夜明けのヴァン(盤)に何を見る

ガンソはいいぞ

見るほどに味が増す傑作アニメ『ガン×ソード』、
中でも私がこよなく愛するのは最終話と第16話『輝くは電流火花』の怒涛の後半部です。
(1つの物語としての完成度は他の谷口悟朗作品(『スクライド』や『コードギアス』)と比べても全く引けを取りません。是非見て欲しい)

同時視聴のコメント欄を見ても誤解されてそうな方が多かったのですが、「ヴァンはエレナへの愛で復活した」「シンプルに考えるという感覚が」というのは少し違うかと(もう少し解像度の高い理由「……」があります)

最近の話

最近ramhomeさんがテンションの落差激しい、オブラートに包まず言うと「気が触れている」と思っている人は多少いるのではないかと思います。実のところ今もそう。

いろんなショックはありましたけど、一番は「自分の弱さ」
弱くなっていることには感づいていましたが、まさかここまでとは。
積んできた経験がすべて否定されたような感覚。
(私程度の棋力で言うのもおかしいですが)将棋が弱過ぎてはじめて涙を流しました。
将棋辞めてしまったら楽になれるのかしら、と思った時もありましたが、交流があったり通信将棋してくださっていたりする優しい方々のことを考えると……。なにより色んな人の返り血がこびりついた両腕が「何も得ずに終わってくれるな」と言う。

そんな失意の日々に、動画の中に”あの人”の声を聴きました。
パズルを解いたわけでもないし、鐘も鳴らなかったけれど……気付けば拳を突き上げて叫んでいた自分に気が付きました。

それは気づきであり救い。
でも、読者は将棋関係のこと以外関心がないと思うので、将棋の気づきだけ書くこととします。

あの一週間。勝つことだけを楽しみに将棋に取り組んでいました。
趣味の殆どを捨てて、目は血走っていましたし、あとのことなんて知りません。
将棋を無理やり従属・コントロールしようとするアプローチ。
今思い返せば、ガドヴェド戦の感覚を取り戻そうとして沼にハマるヴァンそのもの。

実際のところ、答えはもっとシンプル。
僕自身が将棋、将棋そのもの。で、無理に飼いならそうとすること自体が間違い。そんな簡単なことに気づくまで何十年……
(『これだ!! わかったぞ。操ろうと思い過ぎちゃいけない……。オレはダンだ!』)

勝利や論理だけじゃなく、自分や相手にしっかり向き合って、愛をもって指す。忘れていた感覚を取り戻せるように。

まだ胃腸はキリキリ痛みますし、精神的な脆さも残っています。
目標もないですしどれだけ頑張れるか。
それでも、ここ半年以上の低迷、その底は抜けたような感覚。
真っ黒だった空が少しずつ白みはじめて……

はよ寝ろ!!!!!!

「ramhomeさん、これってハッピーエンドなんですか!?」
「ああ、終わりだよ」

おやすみなさい。いい夢を

ramhomeさんより愛を込めて

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