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今日もしょぼいボス争いをするゾ

現在の資本主義の世界で
生きていくのは大変です。

どうしても
お金の奪い合いに
なってしまいます。

お金の量でもって
喧嘩しているようなものです。


喧嘩に負けると
少しずつ生きづらくなるのです。

だから虚勢を張ってでも
負けるわけにはいきません。

それは猿山のボス争いです。

そんなシステムの中で
僕たちは生きているようです。


20代の終わりの頃に
そんなことがホトホト嫌になり
生活をコンパクトにし始めました。

生活、生き方の
断捨離を始めたのです。

気づいたら
ずいぶんと生きるのが楽になって
これは素晴らしい、、
と思っていました。

だけど、しばらくして
そこで同じ思考に
陥っている自分を発見しました。

ボス猿争いの思考が
抜けないのです。


それは、
断捨離を進めた方が偉い、
という感覚です。

今度はお金の量ではなくて
捨てた物、捨てた煩悩の量で
誰かと競っていたのです。

アイツの方が
物が少なくてスゲー、
負けてる、みたいな。

部屋を伽藍堂にしても足りず
他に捨てられるものはないだろうか、と。

ミニマリスト一本勝負、、
というところでしょうか。


精神世界にもハマりました。

そこでも同じことが
起こります。

誰かよりも自分の方が
精神性が高い、とか
よくわかっている、とか
そんな風に競うわけです。

そういう人って、
そんなことありません〜
って顔をしているのだから
これは余計にタチが悪いのです。

猿山の中は
坊さんの群れ、、、でした。


もう、笑うしかありません。

バカみたいなことを
ずっと繰り返しているのです。

それで今、
僕は農業をしているわけですが
そんなバカなことを
また繰り返さないようにとは
常々思っている次第であります。

ま、そのうちに
気づいたらそうなってたりしてね。

俺の方が
しょぼくて偉い〜
みたいな。

ダハハハ〜〜


ま、人間だもの、、
という感じですか。


いや〜しかし
資本主義にも
ミニマリズムにも
精神世界にも
感謝しています。

それがなかったら
今の僕はありませんからね。


* * * * *

むかし書いたブログから転載しました。

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