【ズボラ自戦記・反省会】通信将棋VS常盤台メイ③

はじめに

常盤台さんとの3局目。
配信で指した81の将棋を含めれば4局目。この人との対局は全局印象深いもので、今でも記憶に残っています。
本局も炎の10番勝負と題して10局並行で通信将棋をしている中の一局として、今回も落とさない気持ちで臨みました。にしては、ちょっと雑な将棋になってしまいました。ここに反省会を行います。(内容・文章は雑です。悪しからず)

VS常盤台さんで悪手や大悪手、平均センチポーン差が100を超えたのは初めて。
手の粗さがはっきりと表れている

VS常盤台メイの意義

通信将棋の3局は序盤巧者同士の主義主張がぶつかり合う展開になっています。
振り飛車党で多彩な戦術を編み出す常盤台さんと、居飛車一刀流のワンパターンでも独自のシステムを持つ私。
「大体の指針とその場の工夫で悪くせず、中盤で自分の力を発揮して勝つ」
「事前の戦法整備とソフト的感覚で局面を良くして、中盤で相手の力を発揮させずに勝つ」

お互いズボラ序盤術の使い手でもここまで方向性が違うのもなかなか面白い。なんて思いながら序盤戦を強く意識しながら指しています。

ただ、3局とも私の「良くする」姿勢がうまくかみ合ってしまっている印象です。
お互いに考えている「駆け引き」(以前の自戦記参照)として、
①ramhomeが銀冠穴熊を見せる
②常盤台さんが組ませないために何かしら動く
③暴発を咎める
ある種、自分の理想的な勝ちパターンなので、基本に立ち返ることができる常盤台さんとの対局は意義深く、そして面白いものと感じています。(お相手は面白くないでしょうが……)

毎回工夫を凝らしてくる常盤台さんのすごさは驚くばかりで、毎回楽しみにしています。
レート戦なので戦法を変えるわけにもいかず、悪い言い方をすると
「グヘヘ、さて、お前の工夫のストックはあとどれくらいあるのかな?」
という悪役みたいな感じの昏い悦びがあります(BLEACHだと藍染、黒バスだと灰崎?)お相手もなんとなく気付いているはずなので、どこかで振り飛車を避けたりレート戦を避けたりしてくるのかもしれません。

実戦

常盤台さん工夫の形に完璧な対応に成功(+700)

▲同桂が正解(+700)、▲34歩が先着できると思ったが△86歩が先に入るようです。仮に読み筋通り▲34歩△42角と進んでも▲85歩より▲85桂の方が良いみたい。


▲86歩が本命でしたが、△36歩からの順に自信がなく▲26飛
実はこれが微妙で、
▲86歩△36歩の順は▲85歩△37歩成▲同銀△34金▲55歩(△64歩▲86角)△55歩▲54歩が取れません! かなり深い読みが必要ですが、▲55歩が見えないのは訓練の不足を感じます。

ここから▲26飛△84銀に▲86歩ではっきり優勢を感じました。
(個人的には△86歩▲同銀が単純な桂得にしない手で読みの本線でした)
先手の桂得が確定する以上、後手はさらなる攻勢をかけるしかありません。
△95歩▲同歩△97歩▲85歩△95銀▲96歩△同銀に

これが個人的に一番の悔いです。
指した後に気づくミスをするなと言いたいところ。

先手はなぜか▲96同銀と進みます。
▲96同銀△同香▲73銀△同金▲同桂成△同玉▲95角△84歩▲65桂△62玉▲73金の際に△52玉がなぜかできないと脳内盤で錯覚、銀がタダで取れるという謎の認識から踏み込みました。
本当は▲92歩や▲84桂。読んではいましたが▲95角の捌きが絶品すぎて選べなかったです。実戦では△87銀成▲同金の順がなく端が突破されるので、これで+1600が+1000になります。弱い。

さいごに

調べてみると常盤台さんのご指摘の通り、工夫のはずの本譜▲24歩は逆に緩かったみたいです。
感想戦で負けがちなことから、中終盤力ではだいぶ負けているのではないかという疑惑の浮上を確認しつつ反省会を締めさせてもらいます。
安全勝ちを狙い過ぎているのかなんなのかわかりませんが、読みの浅さが課題となる一局。改善の道は遠そうです。
対局ありがとうございました。おやすみなさい。

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