見出し画像

本屋さんイベントに行ってきて

「本屋さん、あつまる。〜春」に行ってきました。
ほぼ日さんの本屋イベントにはだいたい参加していて、生活のおたのしみ展でも河野書店から何冊か購入していました。
前回の「本屋さん、あつまる。」は2年前で、このときは出版社と書店の混合編成でした。今回は、独立系書店と、ほぼ日さんと関係の深い著名人(たらればさんやヤンデル先生など複数名)の選書棚という構成でした。

率直な感想は「つまらなかった」です。
というか、私には理解できなかったということで、楽しまれた方たちはそれですごく良かったと思います。
独立系本屋さんばかりの本屋イベントって、私にはハードルが高かった。月に1・2冊程度しか本を読まない者からすると、見慣れない本ばかりの中、何を手がかりに本を選べばいいのか、とっかかりがなさすぎました。

これはコロナ下でのイベントということも多分に影響してるのでしょうが、置かれている本の数がすごく少ない。仕入=売上に近いほど効率がいいのはわかりますが、商品が少ないと消費者は買わないものなんですよね。このへん陳列の常識というか当然皆さんご存知でしょうけど、私のように大量消費時代を過ごした人間はもう感覚が時代遅れなのか…。
面置きばかりなのも気になります。

画像1

その中で良かったのは、台湾の文学作品の本を手に入れられたこと。
『自転車泥棒』まだ未読ですが、台湾の本ってグルメ系が多いし、大型書店の海外文学棚の絶望的な少なさを考えると、こうした場じゃないと出会えなかったでしょう。韓国文学にもちょっと興味があるし、最初は試し読みになってしまうだろうけど、自分の読書エリアを広げていきたいです。

ほぼ日さんの本屋イベントはこれまでかなり良かったので、この先もぜひ続けてもらいたいです。同人誌・ZINE系のイベントはあるんだから、もっとフツーの本屋イベントが欲しい。東京国際ブックフェアももう何年も開かれてないし、私のような「本は好きだけどオタクってほどじゃない」という中間層をうまく拾っていけないと、本が「特別な趣味の人のもの」になってしまうでしょうから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?