妊娠後期~食欲との闘い~

妊娠生活前半はトラブルつづきだったのが一転、退院後はできるだけ安静にしていたのもあって順調そのもの。

つわりも焼き魚のにおい以外はすっかりおさまって、今度は止まらない食欲。

ところで、定期検診は赤ちゃんの成長を見られる機会なのでとっても楽しみなんだけど、毎回憂鬱だったのが診察前に行う血圧測定。

私はいわゆる白衣高血圧というやつで、家で測ると正常値なのに病院とかで測ると必ず高く計測されてしまう。
緊張とか、そういうのが関係あるのだろうかわからないけど、毎回測る前に30回くらい深呼吸をして心を落ち着けて望んでも4回くらい測り直しになる。ひどいときは機械ではなくて昔ながらの手動で看護師さんに測ってもらうやつでやってもらう。

産院はいつもとても混んでいるので、何度も測り直しすると行列ができてしまうから毎回ほんとに気が重かった。

それでももともと普通よりは血圧が高いんだと思う。
妊娠高血圧症候群になるととても危険だと聞いていたので、食生活はわりと気を使っていた。

それでも、食欲が止まらないのでつい間食してしまう。
体重も後期に入ってから面白いように増えた。
それに比例して、お腹の赤ちゃんの成長曲線も常に1番上を行っていた。

そろそろ、分娩方法を決めるのだけど、私は最初無痛分娩を希望していた。
そのためにこの産院にしたくらいだ。

無痛分娩を希望する人は、あらかじめ無痛学級というのを受けて承諾書にサインをしなければいけない。
年末に無痛学級を申し込んでおいたんだけど、予約日はちょうど入院中。

当日に診察に来た先生に相談すると、

「1時間くらい座りっぱなしだからね、出席はできないですね。」

といって、その場で簡単に無痛分娩の説明をしてくれた。

「ただ、あなたの場合子宮筋腫があるので、高い確率で予定帝王切開になると思います」

って言われた。

無痛分娩の場合は事前に追加料金を支払うのだけど、帝王切開の確率が高いのならもういいや、無痛じゃなくても。
そう諦めがついて、結局普通分娩希望ということになった。

それと、妊娠29週の頃に、4Dエコーというものをやってもらった。

お腹の赤ちゃんを立体的に見られるエコーで、お金はかかるけどDVDにしてくれたりするらしい。
胎児の異常を調べるスクリーニング検査というのを時間をかけてやってもらって、いざ4Dで赤ちゃんのお顔を...と技師さんが一生懸命顔を探すも、私のお腹の子は顔を完全に背中側に向けて撮影拒否(笑)

体の向きを何度か変えたりおなかを揺らしたりするも、まったく動かず、4Dエコー、断念。
私に似てなかなかの頑固者だということだけわかった。

とりあえずお腹の子もすこぶる順調、お腹の張りも出血もなく胎動も激しい。

あとの懸念は、帝王切開か否か、というところ。
無痛分娩希望だったはずなのに、なぜこうなった。

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