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らめれこボドゲコラムvol.009_レイクホルト

vol.009-レイクホルト(2018年)

こちらの記事にいらっしゃった皆様、こんにちは。
らめれこげーむず!の「うにかんてんてー」と申します。
今回も楽しく、ボードゲームレビュー行ってみよう!

と、その前に。
2020年になりましたね、今年もよろしくお願いします。

さて、今回のテーマは、温室で育てた野菜をお客さんに振舞い、
一番多くのお客さんに満足してもらえた人が勝つという、
ほのぼの系ワーカープレイスメント「レイクホルト」です。

デザイナーは、ゲーマーならみんな大好き、ウヴェ・ローゼンベルク。
アグリコラやカヴェルナ等で有名なお方です。
フレーバーが若干似てるかもしれませんね、実家が農家なのかしら。

ただし、人気な重ゲーに比べて、ほのぼの系なのです。
ワーカーは3つ、そのワーカーが働く為のコストはナシ。
お金の概念も採用されてなく、得点トラックも一目で分かる仕様。
さらにゲームそのものも、7ラウンドで終了となっており、
意図的に中量級ゲームとしてデザインされているようです。

それなりの数のアクションスペースが最初から選択出来るので、
うわー大変だなー、と思うものの、実際にやれる事はわりと単純で、
野菜を温室に植えるか、育った野菜を収穫するか、
あとは、複数の野菜を育てるために新しい温室を準備する、ぐらい。

ちなみに、育てる野菜は、
トマト、レタス、キノコ、カリフラワー、ニンジン、の5種類。
各野菜のコマは、色・形が良い感じで、ゲームを盛り上げてくれる。
なお、野菜コマを入れるトレーも、雰囲気良いね。

お客さんに振舞うフェイズで、手持ちの野菜コマを消費するんだけど、
何故か1ラウンドに1回だけ、逆に野菜コマのお裾分けがもらえて、
その上で、得点トラックまで進める事が出来る。
でも、このおかげで、アクション計画がより悩ましくもなるし、
地味に各プレイヤー間での得点差があまりつかないように調整されてる。
プレイ時間が比較的短いし、点差も少なければ、
負けた人も、もう1回やろうって言いやすいのではないかと思う。

ワーカープレイスメントのゲームは、比較的難しいものが多いので、
そういったゲームの導入にちょうど良いのでは、と思います。
ローゼンベルク好きな方には、若干物足りないんだろうな、とも思う。

なお、ロールプレイ的には、
「先ほど収穫されたばかりのお野菜です、是非ご賞味下さいませ」
「この国ではニンジンは高級ですから、沢山育てましょう」
「もう温室経営はやめじゃ、畑は全部売り払おう」

とか使えると思います、どうぞ。

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