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ブルーローズをあなたへ(2021.07.18)


一周忌と言う節目に合わせて素顔の春馬くんとその真摯な努力する姿を語って下さったボイストレーナーの先生の記事です。ぜひご覧頂きたいです。

彼は恵まれた環境に在りながら、それに慢心すること無く常に渇望していた。もっと…もっと先を夢見ていた。その視野は俳優としてのものだけでなく…エンタティナーとしての幅広い視野で物事を捉えていた。数々の作品に携わったスタッフや共演者から語られる姿は俳優を超えた目線でいつも現場に臨んでいたように思えます。スタッフやエキストラも含めてのファミリーの様な捉え方でいたのかな…その時の作品の仲間が家族のように目を配り、気を配り話し掛けていたと感じずいられません。彼の言う『家族』とは一般的に言う身内だけに留まらない、彼の中での大切な人たちを指すのではないでしょうか?キンキーブーツで杉村春子賞を受賞した時のコメントの『家族』とは本当の身内だけでは無く、彼を支える全ての友人・知人・恩師をも含む愛する大切な人たちの事では無いのか?と思って聞いていました。彼にとっては自然に存在する人たちこそが『家族』なのだろうと思います。
そう言う人たちに囲まれて、愛されて、自らも愛し大切にしてきた愛に溢れていた人だと思います。それは彼を慕うファン…春友たちを見ていれば分かります。彼に寄り添い、彼と共に歩んで来た彼女たちはブレません。彼を失った喪失感に打ちのめされても彼への愛は揺るぎ無く信頼する姿勢に勇気付けられます。どんな騒ぎが起きようとも毅然とした態度で信じるのは『三浦春馬』だと…彼と彼が信じたものを同じ様に信じるのだと言う真っ直ぐな愛しか見えないのです。


彼が遺したものは、数々の作品だけでは無く…彼が愛した者たちも含めて素晴らしい遺産なのだなぁ…とつくづく思わされます。彼の友人たちも、彼が成し得なかった未來を自分が頑張る事でわたしたちに見せてくれています。彼らの活躍がそのまま私たちの悦びとなってくれる事でしょう。

彼はその存在が失くなってなお、私たちや彼らにいつまでも夢を与えてくれています。

その努力に拠って幾多のものを我が物とし、その手にして来た努力のひと…不可能さえ可能に変えて来たひとだと思っています。その花「ブルーローズ」の様に。「神の祝福」を受けた申し子だったのかもしれません。生き急いだ心優しい天使の様なひとだと…格好良くて…イケメンで…優しくて…お茶目で…夢中になるとすぐに何でも忘れてしまうドジな、まるで雲の上の人の様で目の前に居る懐かしさのある青年。こんなひと…いままでドラマかマンガのキャラクターでしか知りません!現実にこんなカッコ可愛いひとが居るなんて奇跡です。きっと、これからも彼を超えるひとは出て来ないくらい強烈に唯一無二になってしまいました。こんなにたくさんのハートを鷲掴みにして去ってしまいました。わたしたちは永遠に片思いです…それもまた、しあわせなのかもしれません。

三浦春馬さんの1年目の命日に寄せて
                                               愛を込めてあなたへ

永遠の片思い  かずっちより




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