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【Billboard Japan Hot10】2019.07.22~2019.07.28

今週のビルボード結果です。

傾向考察とオススメ楽曲は下にあります。


◆ 10位

日向坂46 ‐ ドレミソランド

⇩9(1位)

リリース:2019.07.17

所属: Seed & Flower

レーベル:ソニーミュージック

タイアップ:なし


◆ 9位

RADWIMPS ‐ グランドエスケープ feat.三浦透子

±0(前週9位)

リリース:2019.07.18

所属:ボクチン

レーベル:ユニバーサルミュージック

タイアップ:アニメーション映画『天気の子』挿入歌


◆ 8位

菅田将暉 ‐ まちがいさがし

⇩3(前週4位)

リリース:2019.05.14

所属:トップコート

レーベル: ソニー・ミュージック

タイアップ:フジテレビ系TVドラマ『パーフェクトワールド』主題歌


◆ 7位

あいみょん ‐ 真夏の夜の匂いがする

⇧13(前週20位)

リリース:2019.07.24

所属:エンズエンターテイメント

レーベル:ワーナーミュージック・ジャパン

タイアップ:TBS系 火曜ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~」主題歌


◆ 6位

Roselia ‐ FIRE BIRD

⇧853(前週859位)

リリース:2019.07.24

所属:ブシロードミュージック

レーベル:シロードミュージック

タイアップ:アニメ「BanG Dream! 2nd Season」挿入歌


◆ 5位

TWICE ‐ HAPPY HAPPY

⇩3(2位)

リリース:2019.07.17

所属: JYPエンターテインメント

レーベル:ワーナーミュージック

タイアップ:なし


◆ 4位

Official髭男dism ‐ Pretender

⇧1(前週5位)

リリース:2019.05.15

所属:ラストラム・ミュージックエンタテインメント

レーベル:ポニーキャニオン

タイアップ:映画『コンフィデンスマンJP』主題歌


◆ 3位

RADWIMPS ‐ 愛にできることはまだあるかい

⇧1(前週4位)

リリース:2019.07.18

所属:ボクチン

レーベル:ユニバーサルミュージック

タイアップ:アニメーション映画『天気の子』主題歌


◆ 2位

SKE48 ‐ FRUSTRATION

⇧166(前週168位)

リリース:2019.07.24

所属:ゼスト

レーベル:エイベックス・エンタテイメント

タイアップ:なし


◆ 1位

TWICE ‐ Breakthrough

⇧48(49位)

リリース:2019.07.24

所属: JYPエンターテインメント

レーベル:ワーナーミュージック

タイアップ:なし


◆ 所感

今週のトピックスとしては

・ついに『マリーゴールド』がTOP10から陥落。

・TWICEの2週連続のリリース戦略。

の2つについて考えます。


まず、『マリーゴールド』に関して、今週のチャートでは11位に陥落しました(前週は8位)。

ですが、相変わらず、ストリーミング順位(3位)とYouTube順位(4位)は高いので、今週だけの現象かもしれません。

というのも、上位ランクインにしやすい法則として、いまだに国内に関してはCDセールス(いわゆるPKGの売上)の順位が大きく起因していると予想されます。


今週は、TOP10のなかにCDセールスが主戦場のアイドル曲(アニメから飛び出した曲も含む)が5曲入っており、半分を占めています。

また、あいみょん自身も新曲の『真夏の夜の匂いがする』をリリースしており、こちらはしっかり7位にランクインしてきているので、顧客層のカニバリが発生しており、旧譜が新譜に押し出された形でしょう。

とはいえ、チャートに長く入り続けるには、ストリーミング順位が肝となってきますので、その部分が低いアイドル曲はもって2週が良いところです。

結論、早くて来週、無難に再来週には、TOP10に復活してくるのではないでしょうか。


続いて、TWICEの2週連続リリース戦略に関してですが、これは曲の内容も含めて新規顧客に対する認知の仕方としては巧妙かと思います。

そもそも認知がなければファン化のパイは増えませんので、適度に露出をしていく必要があります。

ですが、時代が大きく変化しており、昔のように出せる面が限られていたため、面を確保すれば売れる、というような時代は残念ながら終わってしまいました。

そのため、認知をしてもらうための方法に必要なのは、営業力ではなくマーケティング力だと感じています。


そういった意味合いで、連続リリースというのは話題性作りのためにこれまでも使用されてきましたし、有効そうだなというのはなんとなく感じられます(そもそも日本人は新しい物好きなので)。

が、それだけではなく曲調、スタイリングなども含めて、大きく変化をつけてきている今作はより認知してもらえる可能性が広がるのでは、と思っています。

これも昔からたまにやられてきている戦術ではありますが、ここまで完璧に振り切ってやっている事例は珍しいと思うので、実績の進捗をしっかりと追って、小鳥遊の仕事にもいかせるよう学びを得たいと思います。


◆ オススメ楽曲

TOP10に入らなかった気になる曲と今日の個人的推し曲を紹介したいと思います。


まずは気になる曲の方ですが、今週は4曲です。


一曲目は前週111位から12位に大幅ジャンプアップした

765 MILLION ALLSTARS - Flyers!!! 

仮想空間でのライブというのは、アメリカ人DJのMarshmelloが行い、史上最高の観客動員数を記録したことで大きく話題になりました。

今回のこの曲はMV上での表現ですが、近い未来に親和性の高いアーティストはネット上でのライブを積極的に行っていることがあるかもしれません。


二曲目は、初登場13位にランクインした

紗倉ひびき(ファイルーズあい)、街雄鳴蔵(石川界人) - お願いマッスル

小鳥遊的には、少し抵抗を感じてしまうサムネなのですが、聴いてみるとキャッチ―でノリやすい意外と良曲です。

全くの初見&無知でこの状態なので、このアニメを見ている層にはもっと受けていることが想像できます。


三曲目は前週572位から大幅ジャンプアップで15位にランクインした

10-FEET - ハローフィクサー

この辺りがユニバーサルミュージックの凄みのように感じます。

とにかくリリース曲が幅広い。

もちろん10-FEET自体も素晴らしいバンドで大好きなのですが、これだけ多様なアーティストを抱えられてしまうユニバーサルが羨ましく感じるのと同時に、負けないようにと気が引き締まります。


最後の4曲目は、前週90位から20位にジャンプアップした

E-girls - シンデレラフィット

曲調を聴いて懐かしい気持ちになった人も少なくないはず。

E-girlsが一番勢いに乗っていた時の曲調の感じが出ており、原点回帰をして曲自体のクオリティが押しあがった気がしています。

歌唱力、ダンス等のパフォーマンスはさすがLDH系というレベルの完成度です。


◆ 個人的推し曲

今日の推し曲は、小鳥遊が音楽の道を志すキッカケとなったバンドの一番好きな曲です。

もうライブ等で音と雰囲気を感じられないのが残念でたまりませんが、いまだに多くの人の心の中で生き続けていることでしょう。

個人的には、当時、世界で戦えるあと一歩のところまで行っていた唯一のバンドだと思っています。

Pay money To my Pain - Home

ライブ版も合わせてどうぞ


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