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しょぼい百姓ってなに?

「しょぼい百姓」って
ずいぶんひどい目標設定だな、
と思われるかもしれません。

わざわざしょぼくなりたくないよ、とか。
どうせなら、立派な百姓になりたい、とか。

でもこの「しょぼい百姓」というキーワードに
ビビッと来る方がたまにいらっしゃるんですよ。

それは、嬉しいことですね〜〜

しょぼい百姓という生活スタイル

僕は自虐しているわけでも
奇をてらっているわけでもありません。

ただ、しょぼい百姓で生きていきたいのです。

いや、ますます
意味がわからないって?

「百姓」はまだ意味がわかるとして
問題は「しょぼい」のほうですね。

それはたぶん、
「しょぼい」のが「良い」ことだとは
思えないから、でしょう。


一般的には
しょぼい、のは悪で負け組、
しょぼくないのが、正義で勝ち組なんですね。

でも、僕は「しょぼい」
という言葉を使います。


なぜなら、僕は
「しょぼい」のが「とても良い」と
思ってるからです。

しょぼいと、
いろんな問題が解決したり
すごく楽しくなったりするんです。


僕は田んぼで米を作ってますけども、
大きな田んぼはやりません。

小さな田んぼです。

しょぼいでしょ、でもね、これが楽なんですよ。

田んぼが小さいと
収量ももちろん少ないですから
機械なんかも小さくていいですね。

なんなら手作業でもいいや、
って感じになります。

田植えを手作業でやっていますが、
いろんな方が面白がって、遊びに来てくれるんです。

だから、もうお祭り、大パーティ状態で
めっちゃ楽しいんです、なんかいいでしょう。

田んぼは小さくても
自分の分の米くらいは作りたいですね。

で、余った分は販売しましょう。

だけど販売するのも、普通は大変ですよ。

買ってくれるお客さんを探して
クレームでもつかないように気を使って
付加価値だ、価格設定だ、ブランドだ、と
どうにかして買っていただくわけです。

お金をかけて宣伝しなきゃ、
お金をかけた分は取り返さなきゃ、
でかい機械にでかい納屋、
でかい借金にでかい返済、
大きいことはいいことですか。


もちろん、
それが好きならそうすれば、サイコーです。
いや、そんな人は必要です。

でも、僕みたいなビジネスセンスゼロの男が
やっちゃダメなんです。

僕がそんなことをやっても
上手くいかないのは、
僕の今までの人生で実証済みなんですよ!

で、そうそう
うちの田んぼはしょぼいから
売る分がそんなにないんです。

余ったお米は、お売りできますので
欲しい人だけどうぞ、って感じです。

熱心にペコペコ営業するほど、
そもそも量がありません。

しょぼいでしょ、でも楽ですよ。

いわゆる、足るを知るって今風なやつ

そんなんで生活できるの?
って思うかもしれません。

これはそれぞれの生活スタイルや
家族の状況や、いろいろあるでしょうから
一概には言えません。

人それぞれですね。


でも、そもそも
適当な稼ぎで適当に暮らせるような
そんなスタイルにしていけばいいんですよ。

格好つけて言えば
足るを知るってことです。

要らないプライドも見栄も常識も
要らないでしょう。

いや、要るか要らないかを
世間や社会や普通や常識に「決めてもらわず」
自分で「決めたら」いいのです。

どうです?

格好いいでしょう、今風でしょう。

しょぼい、ですけどね。
バイトもしてますし。

うちの米自慢

ちなみに、うちの米は、、

ピロール農法、
完全無農薬、
元肥も入れず、
山奥の一番水で、
自家採種し、
苗から育てて、
中干しはせず、
ハザ掛け、天日干し、
籾付き保管してます、
っていう米です。

自分の作りたい米を
作りたいように作っています。

こだわりを突き通すのは
一般的に大変です。

でも、しょぼいレベルなら
全然、普通にできます。

1キロ1,000円の米です。
5キロで5,000円。

高いですか?
送料は別です。

でもたまに、安すぎる、なんて言われてます。
ま、でも言うても米ですから
値段はそんなもんでしょう。

それで、卸しはしません。
全量、直接販売します。

卸すほどありませんし、
そんなことをしたら買い叩かれて
お金が全く残りません。

あるいは、買い叩かれる前提で
田んぼを何倍も
大きくたくさんやるしかありません。

それはそれは、しょぼくない田んぼですね。。
大変ですよ。
すぐにお金の計算を始めないと。

それがマ〜普通、なんでしょうけども。

しょぼいことに意味がなくなるまで

しょぼい、というのは
前時代的な価値観で「あえて」言うならば、
ということです。

誰かと比べて
アイツはしょぼい、俺は偉い、とか
もうそんな時代じゃありません。

そんなことはもう、全く必要ありません。

だから、しょぼい百姓は
未来、ただの名称になります。

そこに何の意味もありません。

今はまだ、
少しの皮肉を込めて
そう言っているだけです。


僕らは、
好きなことを
好きな時に
好きなようにやればいいのです。

それが世界を豊かにして
同時に自分も豊かにします。

自由に生きるんです。

しょぼい百姓、という生き方は
自由に生きるための一つのアイデアです。


そんなアイデアは
他にもいろいろあるでしょう。

それこそ十人十色です。

ぜひ、ご自身に合いそうな生き方を
探してみてください。
それはただ、多様性です。

オイラはイケてる、しょぼい百姓

googleで
「しょぼい百姓」
って検索してみてもらえますか。

ずらずらと出てきますが、、
全部、僕です。

ダハハハ〜〜〜

僕は今、
乗りに乗ってる「しょぼい百姓」
なんですよ!

しょぼい百姓界隈では
ちょっとイケてる僕なんですよ。

ダハハハ〜〜
他に誰もいませんけども!

どうでしょうか。

何か、ビビッと来たら
あなたもしょぼい百姓的なやつへ
舵を切ってみませんか。

少しず〜つ、ね。
慌てる必要は全然、ありませんよ。


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