグれない状況になりチャンスは少なめな印象だった。モヒカの守備時のポジショニングが怪しかったのと、後半の相手の疲労からチャンスは生まれたが、得点まで持っていけず。相手の研究と自分たちの決定力不足で無得点に終わった。
守備
エルチェ
・相手のサイド攻撃をキーマンに対して複数人で対応することでチャンスを作らせなかった。あまりハイプレスを仕掛けることは無かったが、中盤から後ろにかけての守備は非常に強度が高かった。スタミナだとエイバルに分があるので後半65分以降くらいからサイドを突破されるシーンが増えたが、守りきり無失点。
エイバル
・ミラーゲームなので基本的に1対1で各所勝負しに行く。少し似たようなスタイルを志向するエルチェに対してよく守っていたが、セットプレーから失点。個人的にはもったいない失点のように感じた。

感想
エルチェはサッカーの内容が180度変わり驚きました。残留を狙うにはこういった戦い方も時には重要かもしれません。エイバルは自分たちのやり方がブレませんが得点力不足が気になります。やはり日本人選手に期待してしまいます。それではまた。

Pickup Player ルーカス・ボジェ
見た目から分かる通り、空中戦の強さやポストプレーが魅力のCF。フィジカル的な部分だけでなく、足元のテクニックも備わっており、時間を作ることにも長けている。今季は今の所4G。さらなる活躍に期待したい。

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