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【ズボラ自戦記・反省会】通信将棋VS常盤台メイ⑤~VSノーマル中飛車~

はじめに

また某メイドさんに通信将棋を指していただきました。
今回はこれまでの4局から、趣向を変えたようで中飛車。
一手一日のペースで返してくれる彼女に応えてハイペースで指そうと思っていた……のですが、かつて苦手だった仕掛けでうんうん唸る展開に。
一手5日をフルに使って挑みました。

いやあ、悩ましい……(不知火明乃明星)


△45歩仕掛け周りの知識

△45歩▲同銀になんやかんやでいいはず……という知識はありました。
本譜は△45歩▲同銀△43金▲38飛△55角

仕掛けの局面。
この△45歩には▲同銀として、▲38飛+▲45銀で後手の34地点を狙って互角の知識はありました。そして、これは△43銀が入っている場合の知識。34のガードが間に合っていないのでより良いという認識がありました。

ただ、一点だけ抜けていることがあって、
これは「△55歩が突かれているときの知識」で、△55歩を突いていないことで△45歩▲同銀△43金▲38飛△55角が生じています。対応として正解は▲18飛で、この時に▲38飛が無駄になります。
▲38飛を活かす▲37桂も正解ですが、34を狙う筋がなくなるため以下△64角▲56銀△55歩▲65銀△42角から先手陣をまとめるのはなかなか難しそうな形になります。

桂頭や歩交換を受けづらく、銀の処置にも困る展開に
本譜はこの順にならなかったものの、桂頭など弱点が多い展開でした
悲観していた順も、途中で▲46歩を入れられればいい話でした。
ただ▲46歩△同角▲48飛△45歩以後自信を持てませんでした

△55歩が突かれているときの知識」を活かす場合(事実上の正着)は、
▲38飛に替えて▲46歩(や▲58金など)で陣形を整え、△55歩を突かせる手になります。無理に動こうとしたのがいけませんでした。

放置すると▲56銀と引けるので後手は△55歩と突きたい
歩得をさせる後手側は代償なしに銀を帰すわけにはいきません

その他

仕掛けの際にじっくりと指されたときの想定局面。
意外と嫌でしたがここで▲57金! がある
▲同飛成△62銀▲21車成△53銀には▲93銀があって勝ち、めちゃくちゃ。
よって△62銀は△62角の方が若干いいらしいです
安全に勝とうとして▲同歩……これはギルティみが深いです

おわりに

一刀両断したい形でしたが、力戦に持ち込まれ難しい勝負を強いられました。平均センチポーン差も100を超え過去最大。
わからない局面での手の精度を引き上げる必要性を改めて感じる将棋になりました。

疑問手1でしたが精査すると反省点は多い

対局ありがとうございました。
今回も大変勉強になりました……!

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