妊娠中期~安定期などない~

安定期に入った2019年の年明け。
1月1日、家で夫と犬2匹と家でゆっくりすごした。
明日は朝から近所の神社に初詣に行って、義実家に挨拶に行こう、と話し、早めに就寝。

1月2日の朝、おせちの残りを食べて、出かける準備をしてトイレに行ったら、また、出血していた。腹痛とかはなかった。

病院も正月休みだったし、安定期に入ってたからあまり深刻にとらえず、でも心配は心配だから一応病院に電話しておこうと思って電話した。

「念の為診察に来てください」

やっぱり診察かあ~、と少しがっかりし、でもまあ診察してもらって張りどめでももらってから初詣に行けばいいか、と思い病院へ。

診察を終えて先生に、

「入院しましょう。ご主人にきてもらって」

えっ、いつもより出血少ないのに...?とまだ軽く考えていたら、顔に出ていたようで先生に呆れた顔をされる。

「安定期に出血があること自体、異常なんですよ。」

なんだかすごくショックで、私の体は異常なんだってつきつけられたような気がして、泣きそうになったのを覚えてる。

初期の頃大量出血したときに先生に、次出血したら入院ですよ、と言われていたのもその時思い出した。

そして、一応準備しておいた入院セットを夫に取りに帰ってもらい、1月2日、即入院になった。

切迫流産のため、24時間張りどめの点滴をしてトイレ以外は寝たきり生活。
4人部屋に入ったんだけど私はその時たしか妊娠16週とかそのあたり。お腹もやっと膨らんできたかな、という程度に対し、他の入院している妊婦さんはみんな30週とか33週の切迫早産の人ばかり。

改めて安定期の自分が入院しているのはかなりレアなのかな、とさらに落ち込んだ。

入院生活も初めてだったのでただ寝ているだけ、起きるのはトイレとご飯の時だけという環境がつらくて毎日自宅の犬の写真を送ってもらい眺めていた。

入院中、毎朝お腹に赤ちゃんの心音を聴く機械をあてて確認するのが楽しみだった。ああ今日も元気だ、よかった、って思えた。

出血の原因は内診でもよくわからなかったけど、おそらく子宮筋腫があるせいで少し動きすぎたりすると出血してしまうのだろうとのことだった。

赤ちゃんに影響はないけど、出血が続くと感染症などが怖いので、完全に出血が止まるまで点滴を続け、2週間の入院を経てやっと退院できた。

退院するまでの間にはじめて胎動を感じることができた。
そして、この子を守るために、リスクを背負った私の妊婦生活は無理は禁物だと強く感じ、気持ちを新たにすることができた。

パート先の店長に、申し訳ありません、仕事を辞めます。と連絡し、出産まで体を第1に過ごすことを決意した。

家に帰って、リビングにあるソファー(私が独身時代にベッドとして使っていたソファーベッド)をベッドにし、基本はそこで寝て過ごすことにした。
家事は最小限にし、階段の昇り降りを控え、食事は義母さんに補助してもらった。

そんなこんなで安定期という安定期はない(?)ということを実感しつつ、順調に後期を迎えた。

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